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更新日:2021.06.17 / 掲載日:2021.06.17

SUBARUの魅力大研究【2】今買えるSUBARU車総まとめ

2021年5月中旬時点において販売店で注文可能なSUBARU車をまとめてお見せする。
これが今のSUBARUの全体像だ。

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SGP採用モデルへの世代交代がほぼ完了

 スバルが販売中の乗用車は、ダイハツ・トールのOEMであるジャスティを除き、すべてスバル独自の開発と設計による。また、WRX系とアウトバック(レガシィ)が生産終了、BRZは国内仕様がお披露目された次期モデルの発売待ちの状況であり、現在販売中の車種はすべて新世代プラットフォームのSGP採用モデルとなっている。具体的には、SGPのデビューモデルとなったインプレッサ(スポーツ/G4)、そのSUV進化モデルとなるXV、本格SUVとして企画されたフォレスター、SGPの導入とともにパワートレーンも一新したスポーツワゴンのレヴォーグ、以上4モデル。

 軽快に回る水平対向4気筒など共通したハードウェアによる独自の走行フィールはスバル車の魅力にもなっているが、SGPの導入以降は操安性や乗り心地の改善にも積極的であり、継承と同時に新しい時代のスバル車の走りへアプローチしている。パワートレーンに関しては進化過程の感も拭えない。レヴォーグから登場した1.8LやBRZに搭載予定の2.4Lなど次世代型への期待値はかなり高く、e-BOXERの進化と今後の展開も含めて、スバル車ファンならずとも注目点が多い。

インプレッサ スポーツ/インプレッサ G4

●価格:200万2000~292万6000円/200万2000~270万6000円
●発表年月(最新改良):’16年10月(’20年10月)

SGPを初採用、新世代SUBARUのベースとなったコンパクトカー

 新開発のSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を引っ提げてデビュー。SUBARU入門モデルの側面を持ち、カジュアル志向の1.6Lエンジン搭載車やFF車を設定する。また、「G4」は現在SUBARUのラインナップで選べる唯一のセダンとなっている。なお、G4にはe-BOXERやスポーティグレードの「STI スポーツ」は設定されない。

インプレッサ スポーツ

【ひとことインプレッション】
実用的なコンパクトカーもスバルらしい走りを見せる
 価格的にも車格的にもスバル車のエントリーに位置し、一般ユーザーに向けたウェルバランス感覚にスバル味を織り込んでいるのが特徴だ。車格的には上級コンパクト相応。一昔前なら1.8Lクラスに相当し、動力性能はその通り、2L車は余裕、1.6L車はわずかにトルク不足の感がある。もっとも、中高回転域の使用頻度が高くなってもストレスを感じにくいため、エンジン回転の上昇にも操る手応えを感じるドライバーにはほどよい。どっしりとした据わりのよさはほどほどだが、初期応答のいい軽快なハンドリングなど、実用志向の強いモデルながらスバルらしいファン・トゥ・ドライブを感じさせる走りである。

インプレッサ スポーツ

デザインコンセプトは「Dynamic × Solid」。アイサイトを標準搭載する。

インプレッサ スポーツ

SUBARUらしくスポーティなインテリア。本革シートがオプションで用意される。

SUBARU唯一となったセダン。e-BOXER搭載車がないなど、グレード構成がスポーツとは異なる。

スバルXV

●車両本体価格:220万~292万6000円
●発表年月(最新改良):’17年4月(’20年9月)

ドレスアップに留まらず、4WD性能にもこだわる

 コンパクトクラスのクロスオーバーSUVは今や最大の激戦区。タウンカーとしての性格が強いライバルがひしめく中にあって、悪路対応力にもこだわりを見せるのがスバル流。対地障害角を確保し、路面に応じてセレクト可能な4WDモード(X-MODE)を搭載している。ベースのインプレッサと同様に1.6L車もあるが、駆動方式は4WDのみである。

フォレスター

●価格:291万5000~328万9000円
●発表年月(最新改良):’18年6月(’20年10月)

タフなスバルを体現するSUVフラッグシップモデル

 ’18年の登場時からe-BOXER搭載車をラインナップ。その後、e-BOXER車のみの時期を経て、’20年にレヴォーグ譲りの1.8Lターボを搭載した「スポーツ」グレードを追加した。昨今のSUVでは少数派となったスクエアなボディフォルムは、使い勝手とタフな印象に貢献。海外での人気も高く、現在のSUBARUブランドをけん引する存在といえる。

レヴォーグ

SGPやアイサイトなど、コア技術がレベルアップ

 SUBARUオンロードスポーツの現時点でのフラッグシップ。ブランドの代名詞的な技術にさらに磨きを掛けたSUBARUの最新作で、アイサイトXやフルインナーフレームタイプのSGP、最上級グレードにはクルマの特性を統合制御するドライブモードセレクトを採用。洗練されたドライブフィールもあって専門家からも高評価を得ており、受賞歴も華々しい。

【アナザー六連星ファミリー】OEMモデル一覧

SUBARUは軽自動車生産からは既に撤退。ご多分にもれずラインナップが整理され、他社供給モデルでラインナップを補完している。

icon ジャスティ

●価格:196万4600~216万4800円

ベースはダイハツ・トール。1L3気筒を搭載し、スマートアシストを装備する。

icon プレオ プラス

●価格:91万5200~137万5000円

ベースはダイハツ・ミライース。エンジンは49PSの658cc直3。スマアシを標準装備する。

icon ステラ

●価格:119万9000~164万4500円

ベースはダイハツ・ムーヴ。52PSの直3NAを搭載、スマアシ標準装備。カスタム系もある。

icon シフォン

●価格:134万2000~206万2500円

ベースはダイハツ・タント。52PSのNAと64PSのターボを設定。カスタム系も選べる。

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●文:川島茂夫

提供元:月刊自家用車

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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