車のエンタメ
更新日:2021.06.08 / 掲載日:2021.06.08

オプションカタログから見る“面白クルマ考” 『フェアレディZ(Z33)』編

この記事の目次

 「そうそう、こんな装備あったよね。」「なんだこのアクセサリーは!?」
いわゆる販売店オプションカタログから、知られざる、名車・迷車の魅力を見ていこうというマニアックなこの企画。フェアレディZ(Z33)編をお届け。
●文:澤田真弘

Z33 2002年

非常にシンプルな表紙が印象的。ビルシュタインスポーツサスペンションキットなど、現行車のカタログと言われても違和感のないようなラインナップになってきた。

  • 「ムーディーな大人の空間を演出」してくれる、ムーディーイルミネーションは1万9000円。エアフィルターはNISMOブランド。

  • カセットデッキやMDデッキ、3連奏MDオートチェンジャーも用意。カーウイングス用のビーコン対応キットも。

チューニングパーツが多数を占めるZ33のカタログ

 Z33フェアレディZは、Z32が生産を終了してから2年の時を経て2002年7月に登場した。この代から、時の人となってしまったあの「カルロス・ゴーン」の息のかかったクルマになる。彼はGT-RとZは日産の象徴になるクルマだということで、その名を捨てずに留めておくことを選択。カタログはその登場時の2002年7月のものである。

 Z32ではなかった、サスペンションキットやマフラー、アルミホイールなど、アクセサリーというよりチューニング方向のオプションが加わっている。ただ、これまであった自社ブランドではなく、サスペンションキットはビルシュタイン、アルミホイールはレイズ、マフラーはフジツボと有名どころをそれぞれ寄せ集めた感じのオプションパーツになってしまったのは、「オプションマニア」としては少し残念なのかもしれない(!?)。

 ドライバーの運転を快適にさせるようなオプションも設定されている。バックカメラやブラインドカメラはモニター装着車用のオプションに。MОMОステアリングやドライバーが横Gを受けたときに身体を受け止めるニーパッドなども設定された。

 ディーラーオプションのカーナビはDVDに進化。しかしメーカーオプションの選択もあったので、オプションカタログではパナソニック製を掲載。ザナヴィやクラリオンは姿を消していた。また、オーディオもこのカタログ上では少なくなっていたが、それでも1DIN、2DIN両タイプの設定がなされている。

提供元:オートメカニック

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