輸入車
更新日:2021.05.10 / 掲載日:2021.05.06

SUV特集/今、SUVが選ばれるこれだけの理由

写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年6月号の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。

わずか十数年前に、今のSUVブームを予測できた人は、いったいどれだけいただろうか。とにかく、売れに売れているSUV!その勢いは、よりコストパフォーマンスが求められるコンパクトモデルにまでおよび、さらにこの先は数々の電動モデルがスタンバイする。この人気の正体を、今月はじっくり調査したいと思う。

売れている!注目新車10選

文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス、MINI
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


自社ブランドのハッチバックやワゴンからの乗り換えに加え、国産ブランドユーザーからも、続々と買い替え流入しているのが、輸入コンパクトSUV。気がつけばかなりの激戦状況!今回は数あるモデルのなかから、編集部が自信を持ってオススメできる新車をご紹介します。

アクティブな現代人には最高の相棒!?

 かつてはレジャーやスポーツなどを楽しむための相棒として選ばれることも多かったSUVだが、今や乗用車の大定番にまで成長。街角にあふれる国内外の多彩なSUVの姿も日常となった。まさに時代は、SUVブームの真っ只中にある。その人気の背景にはさまざまな理由が挙げられるが、特筆すべきは、そのオールマイティさだろう。最新SUVは、日常での使い勝手を重視したこともあり、セダンとワゴンの魅力を兼ね備えた欲張りな存在となった。そこに所有欲を満たす力強いデザインやアイポイントの高さによる運転のしやすさなどの魅力も加わる。アクティブな生活を好む現代人にとっては、まさに最高の相棒なのだ。
 そのなかで存在感を増しているのが、コンパクトな輸入SUVだ。日本の道路事情にもマッチするサイズ感に加え、カジュアルからラグジュアリーまでキャラクターも豊富。このクラスだと、街乗り主体の2WDが中心だが、モデルによっては4WDも選べる。しかもブランドエントリーの役割を担うため、価格も300万円前後からと現実的なものも多いのも、支持の高さにつながっている。最新モデルでは、課題であった先進の運転支援機能も強化。エントリークラスから見劣りしない内容を備えるようになっている。
Profile
自動車ジャーナリスト

大音安弘
クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。

[フォルクスワーゲン Tロック]ゴルフからの乗り換え組が多数!?

 内外装のカラーリングとクーペライクなスタイルが魅力のカジュアルコンパクトクロスオーバー。ゴルフ7ハッチバックと同等のサイズながら、室内とラゲッジはより広々。2Lディーゼルターボによる力強い走りは、週末にも大活躍する多様性の高い1台だ。

フォルクスワーゲン Tロック TDI Rライン(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4250×1825×1590mm ●ホイールベース:2590mm ●車両重量:1430kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:150ps/3500-4000rpm ●最大トルク:34.7kgm/1750-3000rpm ●新車価格:410万3000円~459万9000円(Tロック 全グレード)

[ボルボ XC40]ボルボユーザーの拡大に貢献中!

 ボルボエントリーも担うコンパクトSUV。ボルボで最も若々しいスタイルの中には、北欧テイストの上品な空間が広がる。ボルボ自慢の先進機能は他モデルと共有し、小さな高級車という仕上げ。全車がガソリン仕様の電動車で、PHEVや4WDも用意する。

ボルボ XC40 リチャージプラグインハイブリッド T5 インスクリプション(7速AT・7G-DCT) ●全長×全幅×全高:4425×1875×1660mm ●ホイールベース:2700mm ●車両重量:1810kg ●エンジン:直3DOHCターボ ●排気量:1476cc ●エンジン最高出力:180ps/5800rpm ●エンジン最大トルク:27.0kgm/1500-3000rpm ●モーター最高出力:82ps ●モーター最大トルク:16.3kgm ●新車価格:409万円~649万円(XC40 全グレード)

[ルノー キャプチャー]さらにスタイリッシュに!コスパにも優れる

 第2世代に進化した現行型は、ちょっと上級化したが、高コスパを誇る。Bセグワイドのボディで、居住性と実用性を向上。しかし、小まわり性を高め、街中での使いやすさは先代同様だ。先進安全装備の充実に加え、ドライブを盛り上げるBOSEサウンドも標準だ。

ルノー キャプチャー インテンス テックパック(7速AT・EDC) ●全長×全幅×全高:4230×1795×1590mm ●ホイールベース:2640mm ●車両重量:1310kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1333cc ●最高出力:154ps/5500rpm ●最大トルク:27.5kgm/1800rpm ●新車価格:299万円~319万円(キャプチャー 全グレード)

[ジープ レネゲード]親しみやすいが中身はしっかり者!

 米伊のコラボが生んだジープ兄弟の末っ子。ジープらしい武骨さと愛らしいサイズが魅力的。FFベースだが、エンジン車およびPHEVの4WDも用意するのは、ジープらしいこだわりだ。

ジープ レネゲード トレイルホーク 4xe(6速AT) ●全長×全幅×全高:4255×1805×1725mm ●ホイールベース:2570mm ●車両重量:1860kg ●エンジン:直4マルチエアターボ ●排気量:1331cc ●エンジン最高出力:179ps/5750rpm ●エンジン最大トルク:27.5kgm/1850rpm ●モーター前・後最高出力:45ps・128ps ●モーター最大トルク:5.4kgm・25.5kgm ●新車価格:299万円~503万円(レネゲード 全グレード)

[DS 3 クロスバック]このデザインは日本車では出会えない!

 フレンチラグジュアリーが生んだ超個性派クロスオーバー。豪華で前衛的な内外装デザインは、かなり刺激的に映るが、高級車らしい快適性を重視したクルマだ。EVのE-TENCEも用意。

DS 3 クロスバック グランシック(8速AT) ●全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm ●ホイールベース:2560mm ●車両重量:1280kg ●エンジン:直3DOHCターボ ●排気量:1199cc ●最高出力:130ps/5500rpm ●最大トルク:23.5kgm/1750rpm ●新車価格:373万円~426万円(DS 3 クロスバック全グレード)

[MINI クロスオーバー]すでに人気ポジションをしっかり確保!

 MINIワールド拡大の立役者は、2世代目である現行型も人気。機能的だが、MINIらしいカスタマイズの自由さも魅力。この手のクルマにはめずらしい高性能モデルJCWがあるのもうれしいところ。

MINI クーパーS E ALL4 クロスオーバー(6速AT) ●全長×全幅×全高:4315×1820×1595mm ●ホイールベース:2670mm ●車両重量:1770kg ●エンジン:直3DOHC ●排気量:1498cc ●エンジン最高出力:136ps/4400rpm ●エンジン最大トルク:22.4kgm/1300-4300rpm ●モーター最高出力:88ps ●モーター最大トルク:16.8kgm ●新車価格:430万円~609万円(MINI クロスオーバー 全グレード)

予算をアップすれば悩ましいほど選択肢が広がる!

 このため、ダウンサイザーやファミリーからの視線も熱いのだ。オススメとしては、小さな高級車を求めるなら、XC40をプッシュ。そして同じ高級志向でも、DS3クロスバックには、着こなすおもしろさがある。またコスパでは、サイズアップと装備の充実化が図られったキャプチャーがいい。
 高価格帯に足を踏み入れると、悩ましいほどに選択肢が広がる。かつては本格クロカンの独壇場であったが、近年は、高級セダンやスーパーカーのニーズもSUVが奪うように、多くの特別なSUVが生み出されている。BMWのフラッグシップであるX7もそんな1台。また高級車の花形であるラグジュアリークーペも、SUVにニーズを奪われており、今やクーペSUVは、ラグジュアリーブランドの必須アイテムとなった。
 もちろん、新たな個性派SUVも誕生している。それがランドローバー・ディフェンダーだ。クロカンの名門として知られる伝説の名車だ。全面刷新された最新型はボディこそ大きいが、最新技術により万能選手へと進化。なんと高速道路の走行も得意とする。それが500万円台からねらえるのだから夢もある。リセールも期待でき、空前の大ヒット中だ。
 ホットなSUV市場をねらい、各社から続々と新型車が登場するが、その背景には、世界的なSUVニーズの拡大に加え、EVやPEHVとの相性のよさもある。作り手から見ても将来性は抜群なのだ。まさに自動車界の最先端にSUVはいる。その鮮度の高さも、選ばれる大きな理由なのである。

[メルセデス・ベンツ GLB]絶妙なサイズで7人乗りを実現!

 Gクラスを彷彿させるタフなデザインと日本でも使いやすいサイズを備えたコンパクトSUV。未来感あふれるインテリアは、先進機能も充実。しかもミニバン的な3列7人乗りシート車でもある。現代のファミリーカーのニーズをすべて押さえた欲張りな存在だ。

メルセデス・ベンツ GLB 250 4MATIC スポーツ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4650×1845×1700mm ●ホイールベース:2830mm ●車両重量:1760kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1991cc ●最高出力:224ps/5500rpm ●最大トルク:35.7kgm/1800-4000rpm ●新車価格:518万円~704万円(GLB 全グレード)

[アウディ Q3 スポーツバック]高い機能性とデザイン性を両立!

アウディ RS 5 クーペの走行イメージ

 先進性を取り込んだデザインと、上質さや走りのよさなどアウディの魅力を凝縮したクーペSUVのエントリーモデル。その特徴は、クーペライクなフォルムによる独自の世界観だ。オーソドックスなSUV「Q3」と基本を共有するので、機能や快適性にも申し分なし。

アウディ Q3 スポーツバック 35 TDI クワトロ Sライン(7速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4520×1840×1565mm ●ホイールベース:2680mm ●車両重量:1710kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:150ps/3500-4000rpm ●最大トルク:34.7kgm/1750-3000rpm ●新車価格:452万円~563万円(Q3 スポーツバック 全グレード)

[BMW X7]このサイズにして走りは見事にBMW !

 BMWのフラッグシップモデル7シリーズのSUV版で、堂々たるデザインと豪華装備を誇る。快適な3列シートのキャビンを備え、高い悪路走破性はもちろんのこと、BMWらしいスポーティな走りも得意とする。まさに最上のおもてなしを提供できるSUVだ。

BMW X7 xDrive40d デザインピュアエクセレンス(8速AT) ●全長×全幅×全高:5165×2000×1835mm ●ホイールベース:3105mm ●車両重量:2510kg ●エンジン:直6DOHCディーゼルターボ ●排気量:2992cc ●最高出力:340ps/4400rpm ●最大トルク:71.4kgm/1750-2250rpm ●新車価格:1114万円~1623万円(X7 全グレード)

[ランドローバー ディフェンダー]最新技術をまとった老舗オフローダー!

 英国のSUV専門ブランド「ランドローバー」の原点を現代に蘇らせたクロカン。乗員の冒険心を刺激する本格的な内外装の作りやメカニズムが支持され、日本でも大ヒット中。モノコックボディ化でオンロードでの快適性も向上。よりマルチな存在となった。

ランドローバー ディフェンダー 110(8速AT) ●全長×全幅×全高:4945×1995×1970mm ●ホイールベース:3020mm ●車両重量:2240kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1995cc ●最高出力:300ps/5500rpm ●最大トルク:40.8kgm/2000rpm ●新車価格:619万円~1124万円(ディフェンダー110 全グレード)

[いよいよSUVにも本格的なEV時代到来!]これから登場する輸入車EV SUVを解説

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ボルボ、ランドローバー、GMC
続々とニューモデルが登場しているEV(電気自動車)SUV。特徴や販売開始時期など、現時点でわかっている情報を紹介する。

各社から出る新型EVにSUVタイプが多い理由

 2030年、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、全自動車メーカーが脱炭素社会実現のためにスタートを切った。
 具体的には、車両のパワートレインを電動化することで、化石燃料の使用量を極限まで減らしていくというのがその基本方針となる。なかでも主役に位置づけられるのがEV(電気自動車)。排出ガスのないゼロエミッション車であり、これらを販売することがメーカーにもメリットとなるように規制が設計されている。
 「電動化」というのは、純粋なEVに加えて内燃機関を活用するハイブリッド車やプラグインハイブリッド車も含まれるが、EV抜きでは2030年規制をクリアすることは不可能だと考えられており、自動車メーカーは生き残りをかけて新型EVの開発に投資を続けている。
 興味深いのは、新型EVの多くがSUVであること。これは、純粋にマーケットに人気があるということに加え、SUVであれば床下スペースにバッテリーを搭載しやすいという作り手側の都合にも合致している。さらにSUVはセダンやハッチバックに比べて車重が重くなるので、停止状態から最大トルクを発揮できるモーターとの相性がいい。
 こうしたさまざまな要因から、今後とも魅力的な電気SUVが登場することは間違いない。つまり、SUV人気も安泰だということだ。

[メルセデス・ベンツ EQA]GLAのEV版が登場 限定車は即完売!

 SUVをフルラインアップするメルセデスだけに、EVモデルがEQCだけというわけもなく、さらなる新型登場が期待されていた。そんななか登場したEQAは、その名が示すとおりコンパクトなSUVで、日本でも使いやすそうなボディサイズが特徴。航続可能距離は426km(WLTPモード)と発表されている。すでに日本導入記念限定モデル「EQA 250 Edition 1」が即完売するなど滑り出しも上々だ。

インテリアはガソリンモデルのGLAをベースに、EQモデルらしさを加えたデザイン。そこに静粛性の高さなど、EVのメリットが加わる。

[BMW iX]本国では2021年内に投入予定の新世代SUV

 下のiX3がX3のデザインを色濃く残しているのに対して、iXは内外装ともに非常にオリジナリティが高い。ボディサイズはX5に近く、一充電あたりの走行距離はグレードにより400kmから600km(WLTPモード)。軽量化と空力性能を追求し、Cd値は0.25と驚異的。2枚のディスプレイを並べたインフォテインメントシステムにも注目だ。

BMWの量産車として初となる6角形のステアリングや調度品のようなコントロール系統など、インテリアにも斬新なアイデアが投入される。

[BMW iX3]X3と基本を同一とするBEVモデル

 単なるX3のBEVバージョンという立ち位置ではなく、第5世代e-Driveテクノロジーのパイロットモデルという役割を持つiX3。中国に生産工場を持ち、中国を主力マーケットと位置付けているが、LCI(大幅改良)を機に日本市場に導入される可能性が高い。

エアコンシステムにヒートポンプ式を採用し、車内とバッテリーを効率的に最適な温度にキープする。ブルーの差し色が「i」モデルらしい。

[アウディ Q4 e-tron]コンパクトなボディに野心を込めた小型SUV

 4月にデジタルワールドプレミアされたアウディの新型EVであるQ4 eトロン。ブランドとしてコンパクトSUVセグメントに投入する初のEVであり、そのプラットフォームには将来の主力と目されている「MEB」が使われている。写真のSUVに加えて、SUVクーペも登場した。

ドライバーに角度をむけて設置された11.6インチの液晶モニターが、これまでのアウディにないインテリアのイメージを作り出している。

コンパクトなボディでありながら、520Lものラゲッジ容量を確保するなど、パッケージング面でも挑戦的。軽量化にもこだわっているという。

[ボルボ C40 リチャージ]美しいシルエットのクロスオーバーSUV

 BEV専用のスタイリングをまとうC40。一充電あたりの走行距離は約420km(WLTPモード)で0-100km/h加速は4.9秒。レザー不使用というのも今風だ。日本向け「ファーストエディション」は100台限定で、今秋オンラインで受付開始予定。

「Googleアシスタント」、「Googleマップ」、「Google Play」をシームレスに統合したインフォテインメントを搭載。BEVであるだけでなく、内容面でも最新を目指す。

[ランドローバー ニューモデル]5年間で6モデルのBEVを投入

 すでに主力モデルにプラグインハイブリッドを投入しているランドローバーは、今後5年間で6モデルのBEVを投入する「リイマジン」計画を公表。さらに2030年までにすべてのモデルの電動化を完了させることも明らかにした。

ハマーブランドがEVになって復活!3モーターで最高出力は1000馬力

 およそ10年ぶりにEVピックアップとして復活したハマー。その派生モデルとして「ハマーEV SUV」がこの4月にデジタルワールドプレミアされた。生産開始は2021年秋で、現在はそれに向けたテスト中とのこと。日本導入はまったくの未定だが、スタイルのインパクトは抜群だ。

[ここがセンスと気づかいの見せどころです]こだわりアイテムで充実SUVライフ

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ
マルチに使えるSUVだからこそ、載せるアイテムにもこだわりたい。メルセデス純正アクセサリーをヒントに自分らしいクルマにしよう!

メルセデスに学ぶ快適SUVライフ

 SUVは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略で、日本語にすれば「スポーツ用多目的車」。ここでいうスポーツは、スポーツカー的な意味ではなく、人間が体を動かすスポーツを指します。ラゲッジルームが広く、最低地上高が確保されているSUVは、そうした用途にうってつけ。
 まさに多用途性のあるクルマだからこそ、SUVはいろいろなライフスタイルにマッチします。だからこそ、ハッチバックやセダンに代わって実用車の主役となりつつあるわけです。
 では、そんなSUVをどうすれば最大限使いこなすことができるでしょうか。ここでヒントにしたのが、メルセデス・ベンツ。メルセデスは輸入車ブランドのなかでもSUVをフルラインアップしており、純正アクセサリーも充実しています。乗員の快適さを考えたアイテムが多いのは、さすがメルセデスです。
 せっかくこだわって輸入車SUVに乗るのなら車内に置く物にもこだわりたいところ。メルセデス純正アクセサリーを参考に、自分に合ったアイテムを探してみてください。
 SUVは使ってこそ、そのよさがわかるもの。家族とのお出かけ、友人とのピクニック、趣味やスポーツの移動および荷物運搬車として。使いこなせば、そこにはあなただけのスタイルが生まれるでしょう。

キャリアを追加することでSUVの使い勝手をさらに高めることが可能です。しかし、全長や全高が変わるため、運転はいつも以上に慎重に!

  • さすがはメルセデス!と唸るのがこちらの「FOCUS CAYO DISC ULTEGRA」。一流ブランドとのコラボで重量約7.9kg、価格は48万8889円。

  • 人間は必ず喉が渇きます。これからの季節は、特に熱中症予防も大事。保冷機能付きのクーラーボックスなら、目的地でも飲み物冷え冷え!

  • 高速での渋滞時など車窓に変化がないと子供たちも退屈するでしょう。そんなときはタブレットなどがパパ、ママを助けてくれます。

  • 人気スポーツのゴルフもSUVとマッチング良好。メルセデスからは一流ブランドとのコラボモデルが販売中。クラブハウスでも注目を集めそう。

[ボルボと自転車のちょっといい関係]自転車を積むならボルボはいかが?

文●ユニット・コンパス 写真●ボルボ
SUVと自転車は、どちらも自分の行動範囲を広げてくれる。その組み合わせにするなら、ボルボは有力な選択肢になるだろう。

クルマだけでなく自転車の安全性も追求

 自転車は、SUVと同じくらい人気のあるスポーツ。昨今の情勢にともないアウトドア趣味に脚光が集まっていくなかで、老若男女を問わず親しまれています。
 我が国は多くの地域で道幅が狭く、自転車専用道も十分に整備されているとは言えません。それゆえ、クルマと自転車との関係も、必ずしも良好とは言い難いでしょう。
 そんな状況を少しでも変えようと努力しているのがボルボです。ボルボは、自動ブレーキ搭載車を日本で初めて市販しましたが、自転車に反応するサイクリスト検知機能(2013年)についても、世界で初めて実用化に成功。さらに2019年には、サイクリストの保護を目的とした研究プロジェクトをヘルメットメーカーと共同で立ち上げ、実車を使っての衝突実験も行い、データを収集。どうすればクルマと自転車が共存できるのか、最も真剣に考えている自動車メーカーのひとつといえるでしょう。
 SUVに自転車を搭載する際に便利な純正アタッチメントについてもその姿勢は変わりません。国際基準による衝突試験(「シティクラッシュテスト」)を行い、しっかりとクリアした商品を販売しています。
 安全に近道なし。こうした背景を知ってしまうと、ボルボのSUVに自転車を搭載することが、一段とカッコよく見えてきませんか?

ボルボでは早くからサイクリストが共存できるように、安全対策に取り組んでおり、世界初の自転車検知機能も開発した。

SUVに自転車を搭載することで、行動範囲は飛躍的に広がる。アクティブな生活を楽しみたいならオススメのパッケージだ。

SUVの車内に自転車を搭載するにはタイヤを外すなどの作業が必要。一方でキャリアは、安全性や取り付けの簡単さにこだわりたい。

300万円以下でねらえるSUVの鉄板チョイス

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格、物件相場はグーネット2021年4月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


輸入車の中古車を購入する際、300万円以下というのはひとつの基準。高価なモデルが中心となるSUVは300万円以下の予算で買えるものがかぎられるが、ここでは物件豊富で満足度の高いモデルをピックアップしてみた。

登場から5年が経ち相場が下がった先代X1

 輸入車を300万円以内の予算で探すとなれば、その選択肢は狭い。しかし中古車ならば現行型も圏内になり、選べる車種はグンと広がる。今回は買って後悔しないSUVの鉄板チョイスで、300万円以内で買えるものをまとめてみたい。
 まずはBMWのコンパクトSUVである現行型X1。現行型だが、デビューから5年以上が経過し、比較的低予算でも探せるようになった。エンジンはガソリン、ディーゼルの両方が存在するが、中古車はほぼ同程度。特に「xDrive18d」が豊富で、平均価格は320万円ほど。しかし200万円台の物件が多く、この価格帯でも低走行車を十分探せる。ディーゼルは全車4WDとなるが、ガソリン車は前輪駆動の「sDrive18i」も設定され、物件も豊富なのでねらい目の1台。
 悪路はもちろんオンロードでの快適性も両立。さらに街中でも扱いやすいサイズなのも大きな魅力のX1は、万人にオススメできるクルマだ。

[BMW X1]ディーゼル車も選べるコンパクトかつ上質なSUV

中古車参考価格帯:180万円~460万円(15年~21年 全グレード)

ホワイトレザーシートがアクセントになったインテリア。SUVとはいえ、乗車感覚はハッチバックに近い。およそ4.5mの全長を持ち、前後ともに大人が座れる居住性を確保。先代よりも頭上空間にゆとりがある。

先代はエンジン縦置きの後輪駆動がベースだったが、現行型は横置きの前輪駆動。写真は2L直4ターボを搭載する「xDrive25i」で、最高出力は231馬力を発揮する。

荷室は通常時505L、リアシートを折りたためば1550Lを確保する。家族旅行、ゴルフなど日常のあらゆるシーンで活躍してくれるSUVである。

X1の走りは、BMWらしくダイナミックなテイスト。サイズが手頃で運転がしやすく、高速道路での安定感が高いからロングツーリングでも疲れにくい。オールマイティに使えるSUVである。

グレード別物件比率

大きく分けると4グレード構成の現行型X1。「xDrive18d」が全体の半数近くを占め、その人気ぶりがうかがえる。次いで「sDrive18i」も3割弱と多い。

中古車平均価格(グレード×年式)

平均価格が300万円以下なのは、2018年式以前のモデルが中心。グレードごとの価格差はそれほど大きくなく、ガソリン、ディーゼルともに選びやすい状況だ。ただし「25i」の高年式物件はほとんど存在しない。

よりスタイリッシュなX2の相場動向は?

 X1のメカニズムをベースに、より個性的なエクステリアに仕立てたのがX2。2018年4月にデビューしたためまだ高値安定だが、300万円以下の物件もわずかに流通する。しかし、買い時はもうしばらく先となりそうだ。

中古車参考価格帯:260万円~520万円(18年~21年 全グレード)

[メルセデス・ベンツ GLA(先代)]100万円台から探せる小型のメルセデス

 メルセデスのSUVのなかでエントリーモデルとして位置付けられるのがGLA。今回紹介するのは、2014年に登場した初代モデル。全高は最も低いグレードで1495mmで、SUVというより5ドアハッチバックに近い存在。駆動方式は前輪駆動と4WDから選べる。中古車はかなり下がっており、価格帯は160万円から。物件数も多く、価格も手頃なのでオススメできる1台だ。

中古車参考価格帯:160万円~400万円(14年~20年 AMGを除く)

グレード別物件比率

中古車平均価格(グレード×年式)

AMGの「GLA 45 4MATIC」は300万円以下で買うのは難しい。「GLA 180」は大半が300万円以下である。

[アウディ Q3(先代)]フルモデルチェンジで相場が大幅にダウン

 アウディのコンパクトSUVであるQ3は、先代モデルなら300万円以下で十分探せる。価格帯の下限は120万円となっており、ここ最近は新型登場の影響もあり、以前にも増してリーズナブルに買えるようになった。エンジンは1.4Lターボと2Lターボ、そして高性能版の2.5Lターボの3機種だが、物件数が多いのは2Lターボ(2.0TFSI)。低走行車もまだ探しやすい。

中古車参考価格帯:120万円~380万円(12年~19年 RSを除く)

アウディらしく質感の高さが魅力のインテリア。コンパクトなボディながらも、室内はそれなりに広くて快適性も十分だ。

グレード別物件比率

中古車平均価格(グレード×年式)

5年落ちなら大半の物件は300万円以内の予算でOK。3年落ちでも幅広い物件から探せるだろう。

200万円以下で選べるオススメのSUV

[MINIクロスオーバー(先代)]実用性を高めたクロスオーバー

 リアドアを備え、3ドアよりもひとまわりサイズが大きいMINIクロスオーバー。このクラスとしてはめずらしくディーゼルを選べるのも特徴だ。先代モデルは物件が充実しており、高年式でも低予算から探せる。グレードが豊富なのはガソリンの「クーパー」である。

中古車参考価格帯:70万円~250万円(11年~17年 全グレード)

[ボルボ XC60(先代)]100万円以下でも探せる先代モデル

 ボルボのミドルSUVがXC60。ガソリンからディーゼルまで幅広く探せるのが魅力のSUVだ。デビューから時間が経ち、100万円以下の物件もめずらしくない状況。2013年8月のマイナーチェンジではフロントデザインが一新されたが、後期型でも100万円台で買える。

中古車参考価格帯:80万円~340万円(09年~17年 全グレード)

[ジープ ラングラー アンリミテッド(先代)]本格オフローダーもリーズナブルに

 2007年の登場から14年が経過し、高値安定のラングラーアンリミテッドもかなり手頃になった。現在は200万円以下の物件も目立つが、この価格帯は多走行車が中心となる。本格オフローダーは価値が残りやすく、リセールも良好なので注目しておきたい。

中古車参考価格帯:140万円~430万円(07年~18年 全グレード)

[BMW X3(先代)]先代モデルならば200万円以下

 BMWのミドルSUVがX3。ここで注目するのは2011年デビューの先代モデル。新型が登場したことで、ここ3年ほどで100万円以上も相場が下がり、初期型なら200万円以下の予算でも購入可能。価格重視なら「20i」だが、最近はディーゼル「20d」も安くなった。

中古車参考価格帯:140万円~370万円(11年~19年 全グレード)

[ランドローバー レンジローバー(先代)]プレミアムSUVが大幅に安くなった

 登場から19年が経過した先代レンジローバー。物件数は減少傾向にあり、良質な車両はかなり少なくなっている。しかし価格も大きく下がり、現在では100万円台の予算から探すことが可能。この価格帯なら2006年以前のモデルが選択肢となるだろう。

中古車参考価格帯:130万円~430万円(02年~13年 全グレード)

[フォルクスワーゲン トゥアレグ(2代目)]物件は少ないが価格は安い

 VWのラージサイズSUVがトゥアレグ。2011年に登場した2代目は、3LV6ハイブリッド、3.6LV6自然吸気の2ライン構成となる。どちらも相場に大きな差はないが、前者は物件が少なくやや探しにくい。新車時価格が600万円超なので、お買い得感は高い。

中古車参考価格帯:150万円~330万円(11年~18年 全グレード)

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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