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更新日:2021.03.23 / 掲載日:2021.03.23

BMW、EV新モデル iX と i4 の導入を発表

 BMWグループは3月17日のグループ年次会議で、2つのEV新モデルBMW iX と BMW i4 を、計画より3ヶ月前倒しで市場に導入すると発表した。
 今年、すでにBMW i3、MINI SEおよびBMW iX3の3モデルを発売しており、2023年までに約12車種のピュアEVモデルを展開する予定だ。

年内に5モデルのEV車を販売予定

 2020年秋に中国で発売されたBMW iX3は、数週間前に欧州市場でも発売された。年末までにBMW i3、MINI クーパー SE、そして今後導入されるBMW i4とBMW iXという、ピュアEVの5モデルが販売される。「BMW iXとBMW i4の発売は、2021年の当社のテクノロジー攻略の開始を告げるものだ。」とBMW AG取締役会長のオリバー・ツィプセは述べている。

 今後、人気のBMW 5シリーズおよびBMW X1、さらにBMW 7シリーズやMINIクロスオーバーの後継モデルなど、さまざまなモデルのピュアEVバージョンが続く。この戦略に基づき、BMWグループは2023年までに現在の市場セグメントの約90%に少なくとも1つのピュアEVモデルを導入する計画だ。

2030年にピュアEVモデルが50%を超える

 2025年には、ピュアEVモデルの納車台数は平均で年間50%増を上回り、2020年比で10倍以上となると予測される。2025年末までに、BMWグループは、世界で200万台のピュアEV車両の納車を完了している見通しだ。

 そして、内燃エンジン車の数は徐々に削減され、ピュアEV車の台数が2025年から2030年まで、年間平均20%以上増加すると予想されている。現在の市場予測によれば、2030年までにBMWグループが納車する車両の50%を電気自動車が占めることになる。今後約10年で世界中でおよそ約1,000万台のピュアEVの販売を見込んでいる。

MINIは完全電気自動車ブランドに

BMW AG取締役会長 オリバー・ツィプセ

BMW AG取締役会長 オリバー・ツィプセ

 MINIは、早ければ2025年に新型内燃エンジン搭載モデルの導入を最後に、以降はピュアEVモデルのみを販売する。2027年までに、50%以上の納車されるMINIがピュアEV車になる。2030年代初頭までに、すべてのMINIラインアップはピュアEVになる予定だという。

 現在、オックスフォード工場でピュアEV MINI SEが生産中。
 MINI クロスオーバーの後継モデルは、2023年からライプツィヒ工場で生産される。新型MINI クロスオーバーモデルは、同工場で内燃エンジンおよびピュアEVバージョンの両方が生産される。フル電気モビリティのために1から開発された新車アーキテクチャーをベースに、2023年以降、中国において現地メーカーである長城汽車と共同でMINI BEVが生産されるという。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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