車のエンタメ
更新日:2018.10.24 / 掲載日:2017.06.30
国産初の大衆車「スバル 360」がアメリカで愛され続けている!
「てんとう虫」という愛称でも親しまれたスバル360。1958年に発売されたこの小さなクルマが、スバルがはじめて市販した乗用車でした。
そんな360ですが、実は日本国内だけで販売されたのではありません。当時米国統治下だった沖縄向けに左ハンドルが作られ、そのうち何台かが北米に輸出されていたのです。
余談ですが、エンジンを360ccから423ccに排気量アップして大型バンパーを装着した北米向けモデル(国内でも販売)も生産していることまで知っている人はかなりのマニアに違いありません。
ご存知のように、今や北米でスバルはクルマを作れば作るほど売れるという人気のブランドになっています。スバル360の北米での販売台数はそれほど多くないようですが、それが約半世紀後にスバル車の北米での大成功につながっていると思うと感慨深いですね。
ちなみに現在(2017年6月下旬)、北米では「グレートレース」という約4000キロを9日間かけて1972年以前に生産されたクルマで走るというラリーが開催されています。そのイベントになんと日本人がスバル360で参戦(それも2チーム2台も!)。無事完走を期待しましょう。