新車試乗レポート [2021.02.25 UP]
メルセデスベンツ「Eクラス」試乗レポート
この記事の目次
ベンツのミドルサイズFRシリーズのEクラスがデザインや装備をアップデート。マイルドハイブリッドのBSG/ISG搭載モデルのラインナップも拡充した新型の進化度はいかに?

ファン・トゥ・ドライブとプレミアムが 巧みに融合
VIPカーの側面も備えるSクラスに対してEクラスはオーナードライバー向けセダン系最上級の印象が強い。ベンツ車の主軸モデルでもあり、日本にはAMG車を除いても6タイプのパワートレーンを設定。セダン/ワゴンで試乗したE200スポーツはEクラスではエントリーに位置するモデルだが、内外装や走行感覚にカジュアルな雰囲気があり、ドライバーズカーとしてのまとまりがいい。
パワートレーンは48Vのマイルドハイブリッドを採用した1.5Lターボ。巧みな電動アシストもあって、小負荷領域でのコントロール性や力感がスペック以上のゆとりを感じさせる。
穏やかでありながら狙いのラインを維持しやすいハンドリングや腰の据わった乗り心地でフットワークの安心感も高く、ファン・トゥ・ドライブと信頼感を軸としたプレミアム感が巧みに融合。パワートレーンも含めて大人カジュアルな味わいの走りである。
クーペ/カブリオレで試乗したE300スポーツは繋がりよく伸びやかな加速感と精度感の高いエンジンフィールでスポーティドライブの心地よさが見所。同ボディ形状ではキャビンの実用性に優れ、多少の窮屈さはあっても4名乗車にも対応できるのも魅力である。
カブリオレ以外にはハンドサインでも起動する新しいコマンドシステムを採用するなど、MCながら最新のベンツ車らしい内容。とくにE200スポーツはベーシック仕様とは思えないほど。Cクラス狙いで予算に余裕があるなら比較検討は必須である。
主要諸元(E200スポーツ・BSG搭載モデル)
●全長×全幅×全高(mm):4940×1850×1455●ホイールベース(mm):2940●車両重量(kg):1720●駆動方式:FR●パワートレーン:1496cc直列4気筒DOHCターボ(184PS/28.6kg・m)●トランスミッション:9速AT●WLTCモード燃費(km/L):13.1●燃料タンク(L):66(プレミアム)●最小回転半径(m):5.4●タイヤサイズ:F=245/40R19 R=275/35R19●車両本体価格:769万円
●発売(受注開始)日:セダン/ステーションワゴン/オールテレイン=’20年9月10日、クーペ/カブリオレ=’20年10月5日
●価格:769万〜1912万円
●輸入元:メルセデス・ベンツ日本
●問い合わせ先:0120-190-610
■Eクラスセダン


フェイスリフトや装備の最新化を実施。エンジンはすべてターボで、1.5L直4、2L直4、3L直6、そして2L直4ディーゼル。E200とE450はBSG、AMG E53はISGを搭載する。車両本体価格は769万〜1867万円。

新タイプのステアリングやARナビ、ジェスチャーコントロールなどを新採用した。
■Eクラス カブリオレ


クーペをベースに電動格納式ソフトトップ化。セダン/ワゴンが可変ダンピングシステム搭載車を設定するのに対し、カブリオレはクーペとともに電子制御式エアサス搭載車を設定する。価格は871万〜1364万円。
ソフトトップはスイッチひとつで展開/格納。格納時は荷室の天井が張り出す。
■Eクラス ステーションワゴン



余裕のボディサイズでゆとりある快適なキャビンと大容量の荷室を両立。価格は810〜1912万円、クロスオーバースタイルのオールテレインは938万円だ。
■Eクラス クーペ



ミドルクラスともなると窮屈さを抑えつつ流麗なクーペスタイルを実現することができる。リヤシートを倒して荷室の拡張も可能だ。価格は832〜1305万円。
クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。
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