中古車購入
日産 シーマの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介
2021.1.8 UP
中古車購入[2020.11.06 UP]
22年に渡ってホンダのコンパクトスポーツカーを担っている「インテグラ」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
インテグラは3ドアハッチバッククーペ、あるいは4ドアセダンのボディを持ち、各世代でエンジンやサスペンションに特徴を持っていた車です。比較的抑えられた車両価格と痛快な走りで、車好きや競技参加者に大いに支持されました。
1985年に、インテグラの初代が登場します。アコードとシビックの間を埋める車種だった「クイント」の後継モデルとして、「クイントインテグラ」が登場しました。これがインテグラの初代モデルに相当します。
当時としては珍しく、全グレードDOHCエンジンを搭載し、スポーティーさを全面に押し出していました。エクステリアでは、ハッチバック・セダンともに、ボンネット高を低く抑えたウエッジシェイプデザインが特徴となっています。
1989年には、2代目が登場。このモデルから車名が「インテグラ」になりました。この世代から、VTECエンジンが登場しており、のちにシビックにも搭載される「B16A」が初搭載されています。エクステリアでは先代のデザインを踏襲したものとなり、ヘッドライトがリトラクタブルから、固定式に変更となりました。
1993年に登場した3代目当初は丸目4灯ヘッドライトでしたが、国内ではそのデザインが不評で、発売開始の2年後のマイナーチェンジにて先代モデルのような横長のヘッドライトに変更しています。また、このマイナーチェンジの際、NSXに続いて2番目となる「タイプR」というグレードが設定されました。
2001年に4代目が登場し、プラットフォームを7代目・EP型シビックと共通化しています。さらに、2001年をもって生産終了となった「プレリュード」の後継モデルも兼ねることから、ボディ幅が1725mmにまで大型化され、3ナンバーサイズとなりました。また、ボディタイプも3ドアクーペのみの設定となっています。エンジンは全車に「K20A」を搭載しました。
そんなインテグラは本モデルを持って、スポーツモデルの需要低迷などの理由により、2006年に4代・22年の歴史に幕を下ろしています。
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インテグラ タイプRは、1995年10月に3代目に設定されたグレードです。
タイプRの「R」はRacingから来ており、通常グレードに対してボディの補強やブレーキ、サスペンションなどを強化しています。そして、赤いヘッドカバーが特徴のチューニングエンジンとなる「B18C spec.R」を搭載しました。
これらの装備で、標準グレードを大きくしのぐエンジン出力・運動性能を手に入れており、サーキットやラリーといった競技で活躍しました。
インテグラ タイプRを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
1996年式:94万円〜261万円
1997年式:90万円〜269万円
1998年式:94万円〜188万円
1999年式:158万円〜379万円
2000年式:280万円〜289万円
2001年式:123万円〜239万円
2002年式:108万円〜226万円
2003年式:99万円〜178万円
2004年式:119万円〜329万円
2005年式:108万円〜298万円
2006年式:119万円〜319万円
インテグラ タイプRは人気の高さに加えて、流通数も少ないため、価格相場は非常に高騰しています。
第3世代:1995年〜2001年
インテグラ タイプRは1995年10月、3代目のマイナーチェンジで登場しました。
エクステリアでは、16インチアルミホイール、リップスポイラー、大型リアウイング、若干下げられた車高程度の違いとなっています。インテリアでは、レカロ社製のセミバケットシートやMOMO社製ステアリングが採用されました。
20年以上前に登場したグレードでありながら、今もなお人気のグレードのため、かなり高い価格で取引されています。
エンジンは1.8L直列4気筒ターボ最高出力200ps。ボディサイズは全長4380mm×全幅1695mm×全高1320mmです。
第4世代:2001年〜2006年
この世代のインテグラ タイプRは、4代目発売当初より設定されました。エクステリアでは、標準モデルと比較して、ブレンボ社製ブレーキキャリパーとリアスポイラー以外は大きな違いはなく、インテリアも先代同様、レカロ社製セミバケットシートなどが採用されます。
先代同様、登場からかなりの年月が経過しているのに関わらず、4代目も価格は高騰しているのが特徴です。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力220ps。ボディサイズは全長4385mm×全幅1725mm×全高1385mmです。
インテグラ タイプRのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・ナイトホークブラック・パール
・チャンピオンシップホワイト
・アラバスターシルバー・メタリック
・ミラノレッド
・ビビッドブルー・パール
この中では、タイプRグレード専用ボディカラーであるアイボリーがかった白色の「チャンピオンシップホワイト」が人気です。
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インテグラ タイプSは既存のインテグラ iSに代わり、2004年9月の4代目のマイナーチェンジのときに設定されたグレードです。
タイプ Rが走行性の極めた「Racing Sports」とするなら、タイプ Sは「Everyday Sports」をコンセプトとしており、「タイプR」とは違った魅力を提案したスポーツ性を高めたグレードといえます。
デザイン面でもマイナーチェンジ後のモデルということもあって、フロントフェイスの印象が精悍なものとなりました。ホイールも、専用17インチホイールが標準装備されています。
インテグラ タイプSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2004年式:43万円〜135万円
2005年式:33万円〜38万円
2006年式:55万円〜99万円
インテグラ タイプSではインテグラ タイプRに比べて、はるかに価格相場は落ち着いています。しかし、クーペ+マニュアルミッションの組み合わせの車自体が少なく、また人気のあるジャンルでもないため、流通量はかなり少なくなっているようです。
第1世代:2004年〜2006年
インテグラ タイプSは2004年9月のマイナーチェンジで、それまで設定されていたインテグラ iSと入れ替わる形で新設されたグレードです。
インテグラ iSではタイプRのベース的側面が強いグレードでしたが、インテグラ タイプSでは専用セッティングのサスペンションや17インチホイールを標準装備しています。また、アライメント変更、サスペンション取り付け剛性アップ、サスペンションブッシュの硬度変更にまで至る、細かなセッティング変更が行われました。
インテリアでも、タイプS専用デザインの大径4連ホワイトメーターや革巻きステアリング、さらにオプションではあるもののレザーシートも選択でき、スポーティーながらも上質な室内空間がとなっているのが特徴です。
エクステリアではタイプRを踏襲したものとなりますが、小ぶりながらもデザインのアクセントとなるリアスポイラーが装備され、こちらも大人のスポーツカーといった装いとなります。
設定されていた期間も3年程度と短いため、中古車の流通量は少ないです。また、インテグラ タイプRに比べると価格も落ち着いています。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力160ps。ボディサイズは全長4385mm×全幅1725mm×全高1395mmです。
インテグラ タイプSのボディカラーは、下記の8色が設定されています。
・プレミアムホワイト・パール
・ナイトホークブラック・パール
・ブアラバスターシルバー・メタリック
・ミラノレッド
・マグネシウム・メタリック
・ビビッドブルー・パール
・ジェイドグリーン・メタリック
・ブレイズオレンジ・メタリック
この中では、パールの塗装を施した白色の「プレミアムホワイト・パール」と、鮮やかながらも濃い青色の「ビビッドブルー・パール」が人気です。
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インテグラ XSiは1989年4月の2代目登場当初より設定されるグレードで、この世代では最上級グレードにあたります。
「全域爽快の走り」をコンセプトとし、1.6Lにも関わらずハイパワーなエンジンとスポーティーなエクステリアデザインが特徴です。
ボディタイプは、4ドアセダンと3ドアハッチバックの2つが設定されました。特にセダンボディのインテグラは当時の4ドアハードトップブームの後押しもあり、幅広い世代から支持を受け、当時のベストセラーとなりました。
インテグラ XSiを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
1990年式:188万円
インテグラ XSiでは最新の年式でも1993年式のもので27年落ちとなるため、一般的な中古車はほぼ流通していないといって差し支えないでしょう。
実際に確認できた1台も極上車で、新車価格に迫るプレミア価格となっていました。そのため、インテグラ XSiの中古車を購入するときは、ある程度の予算を覚悟しておく必要があります。
第1世代:1989年〜1993年
インテグラ XSiは、2代目インテグラの最上級グレードです。
エクステリアでは、先代のイメージを踏襲しつつも、ワイド&ローとし、ボディ各部はフラッシュサーフェイス化を取り入れています。
サスペンションでは、シビックやCR-Xで高い評価を得ている「4輪ダブルウィッシュボーン」を採用。これをロングホイールベースと組み合わせることで、軽快なハンドリングと優れた安定性を両立しました。
本モデルの最大の特徴といえるものに、新開発エンジンで「VTEC」を組み込んだ「B16A」を搭載したことがあります。通常のエンジンならば、高回転高出力を求めれば低回転で力が出ず、低回転を重視すれば、高回転が回らないといったジレンマがありました。しかし、「B16A」では2つのカムを使い分け、低回転・高回転2つの回転域でよどみない出力を実現しているのが最大の特徴です。また、その出力は160psにものぼり、排気量1.0Lあたり100psを発揮しました。
設定されていた期間も3年程度のインテグラ XSiは、中古車市場にはほとんど流通していません。そのため、手に入れるのは至難の業でしょう。
エンジンは1.6L直列4気筒ターボ最高出力170ps。ボディサイズは全長4390mm×全幅1695mm×全高1325mmです。
インテグラ XSiのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・フリントブラック・メタリック
・フロストホワイト
・トリノレッド・パール
・バッキンガムブルー・パール
・ミラノレッド
この中では、純白の「フロストホワイト」と、光沢感のある黒色の「フリントブラック・メタリック」が人気です。
インテグラ iSは、2001年7月に登場した4代目が発売開始された当初から設定されるグレードです。
このグレードはインテグラ タイプRをベースに開発されており、基本骨格であるモノコックボディはインテグラ タイプRと同じものを採用しています。
軽快で操作性に優れたシフトフィーリングを実現する5MTと、Sマチック付き5ATのトランスミッションを用意しました。さらに、エンジンマウントやサスペンションの構造も同じものを採用しながらも、防音材や制振材を取り入れることでインテグラ タイプRにはない快適性をもっているのが特徴です。
インテグラ iSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2001年式:35万円〜66万円
2002年式:29万円〜44万円
2003年式:29万円〜48万円
2004年式:50万円〜59万円
このグレードもインテグラ タイプS同様、クーペという車種ということで中古車市場での流通量はわずかとなっています。そしてクーペ+マニュアルミッションというニッチなニーズもあり、同年代のホンダの中古車価格と比べると、若干高値傾向にあるようです。
第1世代:2001年〜2004年
4代目に登場したインテグラ iSは、インテグラ タイプRをベースに開発されました。
インテグラ タイプRは走行性能を追求したがゆえに犠牲にしている部分も多くあり、一例をあげるとハードに固められたサスペンションとローハイトで変形量の少ないタイヤによって乗り心地が悪化していたことです。また、軽量化のために省略された防音材や制振材は、ダイレクトに騒音や振動を伝えてきました。
このような点があったインテグラ タイプRより、インテグラ iSは大きく改善されています。
トランスミッションも5MTと5ATが選択可能となり、ドライバーへの間口が広くなりました。また、走行性能に関してもタイプR譲りの強靱なボディに加え、乗用車としては十分にパワフルなエンジンなど、スポーティーカーとして高いレベルに仕上がっています。
比較対象が高性能なタイプRのため、かすんで見えがちなインテグラ iSですが、肩肘張らず運転を楽しめる気軽さや快適性など、カタログスペックには表れない魅力があるのが特徴です。
登場から20年近く経つことから流通量はわずかですが、同年代の他の中古車と比べるとわりと高い価格で取引されています。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力160ps。ボディサイズは全長4385mm×全幅1725mm×全高1400mmです。
インテグラ iSのボディカラーは、下記の6色が設定されています。
・ナイトホークブラック・パール
・デザートシルバー・メタリック
・サテンシルバー・メタリック
・ミラノレッド
・エターナルブルー・パール
・プレミアムホワイト・パール
この中では、パールの塗装を施した白色の「プレミアムホワイト・パール」と、ゴールドに近いシルバー色の「デザートシルバー・メタリック」が人気です。
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※本記事は、2020年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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