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更新日:2020.10.18 / 掲載日:2020.10.17

スバル、「新型レヴォーグ」を発表

10月15日に開催されたオンライン発表会。成田空港の整備地区にあるJALの格納庫で行われた。

 SUBARUが10月15日、新型レヴォーグを発表した。
 新型レヴォーグでは、自車の周囲360度のセンシングを行い、これまで以上に安全性を高めた「新世代アイサイト」を全車に標準装備。加えて、3D高精度地図データと準天頂衛星「みちびき」やGPSなどの情報を活用することで、より高度な運転支援を実現した「アイサイトX(エックス)」を搭載したグレードも設定。
 メカニズム面で注目すべきは、最新のスバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を組み合わせることで高剛性な車体を実現していること。新開発の1.8L水平対向4気筒直噴ターボ“DIT”エンジンとも相まってスポーティかつ質感の高い走りを見せる。
 エクステリアデザインも新型のポイントのひとつ。SUBARUのデザインフィロソフィーである「Dynamic×Solid」をさらに深化させた新デザインコンセプト「BOLDER」を量産車として初採用。彫りが深く、抑揚に富んだ豊かなボディ曲面で新型レヴォーグのスポーティな魅力を引き出すことに成功している。
 快適性や積載性を実現するワゴン機能やインテリアも大幅にブラッシュアップ。大型センターインフォメーションディスプレイや、「アイサイトX」搭載グレードに採用されるフル液晶メーターなどにより、先進のデジタルコックピットも実現している。
 また、SUBARUは2020年8月20日から10月14日までの新型「レヴォーグ」先行予約台数が8290台だったことも発表。このうち、高度運転支援システムの「アイサイトX」搭載グレードは93%を占めるという。

icon ●新型レヴォーグの特徴について

【デザイン】

SUBARUの新しいデザインコンセプト「BOLDER」を量産車で初めて採用。レヴォーグが持つ個性をより明確に際立たせている。

立体的な造形のワイドなヘキサゴングリルと、シャープな印象のヘッドランプ。大きく張り出したフェンダーが力強さを感じさせる。

前傾姿勢で切れ上がったスムーズなサイドシルエットが走りのパフォーマンスを表現。

機能を集約したリヤコンビネーションランプ。絞り込んだキャビンの造形に対し、リヤフェンダーを大きく張り出させることで高性能を表現。

【安全性能「新世代アイサイト」】

新型レヴォーグ全車に標準装備される「新世代アイサイト」は、画角を広角化した新開発のステレオカメラに加え、前後4つのレーダーを組み合わせることで走行中の自車の全周囲、360度のセンシングを実現。電動ブレーキブースターの採用により、これまで以上に強い自動ブレーキをかけられるようになっている。

「緊急時プリクラッシュステアリング」

ステアリングを制御し、衝突回避をサポートする

プリクラッシュブレーキの制御だけでは衝突回避が難しい場合に作動。自車の周囲に回避するためのスペースがあるとシステムが判断すると、ブレーキ制御に加えステアリング制御もあわせて行い衝突回避をサポートする。

「エマージェンシーレーンキープアシスト」

車線変更時の衝突を予測してステアリングを操作する

約60km/h以上で走行している場合に作動する。隣の車線の後方から車両が接近している時に、自車の車線を変更しようとした場合や車線からはみ出しそうになった際、ドライバーに音と表示で注意を促すとともに、システムがステアリング操作をアシストすることで車線からの逸脱を抑制。

「前側方プリクラッシュブレーキ」

見通しの悪い交差点での衝突回避をサポートする

見通しの悪い交差点などで、前側方から接近する車両があった場合、前側方レーダーによってこれを検知。衝突の危険がある場合は、警報音やアイサイトアシストモニターなどでドライバーに注意を喚起するが、回避操作がなされない場合はシステム側が衝突回避のためブレーキ制御を行う。

「前側方警戒アシスト」

11.6 インチセンターインフォメーションディスプレイにフロントビューモニターを表示させた場合に作動。見通しの悪い交差点などで、前側方レーダーによって接近車両を検知すると画面内にインジケーターで通知する。

【安全性能 先進運転支援システム「アイサイトX」】

一定の条件を満たした自動車専用道路において、3D高精度地図データ(車線単位の道路情報を含む)と準天頂衛星「みちびき」やGPSなどからの情報をくみあわせることで、正確な自車位置を割り出し、高度な運転支援を行う。

1)渋滞時ハンズオフアシスト

  • [渋滞時ハンズオフアシスト]メーター表示

自動車専用道路上で発生した渋滞に対応。0km/h~約50km/hで走行や停止を行う場合、一定の条件を満たすと、ステアリングから手を放すことが可能になる。

2)渋滞時発進アシスト

1)と同状況の場合で、ドライバーが前を向いているなど一定の条件が揃えば、スイッチ操作をすることなく発進できる。

3)カーブ前及び料金所前速度制御

  • [カーブ前速度制御]メーター表示

  • [料金所前速度制御]メーター表示

自動車専用道路を走行中、システムがカーブ曲率に合った適切な速度に制御。また、料金所の手前ではETCゲートを安全に通過できる速度まで自動で減速を行う。通過後は設定された車速まで自動的に回復する。

4)アクティブレーンチェンジアシスト

  • [アクティブレーンチェンジアシスト]メーター表示

自動車専用道路において約70km/h~約120km/hで走行している場合に作動する。ドライバーがウインカーを操作し、システムがその車線変更が可能と判断すると、ステアリングを制御して車線変更のアシストを行う。

5)ドライバー異常時対応システム

  • [ドライバー異常時対応システム]メーター表示

ツーリングアシスト作動中に、ドライバーの手がステアリングから長時間放れているとシステムが判断した場合や、渋滞時ハンズオフアシスト作動中にドライバーの脇見や居眠りを検出すると警告を行う。それでもステアリングを握らない状態が続くと、ドライバーに異常が発生したと判断。徐々に自車の速度を落として停止させ、ハザードランプやホーンで周囲に知らせる。

【安全性能 コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」】

<基本機能(無料)>
車両のリコール情報など、安全にクルマを利用する上で重要な案内を11.6インチセンターインフォメーションディスプレイに表示。車載通信機のソフトウェアを最新版にアップデートする機能も有している。

<SUBARUつながる安心パッケージ(新車購入の場合、初度登録日から5年間無料、6年目以降は有料)>

1)先進事故自動通報(ヘルプネット)
衝突事故が発生した場合(※エアバッグが作動など)、自動的にコールセンターに連絡が行き警察や消防、医療機関等と連携して迅速な救助をサポートする。

2)SUBARU SOSコール
急な体調不良など運転が困難な場合に専門スタッフからアドバイスを受けたり、救急の出動要請ができるサービス。専用ボタンを押すとコールセンターにつながる。

3)SUBARU iコール(安心ほっとライン)
車両故障などのトラブル時に、24時間体制でコールセンターのサポートが受けられる。

4)故障診断アラート&セキュリティアラート
盗難警報装置が作動した場合や、車両故障で警告灯が点灯するような場合、専用アプリやEメールで通知を行う機能。

【安全性能 衝突安全性能の進化】

1)8つの乗員保護エアバッグ

デュアルSRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ、運転席SRSニーエアバッグ、助手席SRSシートクッションエアバッグを採用。万が一の事故の際、乗員の被害を最小限に抑える。

2)歩行者保護エアバッグ

歩行者との衝突を検知した場合に作動。Aピラーやフロントガラス下部といったとくに硬いパーツを覆うように、車両外側にエアバッグを展開し、歩行者のダメージを低減する。

【走行性能 ドライブモードセレクト】

STI Sport/STI Sport EXに搭載される機能。あらかじめ設定された4つのドライブモードに加え、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンといった各デバイスの設定を自分好みにカスタマイズできるモードも搭載。スポーツカーのような走行性能を楽しめるモードから、高級車のしなやかな走りを味わえるモードまでスイッチひとつでクルマのキャラクターを切り替えられる。

【Comfort】
高級車のようなしなやかな乗り心地や乾燥を防ぐエアコン制御など快適性を重視したモード。

【Normal】
走りの愉しさと、快適な乗り心地を最適にバランスさせた、標準モード。

【Sport】
スポーティな出力特性としながら乗り心地も重視したモード。

【Sport+】
アクセル操作へのダイレクトな反応やロールを抑えた旋回性能、手応えのあるステアリング特性など、スポーツカーのような走りを愉しめるモード。

【Individual】
各デバイスの特性を自由に設定できるモード。ドライバーモニタリングシステムと連携し、乗り込むと自動的にユーザーを認識。スイッチひとつで設定を呼び出せる。

【走行性能 新開発1.8L直噴ターボ“DIT”エンジン】

最新技術の投入で、パワフルでスムーズな走りと環境性能を高次元で両立。日常シーンでの扱いやすさを重視し、低回転域から300N・mの高トルクを発生する新世代パワーユニット。

【走行性能 スバルグローバルプラットフォーム×フルインナーフレーム構造】

最新のスバルグローバルプラットフォームをベースにしつつ、ボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」や微小な変形を抑える「構造用接着剤」などを積極的に採用。さらなる高剛性化と軽量化を実現している。

【走行性能 2ピニオン電動パワーステアリング】

電動パワーステアリングを2ピニオン化。モーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸にすることで、従来よりも滑らかでリニアな操舵フィールを実現。

【パッケージ&ユーティリティ】

ハンズフリーオープンパワーリヤゲート

アクセスキーを携帯した状態でリヤの六連星オーナメントに肘など体の一部を近づけるとリヤゲートが自動でオープン。リヤゲートを閉めると同時に全ドアを施錠するロックシステムも採用。

カーゴルーム/大型サブトランク

広い荷室スペースに加え、大容量サブトランクを新採用。荷室総容量を561L(カーゴフロアボード上部:492L、サブトランク:69L/VDA方式)として積載性能を高めている。

フロントスポーツシート

ロングドライブでも疲れにくい快適性と、スポーティな走りにも応える高いホールド性を実現したフロントシートを採用。

インテリアデザイン

素材感や機能性こだわった上質なキャビンを表現。後席居住空間の拡大も行い、快適性も高められている。STI Sportはブラック/ボルドーの本革インテリアを採用。スポーティさと上質感を表現している。

HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の充実

走行時に必要な情報をアイサイトアシストモニターとメーターに、設定や操作はセンターインフォメーションディスプレイに集約。

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム

  • エアコンの設定画面

  • スマートフォン連携画面

ナビゲーションをはじめ、各種車両設定やエアコン設定、SUBARU STARLINK、ラジオやテレビなどさまざまな機能を大型&高精細ディスプレイに表示。音楽はUSBまたはBluetooth接続で再生可能となっている。Apple CarPlay/Android Autoに対応し、スマートフォンのアプリをディスプレイに表示して使用できるほか、音声認識による操作にも対応している。

12.3インチフル液晶メーター

アイサイトX搭載グレードに採用される装備。運転に必要な情報を、少ない視線移動で認識できる先進の液晶メーターを新採用。表示パターンは3モードが設定されている。

  • ノーマル画面

  • 「ノーマル画面」ではスピードメーターとタコメーターを2眼で表示。

地図画面

「地図画面」は11.6インチセンターインフォメーションディスプレイのナビゲーション情報と連携。

アイサイト画面

「アイサイト画面」はアイサイト関連の作動状態を大きく分かりやすく表示。

【グレード詳細 GT/GT EX】

SUBARUの最新技術を凝縮した、スタンダードモデル

■GT
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
3,102,000円 消費税抜き価格 2,820,000円

■GT EX
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
3,487,000円 消費税抜き価格 3,170,000円

トリコット/トリコットシート(シルバーステッチ)

【主な標準装備】
運転席+助手席シートヒーター(3段階温度調整機能付)
後席USB電源(2ヶ)
アレイ式アダプティブドライビングビーム
歩行者保護エアバッグ
トリコット/トリコットシート(シルバーステッチ)

●メーカー装着オプション
■11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム(GTのみ)
※コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK]、ドライバーモニタリングシステム、アイサイトセイフティプラス(視界拡張テクノロジー)などがセットで装着される。
■スマートリヤビューミラー(GT EXのみ)

【グレード詳細 GT-H/GT-H EX】

スポーティさと上質感を兼ね備えた、ハイグレードモデル

■GT-H
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
3,322,000円 消費税抜き価格 3,020,000円

■GT-H EX
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
3,707,000円 消費税抜き価格 3,370,000円

トリコット/ファブリックシート(ブルーステッチ)

【GT / GT EXから追加・変更される主な標準装備】
ハンズフリーオープン
パワーリヤゲート
アクセスキー対応運転席
シートポジションメモリー機能
後席左右シートヒーターインパネアンビエント照明
トリコット/ファブリックシート(ブルーステッチ)
運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート
アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)
225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)

●メーカー装着オプション
■本革シート[ブラック(ブルーステッチ)]
■11.6インチセンターインフォメーション
ディスプレイ&インフォテインメントシステム(GT-Hのみ)
※コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK]、ドライバーモニタリングシステム、アイサイトセイフティプラス(視界拡張テクノロジー)などがセットで装着される。
■スマートリヤビューミラー(GT-H EXのみ)

【グレード詳細 STI Sport/STI Sport EX】

SUBARU最先端の走りと特別な内外装をまとった、最上級モデル

■STI Sport
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
3,707,000円 消費税抜き価格 3,370,000円

■STI Sport EX
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
4,092,000円 消費税抜き価格 3,720,000円

本革シート[ボルドー/ブラック(レッドステッチ)]

【GT-H / GT-H EXから追加・変更される主な標準装備】
電子制御ダンパー(ZF製)
ドライブモードセレクト
STI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付)
STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)
225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝/STI Sport用)
STI Sportフロントグリル
本革シート[ボルドー/ブラック(レッドステッチ)]

●メーカー装着オプション■11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム(STI Sportのみ)
※コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK]、ドライバーモニタリングシステム、アイサイトセイフティプラス(視界拡張テクノロジー)などがセットで装着される。
■スマートリヤビューミラー(STI Sport EXのみ)

【ボディカラー】

  • クリスタルホワイト・パール(33,000円高・消費税10%込)

  • アイスシルバー・メタリック

  • マグネタイトグレー・メタリック

  • クリスタルブラック・シリカ

  • クールグレーカーキ

  • ラピスブルー・パール

  • ピュアレッド

  • WRブルー・パール ※STI Sport、STI Sport EXに設定

【価格】




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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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