車のエンタメ
更新日:2017.06.23 / 掲載日:2017.06.23

シトロエンがハイドロ復活!? その効果に驚き!

 「空飛ぶ魔法のじゅうたん」そんな形容をされたサスペンションシステムが、シトロエンの油圧サスペンション「ハイドロ」です。これは油圧シリンダーの油圧を調整することで、荷重が変わっても車高を一定に保つことができるというものです。

 1955年に登場した伝説のモデル「DS」に搭載されたのが初めで、正式には「ハイドロニューマチック」と呼ばれました。マニアックなことを申しますと、このハイドロニューマチックは機械式で、それが進化して電子制御となったのが「ハイドラクティブ」。その後、ハイドラクティブII、ハイドラクティブIII、ハイドラクティブIII+と進化を続け、革新的な技術として、ファンはもとより多くのエンジニアからも注目されたシトロエンのハイドロ技術。しかし、日本国内でも2015年の「C5」を最後に姿を消しました。

 往年からのシトロエンファンの多くはそのことを嘆いていました。ところがそんなところに、「プログレッシブ・ハイドロリック・クッション(Progressive Hydraulic Cushions)」という新技術が開発されました。そうです、これはさらに進化したハイドロだったのです!

 搭載されるのは、SUVの「C5 エアクロス」。こちらはそのプログレッシブ・ハイドロリック・クッションの紹介映像です。

 オフロードをひた走る「C5 エアクロス」。存在感のあるデザインです。

 油圧シリンダーの内部の様子。ハイドロサスが、衝撃を吸収する様子がわかります。油圧の動きは見るからに柔らかそう。

 伸びるのも縮むのもマイルドです。

 映像には、車内に置かれたコーヒーの様子をハイドロサスと非ハイドロサスで比較しています。こちらはプログレッシブ・ハイドロリック・クッション……って、本当ですか!? コーヒーが全然揺れません! 恐るべし!

 そしてこちらは非ハイドロサス。普通、こんな道を走れば、揺れて当然、こうなります。

 クルマの機能やデザインを紹介する映像ではないのに、「C5 エアクロス」、乗ってみたくなりました。まずは中国で発売され、次にヨーロッパでリリースされるということですが、日本での発売も楽しみです。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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