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インタビュー[2020.08.10 UP]

【グー連載コラム】クルマトーク[モータージャーナリスト・五味康隆]

各界の著名人から好きなクルマの話を聞き出す当コーナー。今回のゲストは、モータージャーナリストの五味康隆さん。元プロレーサーということで、愛車のラインアップはスポーツカーばかりかと思いきや、走行性能と同じくらい環境性能にも注目しているとのこと。現在、YouTuberとしても活躍中で、毎月かなり多くの車種に試乗する、五味さんが選んできた愛車とは?
(掲載されている内容はグー本誌2020年9月号の内容です)

五味康隆さんの画像 撮影/木村博道(イーグル)

モータージャーナリスト・五味康隆
全日本F3選手権への出場経験もある元レーサーで、現在はジャーナリストとして幅広く活躍中。自身のYouTubeメディア『E-CarLife』を立ち上げ、クルマのある楽しい生活を発信している。

(EVは)新しいものに乗っている特別なクルマ感が強いですね

グー 初めてクルマを買われたのはいつですか?
五味康隆(以下、五味) 一番最初に自分のクルマとして手に入れたのは21歳のときで、ポルシェ968CSでしたね。
グー 初めての愛車がいきなりポルシェとはすごいですね!
五味 レースをやっていたので、運転の練習のために買いました。当時で250万円くらいだったと思います。バランスのよいMT車が欲しくて、徹底的に調べた結果が968だったわけです。
グー 実際に乗ってみてどうでした?
五味 半端ない満足感でしたし、練習にもなりました。サーキットは一度も走らず、普段使いやワインディング走行で乗りつぶしました。約4年、10万kmほど走り、最後はエンジンの調子が悪くなり手放しました。
グー 苦労した点はほかにありますか?
五味 飛び石を直すのも金額が張りましたし、オイルの減りも結構早くて、メンテ代がかなりかかりましたね。維持費が高くて苦労したのはいい思い出です。
グー ポルシェはやっぱり維持費がかかるんですね……。
五味 その次は中古車のBMW7シリーズを買いましたね。250万円くらいだったと思います。これはとにかくカッコよかったから選びました(笑)。あと、968とは対極にある、快適な移動を求めていたんですよ。レース時のサーキット移動を楽にしたかった、ということですね。
グー 対極のクルマに乗ってみて、価値観など変わりましたか?
五味 いろいろ発見があって勉強になりました。クルマっておもしろいと思ったきっかけになりましたね。それまで興味がなかったSUVにも乗ってみよう、とも思いましたしね。
グー モータージャーナリストになろうと思ったきっかけはなんですか?
五味 20代後半の頃、BMWの安全運転スクールで講師をやっていて、正しい運転を世に広めたい、と思ったからです。知人を通じて自動車雑誌『CARトップ』を紹介され、ウチで修行しないかと声をかけてもらったのがスタートでした。
グー 実際にモータージャーナリスト業を始めてみてどうでした?
五味 いろいろなクルマに乗れてとにかくおもしろかったですね。文章を書くのは大変でしたし、最初の頃は何度も書き直しなんてことも(笑)。でもその経験が今につながっているので、感謝しています。
グー それから買ったクルマは?
五味 ハリアーハイブリッドです。プロトタイプの試乗会で乗って、加速の凄まじさに驚いて即買いでした。
グー ハイブリッドにハイパワーを求めた日本車は初でしたからね!
五味 当時はハイブリッド=エコでしたし、SUVにモーターを搭載したのもハリアーが初でした。とにかくモーターの可能性を感じて、今後ハイブリッドが主流になると思い、実際に乗ってたしかめたかったのが大きな理由です。
グー 実際に電動ドライブで価値観は変わりました?
五味 初めて買ったSUVでしたし、クルマへの価値観が大きく変わりました。それ以降に買ったクルマはハイブリッドばかりです。ハイブリッドのさらなる可能性を見るために初代インサイト、スポーツの可能性を探るためにCR-Zも買いました。
グー たしかGT-Rも買っていましたよね?
五味 とにかく試乗会で速さに感動して即決しました。速さのコストパフォーマンスは世界一でしたからね。その速さはさらに進化していて、最新のGT-R NISMOでは筑波サーキットで1分切りを達成しました。
グー そのほかにはどのようなクルマを買いましたか?
五味 プラグインハイブリッドに注目して、BMW i8も乗りました。ソーラールーフによる充電にも興味をそそられ、今はプリウスPHVに乗り換えています。無充電・無給油という夢は実現できるのか? ということをたしかめたかったんです。
グー で、このクルマですね?
五味 テスラ・モデルSです。もともと電気自動車に興味はあったんですが、圧倒的なハイパワーに惹かれました。そしてテスラの革新的なクルマ作りに驚かされ、これは所有してみないとわからない、ということで購入しました。
グー モデルSに乗って電気自動車の可能性はどう思いました?
五味 家に充電器が設置できるのであれば、EVのほうが幸せになれると思いましたね。圧倒的な静かさ、運転のしやすさ(加速が意のまま)などに加え、新しいものに乗っている特別なクルマ感が強いですから。ただ充電が必要なので、遠出には向きません。そのあたりはクルマの使い方によってオススメするモデルが変わってくるかと思います。
グー 今欲しいクルマ、気になっているクルマはありますか?
五味 次期型MIRAIが気になっています。燃料電池車は今、最も注目しているクルマですね。

五味康隆の画像

圧倒的なパフォーマンスに衝撃を受けて購入したモデルSは、購入から3年が経過。高度運転支援による快適性や力強い電動ドライブで、現在の愛車のなかで、最も使用頻度が高いそう。

最近話題になっている 安全運転支援技術 についても聞いてみました。
安全運転支援技術のイメージ

自動運転は運転することが楽しくなるための機能
 現在の愛車、テスラのモデルSを買った理由のひとつに高度運転支援機能があります。現在この分野でトップランナーであるテスラの技術を知りたかったですし、来たる部分的自動運転の世界をいち早く感じたかったからです。運転が楽にもなるし、もちろん安全にもつながります。そしてなにより、運転が楽しくもなります。渋滞が嫌だから電車で行こう、という気持ちもなくなりますよね? 結果的に、運転支援はクルマをより楽しいものにしてくれる技術だと思っています。

五味康隆さんの思い出に残る愛車たち……
ポルシェ 968CSの画像

ポルシェ 968CS
中古車中心価格帯:200万から250万円 ポルシェではめずらしい、FRの2+2シータークーペ&カブリオレ。新車販売期間が短かったことあって、中古車の市場流通台数は少ない。

日産 GT-Rの画像

日産 GT-R
中古車中心価格帯:430万から1700万円 日本が世界に誇るスーパースポーツ。2007年以来、新車販売が続くロングセラーモデルだ。安価な物件は改造されていないかどうか要確認。

BMW i8の画像

BMW i8
中古車中心価格帯:1000万から1500万円 2014年から日本で販売されていたプラグインハイブリッドのスーパーカー。今春で生産終了。中古市場では、走行距離の少ない物件が多い。

※中古車価格はグーネット 2020年7月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。

グーネット編集部

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クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。

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