キャンピングカーの水の仕組みとは？衛生的に使用する方法を解説

キャンピングカーには水道の設備が付いていますが、よくよく考えてみると、車の中で水道が使用できること自体が少し不思議な感じもします。

まずは、キャンピングカーの水道の仕組みがどのようになっているかについて解説します。

キャンピングカーで水道の蛇口をひねれば水が出てくるのは、車の中にタンクが搭載されているからです。

タンクには、取り換え可能なポリタンクタイプのものと車に備え付けのタイプのものとがあります。

どちらのタイプも、車のサブバッテリーの電気を使って、電動の水道ポンプで水をくみ上げます。

キャンピングカーには排水機能も付いています。流した水は、車の中の排水タンクに貯められます。

また、トイレ付きのキャンピングカーの場合には、トイレの汚水も排水できます。

夏場にキャンピングカーを使用する場合や、コンビニやスーパーがほとんどない田舎で飲料水の確保が難しい場所に出かける場合には、キャンピングカーの水が飲めるのかどうかが気になる方もいると思います。

そこで、この章では、キャンピングカーの水が飲めるのかどうかを中心に、衛生面について解説します。

結論からいえば、キャンピングカーの水は飲用水としては適していないので飲むべきではありません。なぜならタンクには細菌が繁殖しやすいので、飲むとお腹を壊してしまう可能性があるからです。

また、飲用水として使用しない場合でも、細菌の繁殖を防ぐためにはタンク内をきれいにして清潔に保つことが大切です。

キャンピングカーの水は容量が限られているので、ガソリンスタンドなど外部で給水をすることもあります。その際、提供されるのは、細菌が多く飲用水として適していない井戸水などの場合も考えられます。

給水するしないにかかわらず、キャンピングカーの水を飲用水にするのは、控えた方が無難でしょう。

キャンピングカーのタンクを清潔に保つには、どのようにすれば良いのでしょうか？
衛生的に保つ方法と併せて紹介します。

キャンピングカーのタンクは衛生的に保つことが非常に大切です。

例えば、トイレの給水・排水タンクを使用後に洗わずにそのままにしていると、部品がさび付いて故障の原因になってしまったり、排水タンクのイヤな臭いが車中に染み付いたりしてしまいます。

着脱可能な可搬式のタンクの場合は、使用後に取り外して洗浄（水洗いや洗剤での洗浄）をおこないます。

ステンレス製の内臓タンクの場合は、洗剤や重曹などを使って洗浄します。

キャンピングカーの水は車のタンクに入っています。タンク内は細菌が繁殖しやすいため、飲用としては適していませんがトイレや手洗いなどの生活用水として重宝されます。

特にお子様がいる場合などは衛生的に保つことが非常に大切になるので、タンクの洗浄方法を知り、衛生的に水を使用できるよう心がけましょう。