新型車情報[2020.04.23 UP]

話題の最新SUV15車種の実力を一挙チェック!

販売台数上位に躍り出たロッキー/ライズが象徴するように、SUVは相変わらずホットなジャンルだ。そこで今月は最新の国産車ラインナップから注目のSUVをピックアップし、イチ推しポイントとベストグレードを総まとめ! 話題のロッキー/ライズから15台を一挙に紹介する。

●文/川島茂夫

この記事の目次

【1】DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ
【2】TOYOTA C-HR
【3】HONDA ヴェゼル
【4】MAZDA CX-30
【5】SUBARU スバルXV
【6】LEXUS UX
【7】MAZDA CX-8
【8】TOYOTA RAV4
【9】HONDA CR-V
【10】MAZDA CX-5
【11】NISSAN エクストレイル
【12】SUBARU フォレスター
【13】MITSUBISHI エクリプス クロス
【14】SUZUKI クロスビー
【15】TOYOTA ランドクルーザー プラド

【1】DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

DAIHATSU ロッキー ●価格:170万5000~242万2200円

TOYOTA ライズ ●価格:167万9000~228万2200円

ダイハツが生産し、ダイハツとトヨタが販売。コンパクトカー並みのサイズながらSUVらしさをしっかり盛り込んで大ヒット中。運転支援やインフォテイメントも最新版だ。

多少の意匠の違いはあるが、シート等の室内装備もロッキーとライズは両車共通となる。

多くのグレードで前席シートヒーターが標準(FFの一部はオプション)装備される。

ロッキー/ライズともにオーディオレスが標準で、オプションでスマホ連携の9インチディスプレイオーディオが用意されている。

●扱いやすいサイズで悪路もOK、運転支援も充実

 スモール2BOX車並みのサイズでSUVとしては車体周辺死角も少ない。買い物等々の日常用途で扱いやすいが、後席使用時の荷室容量はレジャー用途には不足気味。電子制御カップリングを用いた4WDシステムや185mmの最低地上高、短い前後オーバーハングもあり、荒れた林道レベルなら十分な踏破性も備えている。ただし、サスチューンはオンロード寄り。全車速型ACCやLKAの設定もあり、高速長距離も苦手としない。

【おすすめグレード】ロッキー プレミアム(4WD) ●242万2200円

ロッキーで考えると、タウンユース主体ならX以下でもいいが、レジャー用途で長距離走行も前提にするならACCとLKAを採用するG以上。安全装備の充実を求めるならプレミアムが買い得だ。


【2】TOYOTA C-HR

●価格:236万7000~309万5000円

現行プリウス系のプラットフォームを持つ。悪路走破性や積載性よりもスタイル重視のスペシャリティカー的キャラにより、アウトドア派にとどまらない幅広い人気を得ている。

割り切ったキャラクターで独自のスペシャリティ感を獲得

 SUVをモチーフにしたスペシャリティカーあるいは今様セリカとも言うべきモデルである。一般的な乗用車よりは悪路走破性に優れるが、最低地上高は4WD車でも155mmしかない。室内有効長はコンパクトクラス相応だが、後席は圧迫感が強く、荷室の積み降ろし性も含めて実用性の配慮が薄い。こういった割り切りが、際立った個性的なスタイルを生み出している。道具としてのSUVとして選ぶのではなく、キャラに惚れて選ぶクルマである。

【おすすめグレード】G(ハイブリッド・FF) ●299万5000円

2WD車に限定されてしまうが、時代性も含めてスペシャリティを求めるならハイブリッド車が狙い。安全装備の充実からGを勧めるが、個性優先ならGRスポーツも悪くない。


【3】HONDA ヴェゼル

●価格:211万3426~298万186円

先代フィットがベース。実用性はフィットと大差ないが、乗車感覚は明確に異なり、アップライトなドラポジから見える景色といったSUVならではの価値が得られる。

上々の実用性でレジャーに活躍!運転支援が標準装備だ

 5ドアクーペを思わせるキャビン周りのデザインからはスペシャリティ志向のSUVに思えるが、フィット譲りのスペース効率とキャビン機能により、見た目の以上の実用性を備える。4WDシステムは低ミュー路面での駆動力確保を主とする設計だが、最低地上高はFFは185mm、4WDは170mmを確保する。オフロードに踏み込むのは難しくとも一般的なアウトドアレジャーには対応できる悪路適性を備えている。全車にホンダセンシングを備えているのも見所のひとつだ。

【おすすめグレード】ハイブリッドX・ホンダセンシング(4WD) ●280万6018円

長駆レジャーを考えるとターボ車を選びたくなるが、FF限定のオンロードスポーツ仕様だ。動力性能の余裕を求めるなら価格のハードルが高くなるがハイブリッド車が無難。


【4】MAZDA CX-30

●価格:239万2500~371万3600円

手頃で実用的なパッケージングのシリーズ最新作。スカイアクティブXはSPCCI(火花点火制御圧縮着火)+スーパーチャージャー+マイルドハイブリッドの最先端エンジンだ。

CX-5よりコンパクトでCX-3に対して実用性向上

 マツダ3のプラットフォームから開発された新型車だが、居住性や積載性を改善したCX-3の後継と考えてもいい。ただし、マツダ車相対の実用性向上であり、SUV全体からすると平均的なユーティリティと言える。最低地上高は175mm、電子制御カップリング型の4WDを採用し、アウトドアレジャーには十分な踏破性を持つが、走りはオンロード志向が強い。ディーゼルやスカイアクティブXなど多彩なパワートレーンが用意されるのも特徴だ。

【おすすめグレード】XDプロアクティブ(4WD) ●312万4000円

ドライブフィールではスカイアクティブXが魅力的だが、余力と燃費の両立ではディーゼルが圧倒。得意とする高速長距離用途との相性もよく、マツダ車らしい選択でもある。


【5】SUBARU スバルXV

●価格:220万~292万6000円

2019年の改良で2LはHVのみとなり、内外装デザインの変更や先進安全装備の強化も実施。Xモードは2つのモードを選択可能となり、悪路走破性も高められている。

乗用車らしさはそのままに悪路走破にもこだわりアリ

 外観から分かる通り、インプレッサの5ドア車をSUVに仕立て直したモデルだが、サス設計を専用として、クロスオーバー系ながら200mmの最低地上高を達成。駆動は4WDのみで、悪路対応モードを備えたXモードを採用するなど、他車とは異なる設定が特徴。長いフロントオーバーハングなどのハンデもあるが、見た目の印象以上の悪路走破性を示す。悪路走行の機会は多いが乗用車らしい運転感覚や使い勝手にこだわるなら最適だ。

【おすすめグレード】2.0e-Lアイサイト ●265万1000円

1.6L車では高速や悪路走行時の余力がなく、レジャー用途目的なら従来2L車の代替として設定されたマイルドハイブリッド車が燃費と動力性能の両面から無難な選択だ。


【6】LEXUS UX

●価格:397万2222~544万9074円

国産コンパクトSUV随一のプレミアム性を持つ。ガソリン車はダイナミックフォースエンジン+ダイレクトシフトCVT、ハイブリッドは同エンジン+新世代THS-2を採用する。

悪路走破性もそこそこある大人味のコンパクトSUV

 外観の印象ではスペシャリティ感はCH-Rほど濃くないが、同じプラットフォームから開発されているせいか、荷室容量に余裕はない。最低地上高は160mmであり、SUVとしては悪路対応力も程々。パワートレーンは2Lのガソリンとハイブリッドが用意され、共に燃費と実用性を高水準で両立した新世代型で、タウン&ツーリングのバランスも良好。ファミリー&レジャー向けというより、“おとな味”を楽しむコンパクトSUVという印象だ。

【おすすめグレード】UX200 ●397万2222円

4WDはハイブリッドのみの設定だが、生活四駆型。積極的に悪路に持ち込むクルマでもなく、オンロードで雰囲気を楽しむなら、穏やかで力感もいいガソリン車でも十分だ。


【7】MAZDA CX-8

●価格:294万8000~489万600円

どっしりとした落ち着きのある走りは上級クラスにふさわしいもの。走行時の車内騒音も抑えられており、キャプテンシートならよりゆったりとドライブを楽しめる。

マツダのハイエンド!豪華な2列目シートが魅力

 CX-5をベースに開発されたキャビン延長仕様。230mm延長されたホイールベースとリヤオーバーハング増により室内有効長を拡大し、全仕様とも3列シートを採用。サードシートは短時間の利用が前提だが、セカンドキャプテンシートのプレミアム感が大いに見もの。車内の雰囲気でもマツダ車最上級の印象が強い。ハードウェアは基本的にCX-5に準ずる内容だが、車重が増加していることもあり2Lのパワートレーン仕様は設定されない。

【おすすめグレード】XDプロアクティブ (6人・4WD) ●406万4500円

車重と車格相応の余力を求めるならディーゼルかターボ。燃費を考慮すればディーゼルがベストだ。ベンチ仕様も選べるが、上級の雰囲気を楽しむならセカンドキャプテン仕様がいい。


【8】TOYOTA RAV4

●価格:265万6500~388万8500円

アウトドアシーンに似合う、ラギッドでタフなエッジの効いたスタイリング。使い勝手を重視したキャビンの設えも好印象だ。ガソリン車は2Lながら余力感ある走りを見せる。

これぞSUVの優等生!全方位で満足できる一台だ

 SUVらしく高い全高と着座位置は多少の馴れを必要とするが、ファミリーユースとアウトドアレジャー趣味を高水準で両立させた多用途性の高いモデルだ。2.5Lのハイブリッド車、2Lのガソリン車ともに高効率の新世代エンジンを導入。また、パワートレーンと用途に合わせた3タイプの4WDシステムを設定し、オンロード・オフロードを問わず優れた走りを見せる。先進安全装備もトヨタの最新版だけにとても充実している。

【おすすめグレード】アドベンチャー(4WD) ●319万5500円

後輪の左右トルク配分をアクティブに制御する新型4WDシステムが悪路での扱いやすさと安心感を向上。余力感に優れたエンジンと先進的運転支援で高速ツーリングも快適だ。


【9】HONDA CR-V

●価格:329万100~444万1800円

全長4605mm×全幅1855mmの大柄なサイズながら、ハンドリングには程良い軽快感もあり、しなやかなサスペンションと相まって、ロングドライブでも疲れにくい。

高速ツアラーの素質は◎ 悪路走破性と乗降性も両立

 高速巡行での寛ぎとレジャーでの使い勝手の良さが光る。悪路向けに最低地上高190~210mmを確保しながら乗降性等でSUVハンデを克服するなど、実用面の配慮も嬉しい。2Lエンジンに2モーターを組み合わせ、エンジン直動機構を備えたハイブリッドシステムi-MMDを採用。4WD機構はガソリン車共々に電子制御カップリング方式だ。車格を感じさせる重質な乗り心地や穏やかで信頼感のあるハンドリングも大いに魅力。

【おすすめグレード】EX(5人・4WD) ●351万100円

走りの質感も含めて予算に余裕があればハイブリッド車を狙いたいが、価格差を考えれば使って元を取るユーザーにはガソリン車がおすすめ。積載性優先なら2列仕様はコスパ高。


【10】MAZDA CX-5

●価格:261万8000~397万6500円

全面にスカイアクティブテクノロジーを搭載し、魂動デザインを採用した初めてのモデルがCX-5。ある意味「スタンダード」であり、バランスのいいモデルだ。

パワートレーンが豊富で選びやすいのがうれしい

 マツダSUVラインナップでは最もファミリー&レジャー用途にバランスのいいモデル。クラス内相対ではキャビンユーティリティに多少難があるが、一般的には十分な実用性を備える。走りの基本はオンロード志向だが、MCでは4WD制御にスタック脱出補助機能を加えて悪路対応力の強化を図っている。また、NA/ターボ/ディーゼル等複数タイプのパワートレーンを用意し、予算や適応用途、走りの嗜好の選択範囲が広いのも見所。

【おすすめグレード】XDプロアクティブ (4WD) ●340万4500円

同クラスではマツダ車のみで、しかも長距離燃費と高速巡航性能に優れる。実用面のメリットを考えてもディーゼル車が最も魅力的だ。ヘビーユーザーならなおさらである。


【11】NISSAN エクストレイル

●価格:248万2700~375万6500円

発売されてから現在に至るまで、根強い人気を誇るのはそれだけ素性がいいから。尖った部分はないが、選んでおけば「間違いのない」モデルだと言える。

ミドルSUVの代表的存在!ファミリー&レジャーが大得意

 ファミリー&レジャー用途のスペシャリストと評せる。ミドルSUVながら3列シート仕様まで設定。見晴らしのいいウインドウグラフィックで開放的でもある。悪路でも落ち着いた乗り心地や、滑りやすい路面で安心感と扱いやすさに優れた4WDシステム。家族で様々なレジャーを楽しむためのウェルバランスが魅力である。上位設定のハイブリッド車でも余力はほどほど。動力性能や燃費は平均的だが、使い回しのいいモデルである。

【おすすめグレード】20Xi (5人・4WD) ●325万6000円

レジャー用途での積載性を重視するなら後席機能が充実したガソリンの2列席仕様が狙い。高速域での余力感に乏しいが、手頃な価格設定もありコスパに優れた選択でもある。


【12】SUBARU フォレスター

●価格:286万~317万9000円

オンロード志向が強かったフォレスターも、代を経て段々とラフロード/レジャーへの適性を高めてきた。比較的、四隅に広い室内空間もポイントだ。

質感を高めた現行型は室内の快適性にも優れている

 SUVの主戦場ともいえるクロスオーバー系ミドルSUVらしくオン&ラフロードでバランスさせた走行性能やアウトドアレジャー向けのユーティリティなど取りこぼしなくまとめている。また、ライバル車が2Lを標準とするのに対して2.5Lを採用。力感乏しい水平対向4気筒のハンデをカバーしつつ、高速巡航での余力感を高めている。同クラスでは比較的快適性にも優れ、上級ワゴンのプラスα志向の代替でも選んでもいいだろう。

【おすすめグレード】Xブレイク (4WD) ●297万円

走行性能に関わる部分は他グレードと大きな違いはないが、最もSUVらしい外観や撥水仕様のシートや荷室フロアなどアウトドアレジャー向けの内容が充実している。


【13】MITSUBISHI エクリプス クロス

●価格:258万6100~352万1100円

現在ミツビシにスポーツモデルのラインナップはないが、このエクリプス クロスで同社が開発・進化させてきた4WDシステムを味わえる点は大きな魅力。

スポーティなエクステリアと「ダートスポーツ」とも称すべき走り

 「エクリプス」の名を冠したことからも分かる通り、スポーティ&スペシャリティ志向で開発されたモデル。ただし、実用性も配慮された設計で、使い勝手はコンパクト2BOX相応。175mmの最低地上高と4WD 制御により悪路対応力も優れるが、本領はS-AWCによるダートスポーツとも称すべき走りである。また、走りの嗜好に応じてキレのいい1.5Lターボ、余力と燃費のディーゼルから選べるのも強味である。

【おすすめグレード】G(2.3Lディーゼルターボ・4WD) ●329万8900円

同車のキャラからすればターボが似合いだが、頻繁に高速長距離走行を行うなら高価でもディーゼル車を選んだほうが無難。グレードはACCが標準となるG 以上が狙い。


【14】SUZUKI クロスビー

●価格:179万8500~218万5700円

もちろん別のクルマなのだが、分かりやすく表現すればハスラーのいいところを生かしつつ、小型車規格まで拡大させたようなモデルだ。

ハイトワゴンのように使えて街乗り、アウトドアでも活躍

ハスラーのグレードアップ版と考えると分かりやすい。コンパクトサイズながら開放的な室内に、高さを活かした荷室。多彩な収納スペースなどユーティリティはハイト系に近い。4WDシステムはビスカスカップリング式だが、悪路走行向けのトラクションコントロールや、伸びストロークの長く対地キャンバー変化のないITL式リヤサスを採用。街乗りでもアウトドアレジャーでも気軽に使えるが、本格的ファミリー&レジャーには余裕がない。

【おすすめグレード】ハイブリッドMX(FF) ●179万8500円

レス仕様以外は安全装備共通なので実用性重視ならMXで不足はない。駆動方式は悩ましい。悪路や雪路を走る可能性がなければ2WDでもいい。具体的な使い方次第だ。


【15】TOYOTA ランドクルーザー プラド

●価格:360万3600~546万2600円

クロスオーバーモデルとは異なる、本気のクロカン仕様。特有の存在感、道具感も魅力。質感で劣る部分を「味」と捉えられるならオススメモデルだ。

ハードクロカンを楽しめる1台トラック的走りも「味」のひとつ

 ラダーフレームにリヤリジッドアクスル、大容量のデフやミッション。頻繁な悪路走行における耐久性は乗用車型のシャシーを採用するSUVとは一線を画している。悪路踏破での先進運転支援機能も用意し、すべてはハードクロカン走行のスペシャリストとしての設計である。ただ、走りの質感は劣り、乗り味はトラック的曖昧さがある。燃費やスペース効率も一般的なレジャー用途ではハンデ。アウトドア志向100%のユーザー向けである。

【おすすめグレード】2.8TX(7人・4WD) ●438万6800円

悪路対応力でも最上級グレードが優れるが、コスパを考えるならTX 系が狙い。ガソリン車との価格差は大きいが、できれば動力性能と燃費ともに優れるディーゼルを選びたい。


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