快適に車中泊できる場所を探したい！おすすめ施設の種類と注意点を解説

車中泊を考えているのならば、まず何泊くらいの車中泊なのか、目的はなにを予定しているのか明確にしておく必要があります。それによって、場所選びのポイントが変わってきます。たとえば、長距離移動の合間に仮眠として1泊だけ車中泊をするのか、宿泊地としてキャンプ感覚を楽しみつつ数日のんびり過ごすのかなどです。

仮眠で車中泊をするのならば、サービスエリアやパーキングエリア、道の駅などが利用できます。しかしこれらの場所ではテントやガスバーナーの利用ができずキャンプ感覚での車中泊の場合には向いていません。

逆にオートキャンプ場などはキャンプをしながらの車中泊も可能ですが、仮眠程度で利用するには利用料がかかりすぎてしまう場合があります。
車中泊をする目的は人それぞれ違うため、目的に合った場所を選ぶことを心がけましょう。

車中泊できる場所は、大きくRVパークなどの公式に車中泊が認められている場所と、公式に認められてはいないが仮眠が可能である場所の2つの種類に分けることができます。それぞれの具体的な場所と特徴について、詳しく紹介しましょう。

車中泊が公式に認められている場所としては、RVパークが挙げられます。RVパークは日本RV協会が道の駅などに開設している車中泊専用の場所です。
基本的には、24時間トイレの利用ができるようになっていて、安心して夜を過ごせます。なお、ペットの同伴ができる場所もあるので、ペットのいる家庭でも安心ですが、利用料が発生するところもあるので注意してください。

また、オートキャンプ場も公式に車中泊が認められている場所で、テントを広げての車中泊も可能です。車外で火を使った調理も可能なので、まさにキャンプ感覚で車中泊ができるでしょう。
トイレや洗面所、シャワーなども完備されている場合も多く、快適に過ごせることも魅力です。こちらもRVパーク同様で有料となり、利用可能時間が決まっている場合があります。

サービスエリアやパーキングエリアは、日本全国の高速道路に完備されています。キャンプ目的などの車中泊はできませんが、仮眠や長時間の休憩ならば利用が可能です。24時間人の出入りがあるため、防犯の面でも安心です。

道の駅は、国土交通省認定の休憩所で一般道に設置されています。こちらもトイレや洗面施設が24時間無料で利用でき、日中は売店や飲食店も利用可能です。仮眠や長時間の休憩のみでの利用となりますが、場所によっては車中泊が禁止の場合もあるので注意しましょう。

RVパークはとても利便性が高い場所ですが、1施設あたり2～10台ほどと利用可能台数が少ないことが特徴なので、あらかじめ利用可能台数も調べておくと良いでしょう。予約が可能な場合は、事前に予約して確実に利用できるようにしておくことも有効です。
またRVパークやオートキャンプ場でも、豪雪地帯では冬季のみ閉鎖されている場合があります。実際に到着してから使えないとなっては困るので、早めに情報収集をしておくと安心です。

また、車中泊ができる場所でもなかには、アイドリング禁止の場所もあります。アイドリング禁止となると、車のエアコンが使えないことになるので車内の温度対策を徹底しなければなりません。
キャンピングカーのようにサブバッテリーが搭載されていれば問題ありませんが、一般の車ではそうはいきません。アイドリング禁止の可能性がある場合には、温度対策できる装備を備えておくと良いでしょう。

なお、SNSでは実際に車中泊をしたという発信も多く見受けられますが、投稿を見て実際に車中泊したのなら安心できると判断するのはあまり良くありません。
実際に現地に到着してみると、車中泊が禁止されている場所で、無許可で車中泊を行っていた場合などがあります。
車中泊をする場所に関しては、周りの環境の変化などによって急に禁止されたりすることもあるので、実際に車中泊をする場所の情報を探してしっかり調査しておくことが大切です。

車中泊ができる場所は、どんな目的で何泊するのかを明確にして、最適な場所を選ぶことが大切です。
また、車中泊を快適に過ごすためにも、注意点と実際の場所のルールなどを把握してしっかり下調べをしておきましょう。