メルセデス・ベンツ、ミニバン「Vクラス」をマイナーチェンジ

メルセデス・ベンツ日本は10月23日、ミニバン「Vクラス」をマイナーチェンジし、同日から予約注文の受け付けを開始した。ラインナップは「V 220 d」「V 220 d アバンギャルド ロング」「V 220 d アバンギャルド エクストラロング」、発表記念特別モデル「V 260 アバンギャルド ロング」の4グレードで、納車時期は「V 220 d アバンギャルド ロング」「V 260 アバンギャルド ロング」が2020年1月頃、「V 220 d」「V 220 d アバンギャルド エクストラロング」が2020年春頃を予定している。

今回のマイナーチェンジでは、内外装デザインを変更し、フロントマスクは3つあったエアインテークを1つにまとめて開口部が拡大したバンパー（メーカーオプションのAMGライン装着車は除く）を採用して、スポーティなデザインになっている。インテリアは、航空機のタービンエンジンをモチーフにしたエアコン吹き出し口、アンスラサイトウッド調インテリアトリムを新たに採用するとともに、2列目シートに高級感あふれるエクスクルーシブシート（本革シートカラーはブラックまたはベージュ）をオプション「エクスクルーシブシートパッケージ」として用意（グレード別設定）した。

安全面では、ハイビームで走行中に対向車や前方車を検知すると、自動で配光を調整してくれる「アダプティブハイビームアシスト プラス」、駐車時に車両周辺の状況を画面で確認できる「360°カメラシステム」、障害物との距離を感知して知らせてくれる「パークトロニック」を全車標準装備し、左右斜め後方の死角にいるクルマを知らせてくれる「ブラインドスポットアシスト」、速度に応じて車間距離を自動で調整する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」、クルマ、歩行者、路上の障害物など検知し、衝突回避および被害軽減をサポートする「アクティブブレーキアシスト（歩行者検知機能付き）」などをセットにした「レーダーセーフティパッケージ」をメーカーオプションで用意する。

マイナーチェンジしたVクラスの発表を記念して設定された特別モデル「V 260 アバンギャルド ロング」は、105台限定で、パワートレーンは最高出力211PS、最大トルク35.7kg・mを発揮する2.0L直4DOHC直噴ターボエンジンを搭載し、AMGライン、エクスクルーシブシートパッケージ（本革シートカラーはブラック）、レーダーセーフティパッケージ、冷蔵庫付きセンターコンソール（冷温カップホルダーを搭載）を標準装備するとともに、ボディカラーには限定色「グラファイトグレー」を採用している。