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更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.10.11

北海道で冬のドライブを楽しむためには「4種の神器!」~雪国であると便利な車の装備をご紹介~

北海道で冬のドライブを楽しむためには「4種の神器!」~雪国であると便利な車の装備をご紹介~

みなさんこんにちは!
北海道の「大雪国の街」旭川に暮らして28年、北海道で車を運転して10年のグーネット北海道版編集部員「N」が、今回、冬のカーライフを快適に過ごす為の快適装備をご紹介させて頂きます。
長く冬道を運転してきたからこそ実感してわかった装備です!
ぜひ、ご参考にしてみてくださいね。

シートヒーター

シートヒーター

運転席や助手席のシート座面がポカポカと温かくなるのが「シートヒーター」
こちらの特徴は、スイッチを入れ動作し始めてから暖かくなるまでのスピードです。
シートが温まる仕組みはストーブでもよくある「電熱線」を利用したヒーターですので、すぐに温まる事が可能です。

車の暖房は、エンジンの熱を利用しますので、真冬の冷えたエンジンを始動してからエンジンが温まり温風が出てくるまでは概ね5~10分程度時間がかかります。
その点、シートヒーターは体感30秒~1分で体の芯からじわじわと温まってきます!
冬の北海道はまさに極寒。寒さに弱い方はオススメのオプションです。…と言っても、そうでない方もあると意外に使います。
シートヒーターが付いているかどうかは、このスイッチが目印です。

ミラーヒーター

ミラーヒーター

字の通り「ミラー」の「ヒーター」なのですが、北海道をはじめとした豪雪地帯でなければこの装備の恩恵を受けることはないかもしれませんね。
冬の外気温が下がった状態だと、走行中の風の影響もあり、自動車がかなり冷え切る状態になります。ですが、エンジンの熱がありますので、主に鉄で構成された自動車のボディは熱が伝導しそれほど冷え切りません。アイドリング状態であればボンネットや屋根に雪が積もる事はありません。

ですが、ミラー部は主にプラスチック素材で構成され、しかもボディから独立した状態になる為にその熱が伝わらず、かなり冷え切った状態になります。
そうなると、ミラーに雪、もしくは、水がかかった状態で走行するとその水分が凍ってしまい後部の確認ができない状態に陥る事があります。一般道を走っている時であれば、一旦停止しその氷を削り落とせば大丈夫ですが、これが高速道路の走行中となると大変です。
そんな時に役立つのが「ミラーヒーター」です。ミラーに電熱線が入っており、スイッチを入れるとミラーガラス部が温かくなり氷の解氷や着氷を防ぐ優れものです。
目印はこのスイッチです!

フロントワイパーデアイサー

フロントワイパーデアイサー

リアワイパーのデアイサーは多くの方がご存知かもしれません。
ですが、フロントワイパーのデアイサーも存在します。
そもそもデアイサーとは、「de-icer」で「除氷装置」という意味です。

先ほどの「ミラーヒーター」でもお話しましたが、外気温が下がった状態、特に北海道の冬のような、水も氷る氷点下での走行中は、外気温+走行中の風の影響もあり、車が受ける温度の影響は凄まじいものとなります。
冬の時期では、フロントガラスが凍るのを防ぐ為に、暖房の出し口を「フロントガラス」にします。その時、フロントガラスに降り積もった雪が解けますので、ワイパーで拭いますよね?室内からフロントガラスに向けて強く温風をあてたとしても、ワイパーが収納されている下部の方までは温かさが届きにくいです。
ですので、その拭った水滴が今度はワイパーに絡みつき凍ります。凍ったワイパーは水分を拭う力を失いますので、今度はそれで「前が見えない!」という状況に陥ってしまいます!

そこで役立つのは「フロントワイパーデアイサー」!
スイッチを入れると、ワイパーが収納されているフロントガラス下部に暖かくなる熱線が入っており、ワイパーを温め氷と解かす優れものです!
後ろのガラスには多くの車にこの仕組みが付いております(曇りを取るためのリアデフォッガーと言われます)が、フロントガラスは主に北海道のような寒冷地用ですのでなかなか珍しい機能になります。目印はこのスイッチです。

エンジンスターター

エンジンスターター

これは多くの方がご存知なのではないでしょうか?
運転する前に乗車しなくても、車のエンジンを掛けられる、いわば車のリモコンです。

北海道では多くの方がエンジンスターターを利用しており、朝になると、人がいないのに次々と車のエンジンが掛かっていく風景は冬の風物詩です。
これはただ単に「乗る時に寒い思いをしたくない!」というのを防ぐ為の装備ではありません。冬とはいえ、日中は日が差すと温かくなり、ガラスに積もった雪が溶けたりします。これがまた夕方・夜~朝になり再度冷え込むとその溶けた水がまた氷ります。

するといざ、仕事に行こうと車に乗り込むと、ガラスが凍って前が見えない!という状態に陥ります。冬の自動車はエンジンが温まるまで温風が出ません。ですので、全開で暖房を付けたとしても、フロントガラスの氷が取れるまで、前が見える様になるまで、数十分かかる…なんてことも北海道では珍しくありません。
そんな時にもエンジンスターターが役立ちますね。
こちらは、多くの車で後付けする事が可能です。ですが、後付けですと2万円~5万円程度かかる事も。ですので、買う車にもともと付いてるとお得ですね。

こちらの記事で既にまとめられてますが、やっぱり冬の北海道を車で運転・ドライブするなら、機能的には「4WD」の方が「2WD」よりも安心!という事ですね。
北海道での冬道の運転に慣れていない方がこれから車探しをする際は「4WD」の方がオススメです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
雪道運転…となると、億劫になるかもしれませんが、北海道の冬は静かで真っ白な美しい景色の中での運転。こんな経験はなかなか味わえません。
ぜひ、安全運転で雪道運転を楽しみましょう!

編集部員「N」

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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