カー用品・パーツ
更新日:2019.09.24 / 掲載日:2019.09.24
【グー連載コラム】LATEST TIRE NEWS 快適なドライブをサポートするタイヤ講座
快適なドライブをサポートするタイヤ情報を毎月お届けする本企画。
今回のテーマは「メリット多数のエアレスタイヤ」です
(掲載されている内容はグー本誌2019年10月号の内容です)
いま注目のロングライフ性能は増税の時こそ本領発揮!?
低燃費性能と同じくらい注目度が高いロングライフ性能
タイヤの交換サイクルを抑えるべく、ロングライフ性能に優れたタイヤが今、注目されている。最近では低燃費性能に優れたタイヤが主流ではあるが、それと同じくらい重要視されている性能だ。
そもそも、低燃費性能とロングライフ性能は両立し辛いというのが今までの常識だったのだが、各タイヤメーカーの企業努力により、素材や設計を見直すことで両立を実現させている。
例えば低燃費タイヤの代名詞でもあるダンロップの「エナセーブEC204」を例に挙げてみよう。EC204は「最後まで使える長持ちタイヤ」がキャッチコピーで、まさにロングライフ性能に特化したモデルといっても過言ではない。
ダンロップの調査によると、交換されたタイヤの約51%に“偏摩耗”が確認されたという。偏摩耗が起きたタイヤは本来の性能を発揮することができず、安全性能を著しく低下させてしまうので、使い切る前にタイヤを交換しなければならない。なぜタイヤが偏摩耗してしまうのかというと、カーブ走行や細かいハンドリング操作により、タイヤにかかる接地圧が集中してしまうことが原因とされている。
そこでEC204では、カーブで力のかかるアウト側のブロック剛性を高めることで、ゴムをよれにくくする「非対称パターン」を採用。さらに接地形状を丸くすることで、タイヤにかかる接地圧を均一化し耐偏摩耗性能を向上させている。
また、従来のモデルよりもタイヤの面積を広げることで、接地面積を拡大させ、タイヤにかかる接地圧を分散させることで耐摩耗性能も向上させた。
10月より消費税率が10%へと引き上げられることで、当然タイヤの購入費用も高くなる。高くなったからといってタイヤ交換を疎かにしたりするなんてことは言語道断である。車を運転する以上、乗員の安全はもちろん、歩行者などに被害をもたらさないよう常に安全面に気を使うことがドライバーの義務なのだ。
話がそれたが、今タイヤメーカーが力を入れているロングライフ性能は、その名の通りタイヤの寿命が従来品よりも長い。寿命が長いということは、その分タイヤの交換サイクルも長くなるので、少しでもタイヤにかける費用を抑えたいなら選択肢に入れることをオススメする。
DUNLOP エナセーブEC204
165/80R13から215/45R18
DUNLOP エナセーブEC204
耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を同時に高めることで、トータルライフを向上。タイヤを無駄なく、長持ちさせることに成功。幅広いサイズラインナップも魅力的。
問◎住友ゴム工業TEL.0120-39-2788https://tyre.dunlop.co.jp/
オススメのロングライフタイヤ
BRIDGESTONE ECOPIA NH100 RV
215/70R15から215/55R18
BRIDGESTONE ECOPIA NH100 RV
「エコ効きもちゴム」、「剛性コントロールシート」、耐摩耗最適化形状とブリヂストン独自技術「アルティメット・アイ」により、ウェット/ライフ/燃費性能を高次元で両立させた。
問◎ブリヂストンTEL.0120-39-2936https://www.bridgestone.co.jp/
YOKOHAMA BluEarth AE-01F
YOKOHAMA BluEarth AE-01F
ブルーアースAE-01の構造・パターンを継承。タイヤ全体のエネルギーロスをきめ細かく検証・最適化し、低燃費性能を追求した構造。そしてウェット性能の確保に加え静粛性、高耐久性にも配慮したパターンを採用。
問◎横浜ゴム TEL.0120-667-520https://www.y-yokohama.com/