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更新日:2019.08.05 / 掲載日:2019.08.05

バック駐車を上達させる方法

バック駐車を上達させる方法

グーネット編集チーム

車をよく運転する人でも、バック駐車が苦手だという人をよく見かけます。バック駐車は前向き駐車と違って、周りが見えにくいこと、ハンドル操作が逆になってしまうことが大きな原因となっているようです。とはいえ、バック駐車を克服したいと考えている人は多いようです。実際にどのように克服していくべきなのでしょうか。

そこで今回は、バック駐車を上達させる方法について説明していきます。バック駐車が苦手な人は、ぜひ参考にしてみてください。

運転でバック駐車が苦手な人の特徴・苦手な理由には何がある?

バック運転が苦手な人は多いですが、それぞれに特徴や苦手な理由があります。順番にバック駐車が苦手な人の特徴や、苦手な理由について見ていきましょう。

バック運転が苦手な人の特徴

バック駐車に苦手意識を持っている方の多くは初心者、もしくは初心者でなくても普段あまり運転することがなく単に運転(バック駐車)に慣れていない方が多いです。中には毎日運転していてもバック駐車が苦手な方もいますが、大半は運転に慣れていない方ではないでしょうか。

それらの初心者や、バック駐車に慣れていない方の特徴としては、「傷つけたらどうしよう」「隣の車にぶつけたらどうしよう」と心配しすぎてしまうことから、バック運転を苦手だと考えてしまう傾向にあります。

バック運転が苦手な理由

バックが苦手な理由として挙げられるのが「周りが見えにくい」「前進とバックとではハンドルが逆になってしまうから」と答える人が多いようです。

後方は視界が悪い上に、ハンドルを回した方向とは反対の方向に車が動いていきます。初心者や車の運転にまだ慣れていない人は、前進する時と進む方向が違うことに対して混乱してしまうことから、苦手意識を持ってしまうのでしょう。

またバック運転は、気を付ける部分が多いのも苦手意識を持ってしまう理由のひとつです。

基本的なバック駐車の方法・流れ

ここではバック駐車運転の方法と流れについて説明していきます。

まずは駐車スペースに垂直になるように車を寄せる

まず駐車スペースに対して車体が垂直になる位置に車を寄せていき、駐車する準備をします。ここで大事なのはできる限り駐車スペースに近づくことです。

車を駐車スペースにできる限り近づけて、バックをする際の車両前方のスペースを広くとっておくと、バックする際に余裕を持った切り返しが可能になります。しかしながら、あまりに近づけすぎると逆に駐車が難しくなるので、目安としては駐車スペースから60~80cmぐらいを目途に、車を寄せましょう。

駐車スペースの反対側にハンドルを切る

駐車スペースに対して車体が垂直になる位置に車を付けたら、ハンドルを駐車スペースとは逆の方向にきって車の後方部分が駐車スペースに向くように移動しましょう。

ここではハンドルをしっかりと切ってゆっくりと移動することが重要です。そうしなければ車が斜めに進まず、バック駐車を何度も繰り返し行わなくてはいけなくなってしまいます。何度も駐車をし直さないためにも、どれだけ車の後方部分を駐車スペースにできる限りまっすぐに向けられるようにすることがポイントになります。

駐車スペースに向けてバックする

駐車スペースに向けて車体のお尻部分を向けることができましたら、先ほど切った方向とは反対の方向にハンドルを切り、ゆっくりとバックしていきます。この時、シフトレバーを「R」のマーク(バック)にするのを忘れないようにしましょう。

少しずつ後退していき、後ろを見たり両隣にあるミラーを見たりしながら駐車をします。駐車スペースの既定のポイントまでバック出来たら、駐車が完了です。

バック駐車のコツとは

ではバック駐車が上達するには、どのようなコツがあるのでしょうか。ここではバック運転の際のコツについて説明していきます。

ハンドルは車を止めた時に操作

初心者のうちは大丈夫ですが、慣れてくるとアクセルとハンドルを同時に操作してしまう人がいます。しかしバック駐車が苦手な人は、慣れるまで一度ストップしてからハンドルを切るクセを付けておくと良いでしょう。

何度か切り返しをすることにはなりますが、確実にバック駐車をすることが可能です。だんだんと慣れてきたら、アクセルを踏みながらハンドルを切るように練習していきましょう。

ピボットエリアを意識

ピボットエリアとは、目印のことを表します。左にバックする時は左の後輪、右にバックする時は右の後輪を目印となるピボットエリアに近づけると駐車がしやすくなります。

ミラーで確認しつつ、窓を開けて外側を見たりしながらピボットエリアにあたっているかを確認していきましょう。

慌てずにゆっくり駐車

バック駐車となると慌てて操作をしてしまって、思ったような位置に止まることができないこともあります。バック駐車をしていたら、横から車が来てしまって「早く入れないといけない」と感じ、焦ってしまう人もいるでしょう。

しかし急いでしまって事故を起こしてしまっては元も子もありません。まずは慌てず、ゆっくり駐車して安全なバック駐車を心がけましょう。

バック駐車を練習する場所はどこがいい?

バック駐車を練習するなら、車の交通量が少なく練習していても迷惑にならない場所が最適です。例を挙げるなら、自宅のガレージでの練習や、公共施設や商業施設の駐車場を利用すると良いでしょう。

もし公共施設や商業施設にて練習をしていくなら、車止めや白線が引いてある場所を選んでいくことが大切です。なぜなら実際に横に車があると想定して練習することができ、本番さながらで練習することができるからです。

常に隣に車があるという緊張感を持つことで、バック駐車が上達していきます。

バック時の間違えやすいハンドルの切り方

バック時の間違えやすいハンドルの切り方

グーネット編集チーム

車に乗りたての頃は、バックのハンドルの切り方を逆に覚えてしまう人が多く存在します。
なぜならバック運転中に左にハンドルを回した場合、車体は右を向いてしまい、逆に右にハンドルを回すと車体は左を向くからです。行きたい方向とは逆の方向にハンドルを切るので、バック時に間違えやすい傾向があります。

人はバックに進むという行動を普段しないので、いざバック運転するとなると間違いを引き起こしてしまうのでしょう。

バック駐車に便利な車の機能とは

バック運転は、車の運転に慣れてきたとしても苦手という人はたくさんいます。そんな時に助かるのが、バック駐車の時に役立つ車の機能です。車の中には、バックをする時に運転している人をサポートする機能が取り付けられている車もあるので、安心して運転することができるでしょう。そこで、ここでは車に付いているバック駐車の時に使える、便利な機能について説明していきます。

障害物お知らせ機能

バックをしている時に、気を付けたいことの1つとして「バックしすぎないように注意する」というものがあります。上手く横にぶつけることなく駐車したとしても、後ろにぶつけてしまっては元も子もありません。

そんな時障害物お知らせ機能があれば、後ろに障害物となる壁などが近づくと、音を鳴らして知らせてくれます。中には自動的にストップしてくれる機能が付いている車もあるので、バック駐車に自信のない人は備え付けておくと安心でしょう。

バックモニター

バックモニターは車体の後ろ側をカーナビ、またはもともと備え付けてある液晶画面に表示してくれる機能となっています。バックモニターの種類によっては、車の真上から駐車をしている風景を見ることができるので、画面を確認しながらも確実にバック駐車をすることが可能です。

少しでも確実に指定の位置に駐車したいなら、バックモニターが備え付けられた車を選択すると良いでしょう。それかカーナビをバックモニターとして活用していくこともできるので、持っていない人は一度カーナビを見に行ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

バック駐車は得意な人もいれば、苦手な人もたくさんいます。見える部分が少ない分、細心の注意を払いながら駐車をしている人がほとんどです。

バック駐車が苦手な人や初心者の人は、慣れるまでバック運転のコツを理解しながら、ゆっくりと安全運転を心がけるようにしていきましょう。

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グーネットマガジン編集部

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