輸入車[2019.07.04 UP]

ポルシェ カイエンクーペ【グーワールド コラム/インプレッション】激戦のSUVセグメントに新たなる選択肢が登場

文●九島辰也 写真●ポルシェ
問い合わせ●ポルシェカスタマーケアセンター TEL:0120-846-911
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年8月号の内容です)


 「ポルシェ、お前もかー!」、って思わずツッコミたくなるモデルが登場した。こちらのカイエンクーペである。
 ご承知のように、クーペスタイルのSUVというのはBMW X6をパイオニアに盛り上がりを見せているカテゴリーで、メルセデスのGLEクーペやGLCクーペといった挑戦者がしのぎを削っている。レンジローバー・イヴォークもその仲間に数えられるだろう。いずれもスタイリッシュさが信条だ。いずれにせよ高価でニッチなモデルだが、それなりに需要があるのはたしか。そうでなければX6はとっくに生産中止になっている。
 ということで、新型カイエンクーペを国際試乗会でテストドライブしてきた。場所はオーストリアのグラーツ。このクルマの生産ラインのある街である。モデルは、「スタンダード」と「S」、それと「ターボ」の3種類。前者2モデルがV6で、後者がV8。馬力はそれぞれ340馬力、440馬力、550馬力を発揮する。試乗車はすべてエアサスを装着していたが、標準ではターボのみとなるようだ。
 性格はどのモデルもスポーティさを強調したもので、カイエンに対してリヤスタビライザーの強度を高めるなどしてシャシーに手を加えている。カーボンルーフなどを用いたライトウェイトスポーツパッケージを設定したのもその証。実際、エンジンのパワーに関わらずカイエンクーペは試乗コースをスポーティに駆け抜けた。スタンダードモデルは軽快さを、ターボはド級の加速をアピールする。
 総合的にもバランスよく感じ、乗り心地もイメージ以上にいい。日本導入はこの秋。SUVを何台か乗り継いでいるという方には、このカイエンクーペはいい刺激となる新たな相棒になるのではないだろうか。

Profile
自動車ジャーナリスト

九島辰也
長年にわたり男性ファッション誌や一般誌でも活躍し続ける自動車ジャーナリスト。海外での取材数は業界トップクラス。

関連情報

新車 輸入車
価格:カイエンクーペ 1115万円/カイエンクーペターボ 1974万円

カイエンをベースに誕生したクーペモデル。全高を20mm下げ、リヤトレッドを88mm広げるなど個性を出している。写真はターボで21インチホイールを履く。

試乗車はカーボンルーフを備えるスペシャルバージョン。標準はガラスルーフで後席に開放感をもたらす。インターフェイスなどは現行カイエンと共有。シートレイアウトは4名、5名を選べる。

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