徹底分析中古車相場
更新日:2019.05.15 / 掲載日:2019.05.15

ルノーのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

ルノーのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム

ルノーは、古くはフランスの国営であった企業で、パリに本社を置き、現在は日産自動車・三菱自動車とアライアンスを組むなど、韓国の「ルノー・サムスン」をはじめ、ルーマニアの「ダチア」を傘下に収めるなど、世界最大規模の販売台数を誇る自動車メーカーとして知られます。

「4CV」や「4」「トゥインゴ」「5」など、古くからグローバルスタンダードと呼ばれるコンパクトカーから、フランス大統領の公用車として採用された、艶やかな本革シートや本木目パネル、専用スーツケースを備えた「バカラ」グレードをラインナップに持つフラッグシップセダン「25」など、幅広いエポックメイキングなモデルが発売されました。

1920年代よりラリーシーンで活躍するとともに、最高速度記録に挑戦するなど、高性能モデルの礎となる活動を続けてきました。

なかでもルノーの子会社であるアルピーヌが手掛けた「A110」、ベーシックなコンパクトセダン「8」をベースに著名チューナーであるゴルディーニが手掛けた「8ゴルディーニ」、「5」のリヤシートを取り払い、高性能ターボエンジンをリヤに搭載した「5ターボ」など、今でも語り継がれるラリーシーンに燦然と輝く歴史的な名車を数多くリリースしています。

また、モータースポーツのトップカテゴリーでもあるフォーミュラー1の活躍からも、スポーツカーメーカーとしてのルノーの持つイメージは定着していることでしょう。

現在は市販車のスポーツモデルの開発を手掛ける「ルノー・スポール カーズ」とレース車両の開発からレース運営を行う「ルノー・スポール レーシング」の密な連携により、ルノーブランドの市販スポーツカーがうみだされています。

ここでは、ルノーのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。

メガーヌ

メガーヌ

グーネット編集チーム

メガーヌは、1996年から発売されている使い勝手や操作性の良いミディアムクラスモデルです。2ドアクーペやワゴン、5ドアハッチバック、ハッチバックモデルなど、豊富なバリエーションが設定され、フランス車らしいエスプリの効いたパッケージングにより日本でも人気の高いモデルです。

なかでも2005年5月から2代目モデルに追加された「ルノー スポール:RS」は、リッター当たり100psを超えるトルクフルな2.0L直列4気筒DOHCエンジン+6速マニュアルトランスミッションを搭載し、引き締まった足回りや精悍な専用の内外装が施された、サーキット走行もこなす本格的なスポーツカーとして位置づけられます。その後も制動能力を強化したブレンボ製ドリルドブレーキローターの採用など、発売と同時に話題となりました。この「ルノー・スポール:RS」グレードは車種を問わず、ルノー スポールが手掛ける本格的なサーキット走行まで想定したリアルスポーツカーとして位置づけられます。

その後も、より強力なツインスクロールターボエンジンの搭載し、アグレッシブな外観デザインを採り入れた3代目モデルは、世界で最も過酷なサーキットとして知られるニュルブルクリンクサーキットでFF市販車最速タイムを計測するなど、高いポテンシャルを世界にアピールしました。

現在は、2017年11月にフルモデルチェンジを受けた4代目モデルへと移行しています。
「ルノー・スポール カーズ」と「ルノー・スポール レーシング」の共同開発により誕生した爆発的パワーをうみだす直噴型1.8L直列4気筒ターボエンジンを搭載する4代目モデルは、4輪操舵システム「4CONTROL」と4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール「4HCC」を備え、抜群のスタビリティ&ロードホールディング性能としなやかな乗り心地、軽快なハンドリング性能を実現するなど、歴代の「ルノー スポール」の中でも、最もハイスペックなスポーツカーとして位置づけられます。

メガーヌのおすすめ人気車種・グレード

ルノー メガーヌ(MEGANE)ルノー スポール 273(2016年10月モデル)

乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前) 235/40ZR18 (後) 235/40ZR18
エンジンタイプ:F4R型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:273ps(201kW)/5500rpm
最大トルク:36.7kg・m(360N・m)/3000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1420kg
新車価格:3,990,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

メガーヌ(MEGANE)ルノー スポール 273(2016年10月モデル)

ルーテシア

ルーテシア

グーネット編集チーム

走りとデザイン、居住性のバランスの良さから大成功を収めたコンパクトハッチバックモデル「5(サンク)」の後継モデルとして1991年10月に日本でもリリースされたのが「ルーテシア」です。

ベーシックなスタンダードグレードから、時の大統領の公用車として採用されたフラッグシップセダン「25:vulansanku」と同様に豪華な本革の内装を持つ豪華な「バカラ」グレードが設定されるなど、洗練されたスマートなフレンチデザインとともに日本でも人気を博しました。

1998年11月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、上位モデル「メガーヌ」と同様に専用チューニングが施された2.0Lエンジンや足回りを採用する「ルノー・スポール2.0」がラインナップされます。

また、ワークスチームとラリーに参戦しなかったものの、「5ターボ」を彷彿とさせる、元レーシングドライバーのトム・ウォーキンショーが率いるTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)との協力で誕生した「ルノー スポールV6」が追加されます。リヤトレッドを大幅に拡大し、本来リヤシートのある場所に3.0L V型6気筒エンジンを搭載する、ミッドシップレイアウトの2シータースポーツカーとして、世界中の愛好家を中心に高い評価を得ました。

その後の3代目モデル、現行の4代目モデルにも「ルノー・スポール:R.S.」グレードはラインナップされ、ルノーを代表するフレンチホットハッチバックスポーツカーとして、脈々とDNAを継承しつつ進化を遂げています。

なかでも「ルノー・スポール・トロフィー」はベースとなる「ルノー・スポール・シャシーカップ」より前後の車高を下げ、戦闘力を高めたトップモデルとして相応しいネーミングを持つリアルスポーツカーです。

ルーテシアのおすすめ人気車種・グレード

ルノー ルーテシア(LUTECIA)ルノー・スポール トロフィー(2018年4月モデル)

乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前) 205/40R18(後)205/40R18
エンジンタイプ:M5M型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1618cc
最高出力:220ps(162kW)/6050rpm
最大トルク:26.5kg・m(260N・m)/2000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1290kg
新車価格:3,340,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

ルーテシア(LUTECIA)ルノー・スポール トロフィー(2018年4月モデル)

トゥインゴ

トゥインゴ

グーネット編集チーム

トゥインゴは1.2L 直列4気筒エンジンを搭載するエントリークラスのハッチバックモデルとして1995年9月より日本で発売が開始されました。

シンプルな内外装デザインを採り入れながら、フランス車らしい洒落た意匠により、チープさを感じさせないモダンなコンパクトハッチバックとして、日本でも大きな成功を収めました。

厚みのあるスポーティなエクステリアデザインと採り入れた、2代目モデルが2008年11月にリリースされます。先代モデルと同じくAセグメントのエントリーモデルながら、他モデルと同様にルノーのホットモデルを象徴する「ルノー・スポール」グレードが2009年10月に追加されました。ノーマルグレードから排気量を拡大し、専用チューニングが施された1.6L 直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、ブレーキも大幅に強化されるなど、性能に見合ったスペックが奢られています。現在、ルノーにはルノー・スポールが手掛ける2つのスポーツモデルが用意され、2018年2月には一般道でそのポテンシャルを発揮する「GT」グレードをラインナップに加えました。この「GT」グレードは、ルノー スポールが専用設計した0.9L 直列3気筒ターボエンジンをリヤに搭載し後輪を駆動するRRレイアウトを採用し、コンパクトな排気量ながら、車体の挙動を楽しむセッティングがなされ、ドライバーのドライビングプレジャーを満たす、ルノーのラインナップでは最小のスポーツカーとなっています。

トゥインゴのおすすめ人気車種・グレード

ルノー トゥインゴ(TWINGO)GT(2018年2月モデル)

乗車人員:4名
駆動方式:RR
タイヤサイズ:(前)185/45R17 (後)205/40R17
エンジンタイプ:H4B型 直列3気筒DOHC12バルブターボ
排気量:897cc
最高出力:109ps(80kW)/5750rpm
最大トルク:17.3kg・m(170N・m)/2000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1010kg
新車価格:2,290,000円
自動車税:年間29,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

トゥインゴ(TWINGO)GT(2018年2月モデル)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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