徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.22 / 掲載日:2019.04.22

フォルクスワーゲンのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

フォルクスワーゲンのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム

この記事の目次

フォルクスワーゲンの歴史は1937年にまでさかのぼります。ナチス政権時代に、ドイツ国民のための自動車製造を目的に国営企業「ドイツ国民車準備会社」としてスタートした、現在もドイツに本社をおく自動車メーカーです。

社名の「フォルクスワーゲン:Volkswagen」は文字通り、ドイツ語で「Volks:国民」と「Wagen:車」を意味しており、文字通り国民のための大衆車としてカブトムシ「Beetle:ビートル」の愛称で知られる「タイプI」の製造を開始します。

この初代「タイプI」はスポーツカーメーカーとして、名を馳せるポルシェの創業に関わるフェルディナント・ポルシェ博士が開発したことでも知られます。

戦後まもなく「タイプI」製造が開始され、その後も「タイプII(ワーゲンバス)」や「ゴルフ」をはじめ、「シロッコ」「ポロ」などフォルクスワーゲンを支えた数々の名車とともに発展を続けています。現在ではグループ企業として「アウディ」「ランボルギーニ」「ベントレー」「ブガッティ」「ポルシェ」などの高級車、スーパースポーツブランドを擁する、ドイツ国民のみならず世界有数のグローバル自動車企業として今日に至ります。

初代ゴルフに用意された「GTI」をはじめ、アウトバーンで鍛えられたスポーツモデルも数多くリリースされ、現在もベーシックなスタンダードモデルから本格的なスポーツカーまで、豊富なラインナップが特徴の自動車メーカーです。

ここでは、フォルクスワーゲンのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。

ゴルフGTI

ゴルフGTI

グーネット編集チーム

1976年に初代ゴルフIに追加された「ゴルフGTI」は、一見変哲もないコンパクトでノーブルなFF駆動3ドアハッチバックモデルながら、軽量で剛性の高いボディにパワフルなインジェクション仕様の1.6Lエンジンを搭載し、かのアウトバーンではポルシェ911をも凌駕するほどのポテンシャルを見せつけなど、今でも脈々と語り継がれる「GTI」の伝説を創りあげました。

握り心地の良い小径ステアリング、身体をしっかり支えるスポーツシート、フロントバンパー下に追加されたエアダムスカート、赤い縁取りのあるフロントグリルなど、オーナーを刺激する多くの専用装備が施されていました。

現在ではさらに究極の動力性能を追求した「R」が設定されていますが、初代からのアイデンティティであるチェック柄スポーツシートやレッドストライプの入ったフロントグリルを装備した元祖「羊の皮を被った狼」こと「GTI」は高性能モデルの証であり、奥の深い生粋のスポーツカーとして位置づけられます。

2013年9月にフルモデルチェンジを受けた7代目モデル「GTI」は、独立したリアルスポーツモデルとして独立し、3.5L NAエンジン並みのトルクを1,500rpmで発生し、ロックトゥロック2.1回転のクイックステアリングやロードホールディングに優れるチューニングが施されたサスペンションを装備しています。市街地走行からスポーツ走行まで幅広く活躍する大人のスポーツカーとして人気の高い1台です。

ゴルフGTIのおすすめ人気車種・グレード

フォルクスワーゲン ゴルフGTI(GOLF_GTI)ベースグレード(2015年6月モデル)

乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)225/45R17(後)225/45R17
エンジンタイプ:CHH型 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1984cc
最高出力:220ps(162kW)/4500~6200rpm
最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/1500~4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:—-kg(詳細不明)
新車価格:3,890,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

ゴルフGTI(GOLF_GTI)ベースグレード(2015年6月モデル)

ポロGTI

ポロGTI

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フォルクスワーゲンファミリーのエントリーモデルであり、ゴルフの弟分として1975年に初代「ポロ」は誕生しました。
外観はゴルフと共通の意匠を採用するもののホイールベースを短縮し、経済性を重視した0.9Lエンジンを搭載するなど、世界のベーシックモデルとして差別化がはかられました。

しかしながら、2代目には1.3Lエンジンを機械式スーパーチャージャーで過給するホットモデル「G40」がラインナップされ、「ゴルフ」同様に後の「GTI」グレードへ繋がります。

日本では2000年5月に3代目ポロのラインナップに可変バルブタイミング機構付1.6 L 直列4気筒DOHCエンジン+5速MTを搭載した5ドアハッチバックの待望の「GTI」グレードが追加され、ポロの最上位ホットグレードとして定着します。

2015年2月以降は独立したモデルとなり、現在は2018年7月にフルモデルチェンジを受けた4代目へと移行しています。

先代モデルまでの全長4mに満たない5ナンバーサイズの5ドアハッチバックモデルから、初めてグローバルサイズと言える3ナンバーサイズへ一回り大きくなりましたが、ワイド&ローのアグレッシブなスタイリングへ変貌を遂げました。

搭載するパワーユニットも排気量を拡大し2.0L 直列4気筒DOHCインタークーラー付TSIエンジンへと置き換わり、素早いシフトチェンジが特徴の6速DSG(ダイレクトシフト・ギアボックス)との組み合わせになります。

現在は「アップ!」がエントリーモデルのポジションに位置し、「ポロGTI」は兄貴分の「ゴルフGTI」と遜色のない車格やダイナミックな走りのパフォーマンスを発揮するスポーツカーと言えるでしょう。

ポロGTIのおすすめ人気車種・グレード

フォルクスワーゲン ポロGTI(POLO_GTI)ベースグレード(2018年7月)

乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)215/45R17(後)215/45R17
エンジンタイプ:CZP型 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1984cc
最高出力:200ps(147kW)/4400~6000rpm
最大トルク:32.6kg・m(320N・m)/1500~4350rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.1km/L
車両重量:1290kg
新車価格:3,448,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

ポロGTI(POLO_GTI)ベースグレード(2018年7月)

シロッコ

シロッコ

グーネット編集チーム

「サハラ砂漠から地中海に吹く熱風」を車名の由来とするシロッコは、水冷対向4気筒エンジンをリヤに搭載する、名車である流麗な2ドアクーペ「カルマンギア」の後継モデルとして1974年に誕生した、ジウジアーロがデザインの3ドアハッチバッククーペです。

2代目モデルの販売終了から約20年の時を経て、2009年5月に3代目モデルが日本でリリースされました。
低く幅の広い安定感のあるフォルムや大きく張り出したリヤフェンダー、ダイナミックで躍動感を強調するクラウチングスタイルがモダンなスポーツカーらしい佇まいを創りあげています。

なかでも2010年2月にラインナップに加えられた「R」グレードは、「ゴルフGTI」より一段とパフォーマンスを高めた「ゴルフR」に搭載される最高出力256ps、最大トルク33.7kg・mの2.0L TSIエンジン+6速DSGの組み合わせとなり、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」の装備とともに、一連の「R」モデルの中では初となるFF駆動ながら、低重心・ワイドトレッドをいかした豪快な卓越した走りを提供する人気モデルです。

完全に独立した4人分の上質な本革シートを備えながら、リヤシートを倒すことで大きな荷物も積載できる実用性を兼ね備えながら、シリーズ中もっともハイパフォーマンスなスポーツカーとして魅力的な1台です。

シロッコのおすすめ人気車種・グレード

フォルクスワーゲン シロッコ(SCIROCCO)R(2010年2月モデル)

乗車人員:4名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)235/40 R18(後)235/40 R18
エンジンタイプ:CDL型 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1984cc
最高出力:256ps(188kW)/6000rpm
最大トルク:33.7kg・m(330N・m)/2400~5200rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:13.0km/L
車両重量:1410kg
新車価格:5,150,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。

シロッコ(SCIROCCO)R(2010年2月モデル)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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