カーライフ[2019.04.08 UP]

遠近両用メガネで運転することはできる?

遠近両用メガネで運転することはできる? グーネット編集チーム

運転免許証を取得する際には必ず視力検査を受け、各都道府県の公安委員会の定める基準を満たしていることが条件となります。取得する免許の種別によって合格基準が異なっているのはご存知でしょうか。

原付免許や小型特殊免許では両眼で0.5以上、中型第一種免許・普通第一種免許や二輪免許では両眼で0.7以上、大型第一種免許やけん引免許ではで0.8以上などと合格基準が明確に警視庁が定義されています。もちろんこれらの基準はメガネやコンタクトレンズで矯正した後の視力で問題ありませんが、条件付きの運転免許でメガネやコンタクトレンズ無しで運転してしまうと免許条件違反となりますので注意が必要です。

では、ある程度年齢になると避けられない老眼の方が使用する「遠近両用メガネ」では、運転ができるのでしょうか。ここでは近くも遠くも見える「遠近両用メガネ」を使用した場合に運転できるのかを解説いたします。

この記事の目次

遠近両用メガネとは
遠近両用メガネで運転できるのか?
遠近両用メガネで運転をする際の注意点とは?

遠近両用メガネとは

そもそも「遠近両用メガネ」とは、どのような特徴を持ったメガネなのでしょうか。遠近両用メガネとは、通常のメガネが近くか遠くの一点に焦点を合わせ、視力を矯正する度の付いたレンズ「単焦点レンズ」を使用するに対して、近くも遠くも見えるように複数の度数のレンズを組み合わせたメガネを指します。

誰でも40代から徐々に始まる老眼をイメージするとわかりやすいでしょう。遠視、近眼に関わらず、老眼になるとより近くを見るのがつらく感じます。そのために複数の度数を組み合わせたレンズを使用し、手元も遠くも見えるようになり、シーンに合わせてメガネをずらす必要がないのが特徴です。

遠近両用メガネで運転できるのか?

では、近くも遠くも見える、救世主とも思える「遠近両用メガネ」なのに、運転する際に問題となるのでしょうか。それは「遠近両用メガネ」のレンズの構造にあります。近くから遠くまでシームレスに見えることが理想ですが、実際はレンズの上部と下部を分けて2つの異なる度数のレンズ「2重焦点レンズ」を使うのが一般的でした。

その後、近距離・中距離・遠距離と3段階に分かれた「累進多焦点レンズ」が主流となっていますが、どうしてもそれぞれの距離に対して見やすい位置が決まってしまっている場合が多いため、クルマの運転に向いていないと言われています。クルマの運転の場合、歩行者や前方の標識や信号に加え、70〜80cmの距離にある手元の計器類やカーナビゲーションの画面を見る必要があります。その為に都度、頭やメガネを動かして対象物を見るのは安全運転の観点からも、レンズの性質上歪みが生じやすく、目が疲れやすい点からもおすすめできない場合があります。

基本的には矯正時の視力しか定義されていないので、運転時に「遠近両用メガネ」を使用して運転することは違反ではありません。できれば、歪みの少ない「累進多焦点レンズ」を使用した「遠近両用メガネ」を選ぶか、遠くに焦点を合わせた「単焦点レンズ」を選ぶか、実際に試してみて、長時間の装着でも疲れの少ないレンズを選ぶことをおすすめします。

遠近両用メガネで運転をする際の注意点とは?

遠近両用メガネで運転をする際の注意点とは? グーネット編集チーム

個人差やレンズの個体差があるので一概には言えませんが、「遠近両用メガネ」はレンズの構造上いくつか注意すべきポイントがあります。手元から遠くまでひとつのメガネでカバーできるので、うまく自分に合った「遠近両用メガネ」を作ることをおすすめします。

・手元の視野が狭く感じる
・歪みにより疲れを感じやすく、長時間の使用は不向きな場合がある
・遠く、中間、近くを見るレンズの場所が異なるため、それに合わせた動作が必要となる可能性がある

従来の「遠近両用メガネ」は近くか遠くか2段階の度数レンズを組み合わせ、歪みが多いことからもクルマの運転におすすめできないものもあったのは、事実です。しかしながら、最近の「遠近両用メガネ」で使用するするシームレスな「累進多焦点レンズ」が主流となり、歪みが気にならないほどのレンズも開発され、一律に不向きとは言えないタイプも存在します。

そもそも遠くの標識や信号、近くのナビゲーションの画面の両方が見えることが一番です。
見た目も普通のメガネと変わらず、従来からの「遠近両用メガネ」のイメージも大きく変わりつつあります。一度、信頼をおけるメガネ店に行って相談してみてはいかがでしょうか。

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グーネット SNS公式アカウント