中古車購入チェックポイント
更新日:2019.03.18 / 掲載日:2019.03.18

マツダアテンザワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

マツダアテンザワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

アテンザワゴンは、それまでの「アテンザスポーツワゴン」のフルモデルチェンジに伴い、フラッグシップワゴンとしてセダンモデルと同時にモデル名が変更されたことで2012年11月に誕生しました。

そして、たくさんの荷物を積載しながらも快活な走りを提供するマツダのスポーティワゴンの歴史は、1988年発売の「カペラカーゴ」に遡ります。

それまでの商用ワゴンバンをベースにしたワゴンとは一線を画す、空力特性を追求したフラッシュサーフェイスボディや高級感のある2段ルーフなどを採り入れ、インタークーラー付スーパーチャージャーディーゼルエンジンをラインナップしています。フルタイム4WDの設定とともに、フラッグシップワゴンのポジションを確立したモデルです。

アテンザワゴンでは先代モデルにあたる「アテンザスポーツワゴン」の端正でノーブルな意匠から一新し、マツダ車に共通する新デザイン「魂動(こどう)」を採り入れています。ダイナミックで、かつ流れるような量感あふれる外観デザインへ変更され、市場から驚きをもって迎えられました。

マツダの次世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)テクノロジー」が全面的に採用され、充実した安全装備とともに、まさにフラッグシップワゴンに相応しい革新的なモデルです。

中でも他社が環境性能により、次々とラインナップから姿を消しているディーゼルエンジンを主力エンジンとして搭載したことで注目を集めました。

4.0L V型8気筒自然吸気エンジン並みのトルクを発生する次世代クリーンディーゼルターボエンジンは、優れた環境性能・省燃費性能とともに、快音を発してダイナミックに加速する、従来のディーゼルエンジンの概念を一掃するスポーツユニットです。発売から1ヶ月間の受注では、70%を超えるシェアを獲得しています。

ナッパレザーを使用した体圧分布に優れる上質なシートをはじめ、フラットでしなやかな乗り心地とドライバーと一体となった爽快な走りを実現する「Gベタリングコントロール」の採用など、たくさんの魅力を備えた1台です。

ここではアテンザワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

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アテンザワゴンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

アテンザワゴンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 マツダ アテンザワゴン GJ系(2012年~)の主なグレードの特徴

・20S
2.0L 直列4気筒NAガソリンエンジンを搭載するベーシックグレードです。
ガソリンエンジンを搭載するグレードは6速ATとの組み合わせとなり、駆動方式は2WD/FFのみの設定となります。

ベーシックグレードながら、制動エネルギー回生システム「i-ELOOP」、アイドリングストップシステム「i-stop」などのエコロジードライブをアシストする装備やドライバーと一体となった爽快な走りを提供する「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS G-ベクタリングコントロール(GVC)」が装備されます。

チルト&テレスコピックステアリング、フルオートエアコン、CDプレーヤー+AM/FMチューナ+4スピーカーが装備されています。LEDヘッドランプ&ユニット内シグネチャーLEDランプや運転席&助手席SRSエアバッグシステム+カーテン&フロントサイドSRSエアバッグシステムをはじめ、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート、ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステムなどの充実した安全装備が施されています。

シートやドアトリム表皮はブラックのクロス仕様、マットヘアラインメタルインパネデコレーションパネル&グロスヘアラインメタルシフトパネル、ラチェット式運転席シートリフターが装備されます。

足回りは17インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。

・20S プロアクティブ
「20S」グレードに対して、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)とレーンキープ・アシスト・システム(LAS)が追加装備されます。

・25S Lパッケージ
2.5L 直列4気筒NAガソリンエンジンを搭載する上位グレードです。
「20S プロアクティブ」グレードに対して、オーバーヘッドコンソールやシートヒーター付運転席&助手席パワーシート、後席シートヒーター、Bose製サウンドシステムに加え、遮音フロントドアガラスやフロントLEDシグネチャーウイングイルミネーションが追加装備されます。

また、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)が装備されます。

シートはしなやかなナッパレザー表皮、ドアリムやニーレストパッドは合成皮革となります。ほかにもピュアホワイトのインテリアとなっており、ステアリングホイールは中央にメッキリング加飾が施されます。
足回りは19インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。

・XD Lパッケージ
2.2L 直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載する最上位グレードです。
ディーゼル搭載モデルは、6ATもしくは6MTとの組み合わせとなり、駆動方式もフルタイム4WDモデルが選択可能です。

「25S Lパッケージ」グレードの装備にほぼ準じ、足回りは19インチロープロファイルタイヤ&高輝度塗装アルミホイールが装着されます。

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マツダ アテンザワゴン GJ系の中古車一覧

アテンザワゴンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

アテンザワゴンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、アテンザワゴンの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。

初代 マツダ アテンザワゴン GJ系(2012年~)の燃費・維持費

・GJEFW:2.0L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.4km/L
年間ガソリン代:約77,586円(574.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約117,086円 ※3

20S(2017年8月モデル)

・GJ5FW:2.5L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約84,375円(625.0L×135円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約123,875円 ※3

25S Lパッケージ(2017年8月モデル)

・GJ2FW:2.2L/6MT/FFモデル
使用燃料:軽油
JC08モード燃費:22.2km/L
年間ガソリン代:約51,801円(450.4L×115円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約96,801円 ※3

XD Lパッケージ(2017年8月モデル)

・GJ2AW:2.2L/6MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:軽油
JC08モード燃費:20.4km/L
年間ガソリン代:約56,372円(490.1L×115円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約101,372円 ※3

XD プロアクティブ(2017年8月モデル)

国土交通省ホームページ|(自動車税及び特例措置)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

アテンザワゴンの中古車価格相場から選ぶ

アテンザワゴンの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

アテンザワゴンは新世代クリーンディーゼルエンジンを搭載し、環境に配慮した優れた省燃費性能はもとより、低速域から立ち上がる圧倒的なトルク特性を発揮し、ディーゼルエンジンとは思えない心地良いエンジンサウンドを奏でながらダイナミックに加速する特徴を備えています。

従来の国産車にはないスポーティな走行性能を実現したフラッグシップワゴンとして、比較的安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

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アテンザワゴンの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 マツダ アテンザワゴン GJ系:85.3~389万円
GJEFW:85.5~265万円
GJ5FW:137.8~278万円
GJ2FW:87~359万円
GJ2AW:178~380.3万円

20S:85.5~265万円
25S Lパッケージ:137.8~278万円
XD:87~228万円
XD プロアクティブ:189~307万円
XD Lパッケージ:99.8~380.3万円

2012年11月に誕生したアテンザワゴンは、未だフルモデルチェンジが実施されていないため、初代モデルが現行モデルとなります(2018年11月1日時点)。
発売から6年が経過しているため、だいぶ値ごろ感は出てきているものの、安定した中古車相場が形成されています。

実質初年度にあたる2013年式モデルが最も多い登録台数が見受けられ、130万円台から180万円台の価格帯を中心に分布しています。
傾向としては人気の高いクリーンディーゼルエンジンを搭載するモデルの方が、ガソリンモデルと比較して、やや高めの相場となっているようです。

走行距離に関しては、2013年式でもやや少なめの走行距離と言える3万km未満の車両も多く見られますが、3万kmから7万km未満の年式相応のマイレージ車両が中心となり、以降の年式も特に偏りは見られないと言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年10月30日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

マツダ アテンザワゴンの価格相場

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マツダ アテンザワゴンの中古車一覧

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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