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更新日:2019.01.14 / 掲載日:2019.01.14
レクサス、デトロイトモーターショーで新型「RC F」を世界初公開
LEXUS RC F “Performance package”
レクサスは、1月14日から28日まで開催される2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)においてスポーツクーペ「RC F」のマイナーチェンジモデルを世界初公開する。
「F」シリーズは、2007年の登場した「IS F」をスタートに、公道からサーキットまでシームレスに走りを楽しめる」という開発テーマで登場したレクサスの高性能モデル。これまで「IS」のほか「GS」にも設定され、今回発表される新型「RC F」も2014年にベースモデルの「RC」とともに発売されている。
今回発表される新型「RC F」は、これまでも持ち味としていた優れたパフォーマンスを絶え間なく進化させることを目指し、軽量化や空力性能のほか、パワートレーンやタイヤ、サスペンションまであらゆる点に手を入れ、常用域での軽快さと限界域での優れた操縦安定性を実現したという。
LEXUS RC F “Performance package”
運動性能の向上を狙い、車両重量を低減。従来型に比べ、20kgの軽量化を実現している。また、限界域でのコントロール性の向上を目的に、タイヤのトレッドパターン一本一本のコンパウンド材質までこだわり新開発。サーキット走行などでも優れた操縦安定性を発揮することを目指した。
搭載される5.0L・V8DOHCエンジンは、自然吸気エンジンならではのリニアな加速フィールを際立たせるために、エンジンの出力を従来型から向上させ、エアクリーナーの形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良により、アクセルレスポンスを向上させている。また、ディファレンシャルのローギヤ化を図り、サーキット走行におけるアクセルでの車両コントロール性を向上させている。これは市街地走行でも軽快な走りとして感じることができるという。さらに、エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールを新採用。スポーツ走行における鋭いスタートダッシュを可能にしている。
LEXUS RC F “Performance package”
LEXUS RC F
LEXUS RC F “Performance package”
LEXUS RC F “Performance package”
そして、今回のマイナーチェンジの注目は限界域での走りを極めた高性能バージョン「Performance package(パフォーマンス パッケージ)」の設定だ。日本のSUPER GTシリーズや米国のデイトナ24時間レースなど、「RC F GT3」によるレース参戦のノウハウを応用。レクサスは、専用の空力パーツや内外装デザインの採用。さらなる軽量化や加速性能の向上を実現した「F」の決定版モデルと呼んでいる。エンジンフードやルーフ、フロントスポイラーなどの外装部品やブレースにCFPR(炭素繊維強化プラスチック)を採用したほか、カーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールの採用で、従来型に比べ70kgの軽量化を実現し、「Performance package(パフォーマンス パッケージ)」の高い運動性脳に寄与するという。また、専用のカーボンリヤウイング(固定式)を採用。標準仕様に採用されているアクティブリヤウイング以上の高いダウンホースとロードラッグを実現。高速走行時における安定性と高速域の伸び感を両立したという。
この新型「RC F」は、日本において2019年5月の発売を予定している。
(左)LEXUS RC F “Performance package” (右)LEXUS RC F
RC F エンジン主要諸元(北米仕様)
形式:2UR-GSE
排気量:4968cc
最高出力:352Kw(472hp)/7100rpm
最大トルク:535Nm(54.6kgf・m)/4800rpm
0-60mile加速:4.0秒※
※RC F “Performance package”の数値