カー用品・パーツ
更新日:2019.01.11 / 掲載日:2019.01.11
【グー連載コラム】LATEST TIRE NEWS 快適なドライブをサポートするタイヤ講座
快適なドライブをサポートするタイヤ情報を毎月お届けする本企画。
今回のテーマは「2019年に買いたいタイヤ3選」です
(掲載されている内容はグー本誌2019年2月号の内容です)
話題の最新タイヤの中からオススメをピックアップ! 2019年に買いたいタイヤ3選
3つのカテゴリーでオススメなのはコレだ!
2018年もいろいろなタイヤが発売された。転がり抵抗、ウエットグリップ、ケース(骨格)剛性、静粛性といったところが、昨年のキーワードだったように思える。そんな中、スポーツタイヤ、コンフォートタイヤ、低燃費タイヤのジャンルから、タイヤ購入時におすすめのタイヤをピックアップしよう。
スポーツタイヤのカテゴリーでまず候補に挙がるのはブリヂストンのポテンザS007A。バリバリのハイグリップスポーツではないが、タイヤをプロファイル(タイヤ形状)から見直して、海外のハイパフォーマンスサルーンまで視野に入れて開発されたタイヤ。ケース剛性が高く、しっかりとした乗り味で、それでいながら乗り心地も悪くないという「スポーツ&コンフォートタイヤ」といった立ち位置にある。国産車で言うとクラウン、レクサスIS、GS、スカイライン、アテンザ。輸入車ではメルセデス・ベンツC、Eクラス、アウディA4、A5、A6、A7。BMW3、4、5シリーズ。ジャガーXE、XFあたりがマッチングの中心モデルとなるだろう。
コンフォートタイヤでは、ミシュラン・プライマシー4がイチ押しだ。軸足はコンフォートタイヤだが、操縦性にも重心がしっかり乗っていて、コンフォート性と操縦性のウェルバランスを狙ったタイヤ。試乗してみると、しなやかさよりもカチッとした適度に張りのある乗り味を持っていて、国産のコンフォートタイヤよりは少しだけ操縦性寄りで、しっかり感のある手応えと、しなやかな乗り心地を提供してくれるタイヤだ。
転がり抵抗/ウエットグリップのグレーディングも、AA/a=5サイズ、AA/b=11サイズ、A/b=14サイズ、A/b=4サイズと省燃費性能もなかなかの性能だ。
省燃費タイヤのイチ押しは、11月に発表(2019年2月発売)されたブルーアースGT AE51。このタイヤはブルーアースA(エース)の後継モデルで、全モデルウエットグリップの中でも最高評価の「a」を取っているのが特長。しかも全57サイズ中、転がり抵抗AAが31サイズ、Aが26サイズと、転がり抵抗とウエットグリップを高いレベルでバランスさせている。
走らせた印象はというと、AAのサイズでは、クルマが明らかに軽く感じられるほど走り出しが軽く、転がり抵抗の少なさが実感できる。しかも、操縦性はカチッとしていて、ビックリするくらいしっかり感がある。転がり抵抗の少ない独特の心地良さとグリップの良さからくる安心感が不思議なコントラストを見せてくれるタイヤだ。じつはミシュランと横浜は、いずれもカテゴリーの頂点に立つ。背中合わせの似たタイヤだったりする。
スポーツタイヤ
問◎ブリヂストン TEL.0120-39-2936 https://tire.bridgestone.co.jp
BRIDGESTONE POTENZA S007A
205/55R16から285/30R21
アイスバーンでも強力なブレーキ性能の向上をはじめ、圧雪路やシャーベット路、さらには高速走行時における操縦安定性とウエット性能を高めることで、安心感も向上した。
コンフォートタイヤ
問◎日本ミシュランタイヤ TEL.0276-25-4411 https://www.michelin.co.jp/
MICHELIN PRIMACY 4
195/55R16から245/45R19
前モデルであるプライマシー3と比較し、履き替え時のウエットブレーキング性能が約13.3%アップ。さらにパターンノイズは約6%低減し、静粛性・快適性を追求した。
低燃費タイヤ
問◎横浜ゴム TEL.0120-667-520 https://www.y-yokohama.com/
YOKOHAMA BluEarth-GT AE51
155/65R14から245/35R19
走行性能・快適性能・環境性能の全てが優れるグランドツーリングタイヤをコンセプトに開発された話題のモデル。従来品で定評のあるウエットグリップを確保しつつ、低燃費性能も向上させている。2月1日発売。