新車値引き情報[2018.12.25 UP]

【新車購入】X氏の値引きにチャレンジ大作戦 デミオから15.1万円引き!

この記事の目次

無風地帯・新潟で大苦戦! 恐妻同盟? 設立で起死回生!! 夫婦で仕掛ける“運天”作戦!!
アポなしで名刺なし!? ダメだこりゃ。トイレ作戦でも3万円。なんじゃそりゃ
撃沈、轟沈……途方に暮れる。小遣い5か月分、もってけ!

無風地帯・新潟で大苦戦! 恐妻同盟? 設立で起死回生!! 夫婦で仕掛ける“運天”作戦!!

【プロローグ】 若い読者の方、スターレットってクルマ、ご存じでしょうか? かつて大ヒットしたトヨタのコンパクトカーですが、1999年に生産が中止となってしまいました。
 実は私、そのスターレットを新車で買って、なんと26年間!乗っていました。
 ここまで長く乗ると、家族の一員みたいでなかなかお別れができなかったのですが、7か月ほど前、車検切れが縁の切れ目で、ついに手放してしまったのです。
 現在の愛車は10年前に他界した義父が残してくれたウイングロードで、まだまだ元気に走ってくれます。当分、買い替えなくてもいいかな……と思っていた矢先、東京暮らしをしていた長男が突然、会社を辞めて帰って来る事に……。
 とんとん拍子に隣の市の会社に再就職が決まったのですが、ひとつ問題が発生。長男の“足”がありません。新潟ではクルマが生活必需品なのです。
 長男はバリバリのペーパードライバー……そんな彼に新車はもったいない(笑)。そこで、ウイングロードを長男に譲ることにして、ベテランの私が新たに新車を購入することにしたのです。
 狙いはコンパクトカー。本命はノートe-POWER。ただし、条件しだいでは他の候補車になる可能性も十分にあります。
 我が家ではエコが最優先事項で、アイドリングしながら冷房を付けると、罪悪感で死にそうな気持ちになります(笑)。また、私はオッチョコチョイのスットコドッコイなので、最新の運転支援システムにも大きな魅力を感じています。さらに、ダンナの仕事の手伝いで運転することも多いので、ダンナの意見も尊重して選びます。

【1日目】 作戦会議のため、松本さんが新潟にやってきた! 
 ダンナ、長男ともにこの手の話が大好きなため同席。セールスに関する心構えや言い方、交渉カードの切り方など、目からウロコが落ちまくり。情報量が多くてメモが追いつかないよ~(笑)。
 昼食をはさんでたっぷり3時間、作戦会議が終了。すっかりやる気になった三人はそのままディーラーまわりへ。まずはアポなしでスイフトを扱うスズキへ。
 駐車場にお姉さんが立っていたが、案内はなし。大声で「どこに停めたらいいんですか?」と聞くと、ようやく案内してくれた。
 この時、嫌な予感が……あいにく男性セールスさんがすべて商談中で、駐車場にいたお姉さんがそのまま相手をしてくれる。
 松本さんから教わった通り、事情を話して「新車が即急に必要」「スイフトは有力候補」などを伝える。さらにダンナと長男がトイレに席を外したところで(もちろん作戦です)、すかさず、
X「実はダンナはノート派、長男はアクアがいいって言っていて意見がまとまらないんだよね」 お姉さん「そうなんですか……よくありますよね……」
 えっ、それだけ!? ここは「わかりました。値引き、頑張ります!」って、のってくるところじゃないの? とにかく反応が鈍い。あげくは「すみませんが、もうすぐ約束したお客さんが来るので……」と言われてしまう。見積もりもなし、ドリンクサービスもなし、チラシにあったプレゼントもなし。
 帰りの車内で「だめだ、こりゃ」の大合唱。あっ、名刺ももらえなかったなぁ~。
 松本さんが「アポをとってから出向いたほうがいい」と言っていたけれど、まさに本当でした。
 そこで、クルマのなかから携帯でホンダA店にアポを入れる。
 到着すると早速、セールスさんが出迎え、名刺を差し出す。席につくとドリンクも出てきた(これがフツーだよな)。
 例のごとくダンナと長男のトイレ作戦を実施。ノートとアクアとの競合を伝えると、タブレットを持ち出してきたので、おっ、思い切った値引きを出してくれるのか、と期待したが、スペックを比較しながらフィットの優秀性をアピール……あちゃ~そういうことじゃないんだけどなぁ……。
 値引きの話を持ち出すと、とたんに歯切れが悪くなって、
セ「ハイブリッドだと……むにゃむにゃ……あまり値引きは……むにゃむにゃ……5万円くらいかと……」
 見積もりを提示してきたが、頼んでもいない付属品がたっぷり計上されていたので、もちろん削ってもらう。その結果、提示してきたフィットの値引きは3万円!
X「えっ? さっき5万円とか言っていましたよね?」
セ「いやぁ、付属品をどんどん削るんで引くところないんスよねー」
 なんじゃそりゃ。退散。
 アポを入れてトヨタA店へ。アクアの試乗後、商談開始。女性セールスさんは明るくて一生懸命だが、値引きはたったの5万円。
ダンナ「ニョーボはノートe-POWERを気に入っているんですが、私が『クルマならトヨタだろ』って言って引っ張って来たんです」
セ「ありがとうございます。まだまだ頑張ります!」
 1日目はここで終了。

アポなしで名刺なし!? ダメだこりゃ。トイレ作戦でも3万円。なんじゃそりゃ

【2日目】 ホンダA店が渋かったので経営の違うホンダB店へ。セールスさんは長男と同年齢で、とても感じがいい。応援したくなっちゃうなあ~と思わせてくれたが、フィットの値引きは6万円。
セ「駆け引きはしません。これ以上の値引きはできないんです」
 ホンダセンシングは思っていたより高性能だったんだけど、6万円引きではとても買えません。

【3日目】 トヨタB店へ。副店長さんが応対してくれた。
副店長「来週、年一度の大商談会をやるんですよ。そこへ来てもらうとかなりいい条件が出せます」
ダ「え~、来週出せるなら、今日出してよ」
セ「う~ん……ちょっと待ってください。店長と相談してきます」
 しばらく待つと店長さんが登場。アクアの見積もりには車両本体値引き20万円と記入、さらにフロアマット(1万6200円)がまるっと無料サービスに。うおー、初めての20万円超。
副「普段はここまで出さないんですよ。できれば今日明日中に決めていただきたいんですけど……」
ダンナ「即決はできません。一度持ち帰って検討します」
X「えーっと、もうこれ以上は無理っぽい? 来週の商談会に行くともっと頑張れるんですか?」
副「これ以上は無理です。なるべく早めにご回答を!」
 いやぁ、いい数字が出た。これで本命のノートに切り込めるぞ。
 というわけで、日産A店へ。この店は今乗っているウイングロードの故郷。しかし、もう誰が担当だったかなんて不明だがね(笑)。
 セールスさんはイキの良さそうな男性。説明もばっちり。e-POWERに試乗……ほほう、アクセル操作だけで減速加速できるのか。エコドライブを心がけている私にはピッタリじゃないか。駐車場で自動ブレーキの実演もしてくれた。
 お店に戻って商談開始。アクアとの競合を伝えると、
セ「店長と相談したのですが、今月中に登録にしていただけるなら、13万5000円引きにします。期限は明日までとなります」
ダ「持ち帰って検討します」
 支払い総額は200万円を少し切るくらい。もう一声欲しいなあ。
 松本さんに電話して、ここまでの経過を報告する。
松本「ノートの条件は店長決裁というほどの数字ではないですね。あわてる必要はありません。期限は無視しても大丈夫です。ここがスタートと思ってください」
 はぁー、さすが神様、あっさり丸め込まれるところでした。
 続いて、経営の違う日産B店へ。相手は若い女性セールスさん。これまでの経過を伝えると、
セ「契約してもらえるなら、店長に相談してきます」
X「金額がはっきりわからないと契約するなんて言えませんよ」
セ「……」
ダ「無理しなくていいよ」
X「とにかく、店長さんに聞いて来てもらっていいですか?」
 やっと席を立つ。かなり待たされて、ようやく戻ってきた。
セ(ドヤ顔で)「来週土曜日の12時までの来店で決めていただければ、支払い総額200万円にします」
 逆算すると値引きは13万円くらい。待たせた割にはねえ。

【4日目】 午前中、少し時間があったため、私一人でデミオを見に行く。イケメン君が応対してくれた。ここまでの経過を伝えると、
セ「実はハイブリッドってあまりお勧めしてないんですよ。車両価格が高いですよね。その元を取るのに何年かかると思いますか?」
 と言って、ハイブリッドのメリットとデメリットをとてもわかりやすく説明してくれた。説得力があり、いちいちうなずける。私のクルマの使い方だと、わざわざハイブリッドを選ばなくてもエコライフが実現できるということがよくわかった。デミオ、今まで圏外だったけど、急上昇!
 週末、ダンナを連れてくることにして退店。その場からダンナに電話を入れてイケメン君から聞いた話を伝えると「俺もその説明を聞きたい」と言い出す。夕方、一人でマツダを訪問するそうだ。
 ダンナが帰宅。マツダに出向いて、説明を聞いてきたとのこと。
 フィットのハイブリッド車とデミオのガソリン車を10年間乗った場合のコストシミュレーションを出してもらった結果、フィットのほうが10年間で14万円程度の節約になるが、車両価格の差額が30万6000円もあるので、とても元は取れないことがわかった。
ダ「あのセールスさんの商品知識は素晴らしい!」
 すっかりイケメン君の人柄に惚れ込んでしまった。
 以下、ダンナが報告してくれたマツダでのやり取り、
ダ「アクアは22万円引き、ノートは13万円引きが出ているけれど、マツダさんは?」
セ「デミオは価格を低く設定しているので値引きはあまりできません。できる限り頑張りますが、他社ほどは出せません」
ダ「いや、困ったなぁ。ニョーボはノートを気に入っているんです。私はデミオに魅力を感じているんで、なんとか説得できるような値引きをお願いします」
セ「奥さん、そんなに怖いんですか?」
ダ(弱々しく)「ハイ」
セ「実は……私もそうなんです」
ダ「うん、うん」(笑)
 意気投合して、すっかりデミオ推しとなってしまった(笑)。3日後に試乗を予約。そのときに見積もりを出してもらうことに。

【5日目】 いきなりダークホースのデミオが現れ、ダンナの心を奪ってしまった。
 そのマツダに出向いて“デミちゃん”のガソリン車を試乗。全体的にフツーだが、取り回しがしやすい。なによりも値段が安くて魅力的。ダンナいわくコストパフォーマンスがいい!
 二人とも大いに気に入ったところで、商談開始。値引きは7万円で、もちろん不満。
セ「週末にフェアをやるので来てください。その間に店長と相談をしておきます」

【6日目】 土曜日。いまやデミちゃんが本命に浮上してきたが、やはりノートが気になる。マツダのフェアは明日行くことにして、本日はダンナが日産と商談してきてくれた(私は仕事で不参加)。
 経営の違う日産も含めて4店舗に出向いてくれたが、どこもガードが固い……というか、もったいぶって条件をはっきり提示してこないそうだ。もちろんアクアの22万円引きを伝えたが、のってこないとのこと。結局、最初に行った日産A店が店長さんと相談して14万3000円引きの支払い総額199万円(付属品はフロアマットのみ)を提示して終了。

撃沈、轟沈……途方に暮れる。小遣い5か月分、もってけ!

【7日目】 トヨタB店の大商談会へ。例の副店長さんが出迎えてくれた。これまでの経過を伝えて上乗せを迫るが「前回出した条件(約22万円引き)が精一杯なんです」と冷たい。トヨタはここで終了。
 午後からイケメン君のいるマツダへ。デミちゃんのディーゼルに試乗させてもらったが、ガソリン車との違いがよくわからない。
セ「Xさんにはガソリン車のほうが合っていると思います」 
 値段の高いディーゼルを勧めてこないところがいい。イケメン君、ますます高評価を得る。
 しかし、店長に相談した結果、提示してきた条件は7万8744円引きの支払い総額159万円。
セ「Xさん、すみません。店長決裁は端数(8744円)の切り下げだけでした」
ダ/X「……」(唖然)
セ「ぶっちゃけ、この値段だと利益は4万円しか出ません」
 二人ともここからの切り込み方がわからない。まさか赤字を要求するわけにはいかず、退散。明日の昼まで返事を待ってもらう。
 マツダに惚れ込んでいたダンナは意気消沈。デミちゃんに傾いていた私もがっかり。
 再びノートe-POWERが浮上してきたため、ダンナの勧めで日産C店へ出向くことにした。この店には一部改良前のe-POWERの在庫が残っていて、約22万円引きの支払い総額約199万円という見積もりが出ている。これをさらに値切ってe-POWERを安く買おうという作戦です。ちなみに、松本さんからは「旧型の在庫なら30万円引きが最低条件です」と言われている。
 商談では店長さんが登場。旧型に狙いを絞って攻めたが、 店長「ダメですね。前回の条件が限界です。上乗せはできません」
 あえなく撃沈。この後、ダンナが新型を対象に粘ったが、値引きは3万円を譲らず、これまた轟沈。
 途方に暮れる。

【8日目】 三連休の最終日。起死回生を狙って、再び日産C店に乗り込むことにした。
 入店直前にマツダのイケメン君から電話が入った。ドキッ!?
セ「どうでしょうか?」
X「今日、もう一度、訪問します。そろそろカタをつけたいので、好条件を出してくれたところで、即決するつもりです」
 日産C店の担当さんは不在で、昨日の店長さんが応対。
ダ「もう運を天に任せることにしました。こちらの要望をこれからお伝えしますので、それを受け入れてくれたら契約します。今日は手付金50万円とハンコを持ってきました。もしダメなら次の店に行きます。買いたい車種、買いたい店を選んで順番にまわっていきます。御社が1番です」
 こちらの条件は新型ノートe-POWERにフロアマット/サイドバイザー/アラウンドビューモニターなど必要な付属品をすべて付けて支払い総額198万円。逆算すると値引きは20万円を大きく超えている。
 店長さん、条件を書いた紙を見ると顔色が変わる。いったん奥に引っ込んでしばらくして戻ってきた。「申しわけありません」。
 残念。不発でした。
 ダンナは心なしかウキウキして「じゃ、次はマツダな」。
 前回のデミちゃんの条件は支払い総額159万円。日産と同様に“運天”システムを説明して、
ダ「ニョーボは『デミオが150万円になるなら買ってもいい』って言ってるけど、そこまでは無理だよね。だから、おれの小遣い5か月分・5万円を足して155万円になるなら即決します」
セ「う~ん……厳しいですね。とにかく私の一存じゃ無理なので相談させてください」
 待つこと10分……まだ来ない。20分経過……なんかのトラブル? 30分経過……セールスさんが満面の笑顔で戻ってきた!
セ「Xさん、やりました! 155万円、もぎ取ってきました! いやぁ~店長じゃ話がつかなくてその上の上くらいまで話をして無理を聞いてもらいました」
 これで、デミちゃんに決定。
 最終的にバックモニターなど付属品を追加したので支払い総額は166万円となった。注文書に記載された条件は車両本体から8万910円引き、付属品12万3994円から7万194円引きで、値引き合計は15万1104円。
 イケメン君、ありがとうございました。デミちゃん、これからよろしくね。
【ダンナの感想】
 いやー、新車の値引き交渉って奥が深いですね。まさに心理戦、駆け引きの世界です。アポを取る、取らないだけで、その後の対応がまるで違う。一つ一つの行動や言葉が緻密に計算されたノウハウです。今回の企画に参加して本当によかった。値引きという実質的なメリットはもちろんですが、目には見えない体験や出会いがありました。デミオは正直なところ、訪問件数を増やす為だけに候補に入れたクルマです。X氏に選ばれていなかったらおそらくマツダには行かなかったでしょう。わずか半月、されど半月。とても内容の濃い半月でした。

From新潟県
MAZDA デミオ
15C
15.1万円引き

値引き採点 4
以前は“値引きのマツダ”との異名をとったほどだったが、最近は「安売りしません」と君子豹変。とくにデミオはガードが固い。諸費用をカットしてこれだけ取れたら特上クラスだ。



提供元:月刊自家用車

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