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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.12.03

日産GT-Rの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

日産GT-Rの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

GT-Rは、1969年2月発売の4ドアセダンにレーシングカーのエンジンをデチューンし搭載した、「スカイラインGT-R」のDNAを受け継いだモデルとして2007年10月に登場しました。

レーシングスピリットあふれるスーパースポーツクーペであり、元祖「羊の革を被った狼」として名高い初代モデルがルーツとなっています。

5代目モデルであるR34型「スカイラインGT-R」から、約5年のインターバルの後、正式車名を「NISSAN GT-R」と改め、日産の最新技術を惜しみなく採り入れ、世界に誇る「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」として開発されました。

プラットフォームからパワープラント、エンジン、シャシー、ボディを完全な専用設計とし、日産の歴代スポーツモデルの中でも、最高レベルのパフォーマンスを発揮するフラッグシップモデルとして位置づけられます。

全域に渡り圧倒的なパワーとシャープなレスポンスを実現した3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載しています。世界初の独立型トランスアクスル+フルタイム4WD機構やプレミアム・ミッドシップパッケージと組み合わせることで、開発コンセプトである「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」を高レベルで実現しています。

エンジンは、一基ずつクリーンルームで職人の手によって組み上げられ、各気筒にバラつきのないようバランス取りをしながら、フリクション低減や組み立て精度を高めるなど、徹底した品質管理が行われています。

完成後も、全車に対して熟練した検査ドライバーが、一台ずつ調整を行った上でデリバリーするなど、スーパースポーツモデルに相応しい専用組み立てライン体制が敷かれています。

また、販売後もスーパーカーとしての性能を維持するための日産ハイパフォーマンスセンターが設置されています。

唯一無二の迫力あるダイナミックなスタイリングをはじめ、走る歓びをドライバーへ提供する操作性を重視した上質なコックピット、世界トップレベルの動力性能など、世界に誇る高級スーパースポーツクーペとして、圧倒的な存在感を放っています。

ここではGT-Rの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。 

GT-Rの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

GT-Rの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 日産 GT-R R35系(2007年~)の主なグレードの特徴

・GT-Rピュアエディション
発売当初の「GT-R」に相当するベースグレードです。
ステンレス製デュアルエキゾースト、前席本革&パールスエードコンビシート、6スピーカー付CD一体AM/FMラジオ仕様となります。

ベースグレードながら、20インチランフラット&鍛造アルミホイールやアルミ製エンジンフード&トランクリッド&ドアなどの外装をはじめ、スーパーワイドビームヘッドランプ+アクティブAFS、オートライトシステムやクルーズコントロールなどの安全装備に加え、Nissan Connectナビゲーションシステムや前席パワーシート機構などが備わります。

・GT-Rブラックエディション
「GT-Rピュアエディション」グレードに対し、バックビューモニターの追加をはじめ、本革巻ステアリングホイール&シフトノブやドアグリップにレッドステッチが施され、前席にはシートヒーター付レカロ製シートが装備されます。

また、BOSEサウンドシステム、アクティブ・ノイズ・コントロール、アクティブ・サウンド・コントロールが追加装備されます。

エキゾーストシステムはステンレス製から軽量なチタン合金製へとグレードアップされます。併せて、排気音の静粛性を高めるエキゾースト・サウンド・コントロールが追加されます。

・GT-Rプレミアムエディション
「GT-Rブラックエディション」グレードに対し、本革巻ステアリングホイール&シフトノブやドアグリップはブラック仕様となります。セミアリニン本革シートやナッパレザー貼りインストルメントパネルがパッケージとなった「ファッショナブルインテリア」が、本グレードのみオプションで選択可能となります。

・GT-Rトラックエディション エンジニアードbyニスモ
「GT-Rプレミアムエディション」グレードに対し、専用拡幅フロントフェンダー(アウトレットダクト付)や専用拡幅フロントプロテクター、1サイズ幅を拡大したレイズ製専用鍛造フロントアルミホイールをはじめ、専用サスペンションやバネレートを高めた前後スタビライザー、ボディの剛性強化など、走りのパフォーマンスを向上させたモデルです。

また、センターコンソールが専用エンブレム付カーボン製フィニッシャーとなります。
「GT-Rブラックエディション」同様にドライカーボン製リヤスポイラーがオプションで選択可能となります。

・GT-R ニスモ
ニスモが内外装からエンジン、サスペンションまで専用パーツを装備し、チューニングを施したトップモデルです。

「GT-Rトラックエディション エンジニアードbyニスモ」グレードに対し、専用カーボンバックバケットシートやカーボン調コンビメーターをはじめ、内装の随所に質感の高いアルカンターラを使用するなど、レーシーなコックピットデザインを採用しています。

エクステリアにはエアロダイナミクスを追求した専用カーボン製フロント&フロントバンパー、アンダーカバー、サイドシルプロテクター、リヤスポイラーを備え、整流効果により安定したダウンフォースを生みだします。

また、10mm拡大したフロントワイドリムホイールの装着により、併せてフロントフェンダーも専用デザインのタイプへと変更されています。
エンジンにも大きく手が入り、専用GT3タービンを装着し、エンジンマネージメントも独自に最適化することで、最高出力600psを実現しています。 

日産 GT-R R35系の中古車検索ページ

GT-Rの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

GT-Rの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、GT-Rの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。

初代 日産 GT-R R35系(2007年~)の燃費・維持費

・R35:3.8L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:8.8km/L
年間ガソリン代:約164,772円(1136.4L×145円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約231,272円 ※3

GT-R ピュアエディション(2016年7月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

GT-Rの中古車価格相場から選ぶ

GT-Rの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

GT-Rは人気の高い2ドアスーパースポーツクーペモデルであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。新車時の車両価格が高価なモデルの割には、流通台数が多いこともあり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

日産 GT-Rの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 GT-R R35系:349~2090万円
R35:349~2090万円

ベースグレード:398~1700万円
ピュアエディション:635~1120万円
ブラックエディション:349~1188万円
プレミアムエディション:415.9~1300万円
ニスモ:1299~2090万円

GT-Rは、2007年10月の発売以来、スタビリティの高い圧倒的な動力性能を備え、誰でも、どこでも、いつでも安心感の高いスポーツ走行が楽しめる新時代のスーパーカーとして開発され、世界中で多くの熱狂的なファンに支えられる人気モデルです。

イヤーモデル制を採り入れ、毎年仕様変更やマイナーチェンジを実施していますが、今日までフルモデルチェンジは実施されていません(2018年7月時点)。

実質初年度モデルと言える2008年式が数多く登録されていますが、未だに400万円以上のプライスタグを付ける車両がほとんどを占め、人気の高さが窺い知れます。
以後のモデルも出力アップやボディ剛性の強化など、毎年仕様変更が実施され、ほぼ同じくらいの台数に偏りのない分布が見受けられます。

2013年式以降では1000km未満から3万km未満の走行距離帯に広く分布し、価格も640万円以上のプライスタグが付くなど、高値安定の傾向が特徴です(上記中古価格帯については、2018年7月1日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。 

GT-R(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

日産 GT-Rの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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