輸入車[2018.11.23 UP]

カッコよさこそ最高の性能! シボレー カマロが大幅フェイスリストで登場

カマロ SS

文●ユニット・コンパス 写真●川崎泰輝

「カマロの魅力、それはカッコいいことです。ひと目でそれとわかるデザイン、そして独自の存在感。さらに、パワフルなV8エンジン、コストパフォーマンスに優れているところでしょう」。
 カマロの、アメリカ車の魅力は?という新聞記者からの質問に対して、ゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長である若松 格氏はこのように説明した。確かにカマロはカマロだとしか説明のしようがない。理屈ではなく、感情で選ぶクルマだ。だからこそ、カマロは自由のシンボルであり、若々しいエネルギーの象徴でもある。記者は貿易摩擦に関するコメントが欲しかったのだろうが、そういった無粋さとは真逆の世界観だ。

関連情報

ボディタイプ:オープンカー ボディタイプ:クーペ 限定モデル・グレード 新車 輸入車

 新型シボレー カマロがアンベールされたのは、東京のなかでも若い世代が中心になって新たなる価値観を発信している複合施設「SHIBUYA CAST」。明治通りに面する広場という、まさにオープンな場所で行われた。往来を行く人々が見守る中での登場は、カマロが持つオープンマインドな精神にぴったりだ。

 GMジャパンにとって、日本における販売台数の半数を占める重要車種であるカマロ。今回の改良はマイナーチェンジで、メカニズム的なトピックはじつはそれほど多くない。それでもなお新型カマロが注目を集めてしまうのは、この商品力の核が「スタイル」にあるからに違いない。つまり、新型カマロはルックスが大きく変わった。

 1967年の初代登場以来、アメリカを代表するスポーツカーとして愛されてきたカマロ。現行モデルは第6世代で、日本には2017年11月から導入されている。本国デビューからのタイムラグがあったとはいえ、わずか1年での大きなスタイルチェンジである。ラインアップは6.2LV8の「SS」(630万円)、2L直4ターボの「LT RS」(490万円)、オープン版となる「コンバーチブル」(570万円)の3モデル。

最新デザインへのフェイスリフトでクールさアップ

ゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長の若松 格氏

 GMジャパンの調査によれば、その顧客層の多くは他ブランドからの新規ユーザーが過半数で、なおかつ世代別では20代がもっとも多いのだとか。つまり、カマロは感性の鋭い若いユーザーから支持されているのだが、彼らがもっとも評価しているのが「スタイル」。メカがどうこうではなく、カッコいい存在であるかどうかが重要というわけだ。
 従来モデルが第5世代の正統的な後継モデルといった、どちらかといえば保守的なデザインチェンジだったのに対して、新型はマイナーチェンジでありながら大胆不敵な大幅なイメチェン。

カマロ コンバーチブル

 新型の特徴は、ダイヤモンドのような形状となったフロントグリル、その中央にトレードマークの「ボウタイ」をブラックグリルバーと一体化して配置したこと。ユニークなのは、ボウタイのなかが空洞、つまりダクトになっている「オープンボウタイ」であることだ。これは本国ではトップモデルの「SS」だけのデザインで、ボンネットグリルと対になって高い冷却効果をもたらすそうなのだが、日本仕様では、4気筒、オープンともに同じフロントフェイスを採用。安全法規への対応がその理由だというが、上級グレードの顔になるなら誰も文句はないだろう。
 さらにLEDヘッドライトとシグネチャーランプも新デザイン。より奥まった位置に小さく配置されたライトによって顔の印象はグッと精悍かつ「ワルそう」になった。同時にテールランプも新しくなっており、こちらも伝統的な4灯テールを受け継ぎつつ、まるでランプユニットが宙に浮いているかのような立体感のある造形を採用している。
 こうして変更点を書き出すとそれほどでもないように思えるが、実車から受ける印象は大きく変わっていて、まるで新しいクルマになったかのような印象を与えるのだから興味深い。

「SS」にはロケットスタートを可能にする機能を追加

 さらに、クルマとしての内容もしっかり進化している。
 まず、6.2LV8を搭載する「SS」はトランスミッションが10速へと進化。これによって中間ギアはクロスレシオとなりパフォーマンスを向上。一方でギヤレンジが拡大されたことで、高速走行時のエンジン回転が低く抑えられるようになり、快適性と燃費性能が向上している。
 アメリカン・マッスルカーといえば、映画やドラマでリヤタイヤからスモークを巻き上げるシーンを思い出すひとも多いだろう。新型では、そんなテクニックをサポートする機能が追加された。「カスタムローンチコントロール」と「ラインロック」だ。
 これは、簡単に言えばドラッグレースでスタートするときに便利な機能。「カスタムローンチコントロール」によって発進時のエンジン回転数やリヤタイヤのスリップ率を好みに設定できるようになり、さらに「ラインロック」を組み合わせれば、リヤタイヤを意図的に空転させてタイヤに熱を与えるバーンアウトが行えるようになる。若松氏も苦笑いしながら、「お試しになるのはぜひトラック(サーキット)にてお願いします」とコメントしたほど、“やんちゃ”な機能だ。

スマホとの連携も可能となった新型インフォテインメントシステム

 もちろん、日常的な性能もしっかり進化している。新型のインフォテインメントシステムは画質と処理能力がアップ。スマートフォンのような直感的な操作を可能とし、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応した。さらに、ルームミラーもカメラを用いたスマートタイプにアップデート。フルHDと同等の画質を誇り、ズーム、角度、明るさの調整も可能となっている。室内のイルミネーションも、従来の24種類に加えて8種類のブレンドエフェクトカラーが追加されている。ボディカラーにも新色として60年代のレースカーで用いられた「Sunoco Blue」からインスパイアされた「リバーサイドブルー」のもニュース。

導入記念限定車「LAUNCH EDITION」も販売

カマロ LAUNCH EDITION(LT RSベース)

 そして最後に紹介するのが、新型の導入を記念して設定された限定車「カマロ LAUNCH EDITION」だ。こちらは初代カマロを象徴するエクステリアカラー「クラッシュ」に、ブラックカラーのセンターデカールやブラックペイント仕上げのホイールを装着したもの。「LT RS」(561万6000円)が20台、「SS」(712万8000円)が30台となる。


シボレー カマロ SS(10速AT)


全長×全幅×全高 4785×1900×1345mm
ホイールベース 2810mm
トレッド前/後 1600mm
車両重量 1710kg
エンジン V8OHV
総排気量 6153cc
最高出力 453ps/5700rpm
最大トルク 62.9kgm/4600rpm
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/40ZR20・275/35ZR20

販売価格 529万2000円〜680万4000円(税込・全グレード)





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