中古車購入
更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.11.12

日産フェアレディZの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

日産フェアレディZの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

フェアレディZは、ダットサンブランドで販売されていたオープンスポーツモデル「ダットサン フェアレディ」の流れをくむ2シータースポーツクーペとして開発され、1969年11月に誕生しました。

先代モデルのエレガントなオープンモデルから、2.0L直列6エンジンをロングノーズに搭載し、ショートデッキ&ファストバックスタイルのスポーツカーらしい硬派な佇まいを見せる本格的なFRスポーツモデルです。

余裕のあるクルージングを可能にする、トルクフルな2.4Lエンジンの搭載や2+2モデルを用意するなど、当初より北米を中心に海外のスポーツカー市場を意識したパッケージングにより、「Zカー」として海外でも大成功を収めました。

スカイライン2000GT-Rに搭載されるツインカム24バルブDOHCエンジンを搭載したスポーツグレード「Z432」をはじめ、2.4L 直列6気筒SOHCエンジンを搭載しています。

ほかにも「Gノーズ」の通称で呼ばれる空力特性を向上させる「エアロダイナ・ノーズ」やオーバーフェンダーを装着する、トップグレード「240ZG」などバリエーションが追加され、ますます日産を象徴するスポーツモデルとして確固たるポジションを築きました。

ユニークなTバールーフやセミリトラクタブルヘッドランプの装備をはじめ、コンバーチブルモデルなど、時代を象徴するスポーツモデルとして、常に誰をも惹きつける魅力を備えています。

スポーツカーモデルの需要の減少とともに、2000年8月で販売を終了しますが、約2年のインターバルの後、世界中のファンからの熱い要望に応え、2002年7月にモダンでダイナミックなスタイリングを採り入れた5代目モデルとして復活を遂げました。

以降、年を追うごとに豪華で余裕のある動力性能を備えたグランツーリスモとして進化を続けるとともに、一貫してFR駆動のコントラブルな2座ピュアスポーツクーペとして安定した人気を誇ります。

ここではフェアレディZ中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

フェアレディZの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

フェアレディZの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

6代目 日産 フェアレディZ Z34系(2008年~)の主なグレードの特徴

・ベースグレード
ベースグレードながら、18インチタイヤ&アルミホイールやユーロチューンドサスペンションなどのスポーティな足回りに加え、ディンプル付本革巻ステアリング、本革巻シフトノブ&パーキングブレーキレバーや7速ATモデルには触感の良いマグネシウム製パドルシフトや運転席&助手席ニーパッドが装備されます。

また、オートエアコンやプッシュエンジンスターター(スイッチ照明付)、インテリジェントキーをはじめ運転席&助手席SRSエアバッグシステム+運転席&助手席SRSサイドエアバッグシステム+SRSカーテンエアバッグシステムなどの充実した快適・安全装備が施されています。
トランスミッションは7速ATと7速MTが選択可能です。

・ヘリテージエディション
「フェアレディZ」グレードをベースに、北米で高い人気を博した1977年の「280Z スペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」を現代に蘇らせたグレードです。

外観にはレーシングストライプを配し、ブラック基調のインテリアの随所にイエローをあしらったスポーティなコックピットが印象的なモデルです。

また、イエローで「370Z」の刺繍の入った専用シートが装備されます

・バージョンT
シートヒーター付本革&スエード調ファブリックパワーシートをはじめ、運転席には身体のフィット感を高めるランバーサポート機構やステアリングスイッチに加え、8スピーカー+BOSE製サウンドシステム、アクティブ・サウンド・コントロール、アクティブ・ノイズ・コントロールやHDDカーウィングスナビゲーションシステムなど充実した装備が施された上級モデルです。
本グレードは7速ATのみの設定となります。

・バージョンS
ベースグレードに対し、レイズ製19インチ鍛造アルミホイールやアルミキャリパー対抗ピストンブレーキシステムが装備されたスポーツグレードです。

また、HDDカーウィングスナビゲーションシステムが装備されます。
本グレードは6速MTのみの設定となります。

・バージョンST
スポーティグレード「バージョンS」と上級グレード「バージョンT」の装備を兼ね備えた最上位グレードです。

・ニスモ
日産のグループ子会社としてモータースポーツ参戦車両の製作や専用チューニングが施された高性能モデルを手掛けるニスモによる、走りのパフォーマンスを高めたモデルです。

エアロダイナミクスを追求したスポーティなエクステリアをはじめ、ボディ強化や専用サスペンションや専用鍛造アルミホイールの装備など、高性能ながらもダンピングの効いた乗り心地を提供するスペシャリティスポーツグレードです。

インテリアではニスモ専用チューニングレカロ製スポーツシートをはじめ、レッドステッチが施された専用本革&アルカンターラ巻3本スポークステアリングや専用コンソールブーツ、ブラックアウト加飾に加え、280km/hフルスケールスピードメーターなど、プレミアム感のある上質な仕様が特徴です。

日産 フェアレディZ 34系の中古車検索ページ

フェアレディZの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

フェアレディZの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、フェアレディZの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。

5代目 日産 フェアレディZ Z33系(2002年~2008年)の燃費・維持費

・Z33:3.5L/5AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.2km/L
年間ガソリン代:約157,608円(1086L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約215,608円 ※3

バージョンT(2008年1月モデル)

・HZ33:3.5L/5AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:8.8km/L
年間ガソリン代:約164,772円(1136L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約222,772円 ※3

ロードスターバージョンバージョン(2008年1月モデル)

6代目 日産 フェアレディZ Z34系(2008年~)の燃費・維持費

・Z33:3.7L/7AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.2km/L
年間ガソリン代:約157,608円(1086L×145円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約224,108円 ※3

ベースグレード(2014年4月モデル)

・Z33:3.7L/7AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.1km/L
年間ガソリン代:約159,340円(1098L×145円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約225,840円 ※3

ロードスターバージョンST(2014年4月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

フェアレディZの中古車価格相場から選ぶ

フェアレディZの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

フェアレディZは人気の高いプレミアムスポーツクーペ/コンバーチブルモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

日産 フェアレディZの主なグレード・型式の中古車価格帯

5代目 フェアレディZ Z33系:10~388万円
Z33:10~410万円
HZ33:55~379.8万円

35thアニバーサリー:70~185万円
ロードスター バージョンST:118.8~399万円

6代目 フェアレディZ Z34系:109~517.8万円
Z34:105~517.8万円
HZ34:189.8~399万円

ニスモ:339.9~517.8万円
40thアニバーサリー:148~355万円
ロードスターバージョンST:118.8~399万円

フェアレディZは、1969年11月の発売以来、多くのファンから支持を集める日産を代表するスポーツモデルです。

歴代モデルの中では2by2の4人モデルやツインターボ、Tバールーフなど、搭載するトランスミッション以外にも豊富なラインナップを誇っていましたが、2002年7月発売の5代目モデル以降は2シーターモデルに集約されました。

エンジンも一部のホットモデルを除き、基本的に1本化され、ボディタイプは2ドアクーペボディもしくはオープントップを備えるコンバーチブルモデルの構成となります。

ただし、6代目モデルでは2014年9月の受注分をもってコンバーチブルモデルがラインナップから外れ、クーペボディのみとなります。

2005年以降の5代目モデルにおいては、登録より年数も経過しており20万円台からホットバージョンのニスモグレードの200万円弱まで、幅広い登録車が見受けられます。走行教は4万kmから9万kmを中心に程度と予算・グレードに併せ、希望に沿った車両が見つかることでしょう。

2008年12月にリリースされた6代目モデルにおいては、実質初年度モデルとも言える2009年式から2015年式を中心にまんべんなく登録が見られる反面、未だほとんどの車両が200万円以上のプライスタグを掲げ、安定した中古車相場を形成しています。

走行距離もほぼ年式相応と言える分布と言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年7月9日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

フェアレディZ(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

フェアレディZ Z33系(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

フェアレディZ Z34系(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

日産 フェアレディZの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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