中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.05

トヨタクラウンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

トヨタクラウンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

クラウンは、日本を代表する高級車として、トヨタブランドを牽引する正統派セダンです。1955年の誕生以来、庶民のあこがれの存在としてのイメージをキープしながらも、近年においてはデザインの若返りを図り、革新的な色合いを強めてユーザー層の拡大を進めています。

日本専用車であることから、高級セダンとして日本で求められる快適性や走行性能、安全性能を高いレベルで実現しており、クラウンを何台も乗り継ぐユーザーがいるほどに完成度の高い1台と言えます。

ここではクラウンの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

クラウンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

クラウンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

14代目トヨタ クラウン 210系(2012年~)の主なグレードの特徴

・2.5 ロイヤル/2.5 ロイヤル i-Four(2.5L)
クラウンの「ロイヤル」シリーズのベースとなるグレードで、このグレードのみのハンドルがウレタンステアリングホイールになります。
エアコンについても、左右独立のフルオートエアコンには変わりありませんが、送風口の首振りをするスイングレジスター機能が省かれています。

・2.5 ロイヤルサルーン/2.5 ロイヤルサルーン i-Four(2.5L)
「ロイヤル」シリーズの中間グレードで、タイヤは16インチ(215/60R16)のアルミホイールとなります。

装備面では、オートワイパー(雨滴感応式)、自動防眩インナーミラー、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート、左右独立温度コントロールフルオートエアコン(スイングレジスター付き)、T-Connect SDナビゲーションシステム&クラウン・スーパーライブサウンドシステム(10スピーカー)/トヨタマルチオペレーションタッチが備わっています。

・2.5 ロイヤルサルーンG/2.5 ロイヤルサルーンG i-Four(2.5L)
「ロイヤル」シリーズのガソリンモデルで最上級となるグレードです。

下位グレードとの大きな違いとしては、キーシステムが、スマートエントリー&スタートシステム(全ドア/カードキー×1+スマートキー×2)になることや、T-Connect専用DCM/アクセサリーソケット(フロント・リヤ)、イージークローザー(フロントドア&リヤドア+ラゲージドア)、電動式リヤサンシェード/手動式リヤドアサンシェード、パワーイージーアクセスシステム(運転席)などが装備される点です。

・2.0 アスリート-T(2.0L)
アスリートの「2.0」シリーズは、2015年10月のマイナーチェンジでラインアップに加わりました。
2.0L直噴ターボエンジンは8速オートマと組み合わされ、低・中速域からの優れた加速性能と高い燃費性能が大きな特徴となります。

この「2.0」シリーズは、ホイールは同じ17インチながらも2.0Lターボ専用となっており、上級グレードとの差は、マニュアルチルト&テレスコピックステアリングになることや、シートが運転席6ウェイ&助手席4ウェイマニュアルシートとなることが挙げられます。

・2.0 アスリートS-T(2.0L)
2.0Lモデルの中間グレードとなります。「2.0 アスリート-T」と比べると、電動チルト&テレスコピックステアリングになることや、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(肩口スイッチ付き)/電動ランバーサポート(運転席)やスマートエントリー&スタートシステム(全ドア/スマートキー×2)が装備されるのが特徴です。

・2.0 アスリートG-T(2.0L)
2.0Lモデルの最上級グレードですが、電動式リヤサンシェードや手動式リヤドアサンシェード、前席シートヒーターが備わり、シート表皮が本革になることが下位グレードとの大きな違いです。

・2.5 アスリート i-Four(2.5L)
2.5Lモデルは、装備面では「2.0」シリーズに準ずる形でグレードが構成されていますが、駆動方式が4WDのみとなるのがほかの排気量のグレードとの大きな相違点です。
なお、「2.0 アスリート-T」との装備面での大きな違いは、パドルシフトやアイドリングストップ機能が付かないことのみとなります。

・2.5 アスリートS i-Four(2.5L)
2.5Lモデルの中間グレードとなりますが、アウトサイドドアハンドル(メッキ+カラード)、スマートエントリー&スタートシステム(全ドア/スマートキー×2)、ラゲージボックス(トランクマット+ラゲージトレイ付き)などが備わります。

・2.5 アスリートG i-Four(2.5L)
2.5Lモデルの最上級グレードで、T-Connect専用DCM(通信機)や、左右独立温度コントロールフルオートエアコン(花粉除去モード付き)、前席シートヒーターなどが装備されることは他の排気量の最上級グレードと同一です。

・3.5 アスリートS(3.5L)
3.5Lモデルは、排気量が大きくなる分、ベーシックグレードがなく、この「3.5 アスリートS」からの設定となります。
アルミホイールがスパッタリング塗装となることが特徴で、ブレーキがパワーアップに対応すべく、フロントブレーキが対向4ポッドキャリパー、リヤブレーキがベンチレーテッドディスクに換装されています。

・3.5 アスリートG(3.5L)
3.5Lモデル最上級グレードとなります。「3.5 アスリートS」との違いは、マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート・ドアミラー)、パワーイージーアクセスシステム(運転席)、ブラインドスポットモニターなどです。

トヨタ クラウン 210系の中古車一覧

クラウンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

クラウンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、クラウンの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。

13代目トヨタ クラウン 200系(2008年~2012年)の燃費・維持費

・GRS200:2.5L/6AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.0km/L
年間ガソリン代:約120,833円(833.3L×145円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約165,833円 ※3

2.5アスリート(2008年2月モデル)

・GRS202:3.0L/6AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:11.8km/L
年間ガソリン代:約122,881円(847.4L×145円) ※1
自動車税:年間51,000円 ※2
年間維持費:約173,881円 ※3

ロイヤルサルーン(2008年2月モデル)

・GRS204:3.5L/6AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:10.0km/L
年間ガソリン代:約145,000円(1,000.0L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約203,000円 ※3

3.5アスリート(2008年2月)

14代目トヨタ クラウン 210系(2012年~)の燃費・維持費

・ARS210:2.0L/8AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:13.4km/L
年間ガソリン代:約108,208円(746.2L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約147,708円 ※3

アスリートG-T(2016年8月モデル)

・GRS210:2.5L/6AT/FRモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:11.4km/L
年間ガソリン代:約118,421円(877.1L×135円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約163,421円 ※3

ロイヤルサルーンG(2016年8月モデル)

・GRS214:3.5L/8AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.6km/L
年間ガソリン代:約151,041円(1,041.6L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約209,041円 ※3

アスリートG(2016年8月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

クラウンの中古車価格相場から選ぶ

クラウンの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

クラウンの人気は非常に高く、年式が多少古くなっても値崩れしないことが大きな特徴と言えます。個人から法人まで幅広く利用されており、比較的メンテナンス状態が良い個体が多いため、良質な中古車を見つけやすいことも魅力の1つです。

クラウンの主なグレード・型式の中古車価格帯

13代目 トヨタ クラウン 200系:50~338万円
GRS200:59~278万円
GRS201:86~286.2万円
GRS202:54.8~218万円
GRS203:75~240万円
GRS204:62.8~338万円

14代目 トヨタ クラウン 210系:135.9~568万円
ARS210:250~508万円
GRS210:155.9~398.8万円
GRS211:158~399.8万円
GRS214:208.9~448.8万円

ロイヤル:155.9~280.8万円
アスリートS:209~448.8万円
アスリートG-T:298~438万円

クラウンの中古車では、200万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成25年式、平成27年式のクラウンの台数が豊富となっています。
それ以外では、平成20年式のクラウンが90万円から150円台の価格帯での中古車も多く存在します(上記中古価格帯については、2018年5月24日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

参考:

クラウン(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

クラウン 210系(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

クラウン 200系(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

トヨタ クラウンの中古車一覧

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ