車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2018.10.10
【グー連載コラム】整備Now[いつも気持ちよくドライブしたいから]
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーメンテはダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的にメンテナンスしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2018年11月号の内容です)
秋の行楽シーズンを安心して楽しむ! 【季節編】
季節の変わり目での整備は愛車をいたわるために重要
聞き飽きただろうが、今年の夏は暑かった。体調を崩した人も多いのではないだろうか。それは人間だけでなく、クルマにも言えること。クルマは高温時でも問題ないように作られているものの、メンテ不足などによって故障が発生しやすくなる。JAFの出動データを見ても酷暑だと出動件数が増えていたりする。
また、これからは秋の行楽シーズンが到来する。長距離ドライブに出かけたり、大渋滞にはまることも考えられることから、今一度点検・整備が重要となる。出先でトラブルに遭って立ち往生では、せっかくのドライブも台無しだ。行楽シーズンに向けた準備とともに、夏の疲れ取りもしっかりとしてやろう。
【CHECK 1】 まずは基本的な点検から
以前は運行前点検として1日1回乗る前の点検が義務づけられていたのが、現在は“必要に応じて”に変更されている。その“必要に応じて”のひとつの目安が季節の変わり目といえる。
秋に向けての点検や整備といっても、なにも難しいことはない。特別なことはまったく必要なく、改めてクルマ全体を順番に点検していけばよい。夏の暑さによるダメージなどはないか? タイヤなどは消耗していないか? などを確認していく。普段は、なんとなく乗って運転していることから、改めて見ると意外なトラブルを発見できたりするのだ。
【CHECK 2】 集中! 夏の疲れも取り除く
1.オイル
外気温が高いと、ダメージを受けるのがオイルだ。交換してすぐならそのままでもいいが、ひと夏越しているなら一度交換しておいたほうがいい。また添加剤を入れて強化するのも季節の変わり目の贅沢としてオススメ。
2.バッテリー
エアコンフル回転。雨の日に夜の大渋滞ともなると、発電が追いつかずにバッテリーへの負担も増大するばかり。端子の状態や液量の点検を行っておこう。
3.冷却水
最近の冷却水は16万km位まで、もつタイプだが、少し前までは定期的な量の点検が必要だった。減っていることもあるので、その際は補充しておく。
他にはこんなところをチェック
他にはこんなところをチェック
エアコンは年中使用する重要な装備。効きを今一度確認しておこう。さらにシートの汚れや隙間に落ちたゴミや食べ物のクズなども取り除き、車内を清潔にして、行楽シーズンを快適に過ごそう。