車のニュース
更新日:2020.10.12 / 掲載日:2018.09.20
フェラーリ、新型モデル「モンツァSP1」「モンツァSP2」を発表
イタリアで発表された新型モデル「モンツァSP1」(右)と「モンツァSP2」(左)
伊フェラーリは9月18日(現地時間)、新型モデル「モンツァSP1」と「モンツァSP2」を、同社の本拠地であるイタリア・マラネロで発表した。
今回の新型モデルは、1950年代に一世を風靡したレーシングマシンのスタイリングと、最先端のスポーツカー技術を融合させたのが特徴だ。限定モデルで、限定台数は2台という。エクステリアは、ルーフもウインドスクリーンもなく、モンツァSP1は乗車定員が1名、モンツァSP2は乗車定員が2名。これらのことから分かるように、実用性を無視して本格的なレーシングマシンとして異色の存在感を放つモデルだ。
Ferrari Monza SP1
ルーフもウインドスクリーンもなく、モンツァSP1は乗車定員が1名
車名の「モンツァ」は、往年のレーシングカーから命名
同社では今回の新型モデルを「イーコナ」と命名し、新セグメントとして発表している。レトロな雰囲気だけでなく、現在実現することができる最先端のスポーツカー技術を備えるという。車名の「モンツァ」は、往年のレーシングカー「750モンツァ」や「850モンツァ」から命名したようだが、そのパフォーマンスは1948年にミッレミリアで優勝した「166MM」を彷彿させるという。
Ferrari Monza SP2
モンツァSP2は乗車定員が2名
コックピットまわりは、すべてカーボンファイバー製となる
ボディサイズは、全長4657mm、全幅1996mm、全高1155mm。ボディは、軽量化のためカーボンファイバーを採用。車両重量はSP1では1500kg、SP2では1520kgを実現する。6.5リッターV12エンジンを搭載し、最高出力810ps、最大トルク718Nmを発生し、「バルケッタ史上最高のパワーウェイトレシオ」を実現しているという。0-100km/h加速は2.9秒。0-200km/h加速が7.9秒。最高速は300km/h以上と公表された。
ハンドリング特性は、スポーツカーにふさわしく、ロール感がないピュアな特徴を持つ。コックピットまわりは、すべてカーボンファイバー製となり、ドライバーを包み込むような構造になっている。ドアは上向きに開くコンパクトなものを採用する。