車のニュース
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2018.09.07
メルセデス・ベンツ、ガソリン+電気モーターの「AMG 53シリーズ」を発表
「メルセデスAMG 53シリーズ」を日本で発表した
メルセデス・ベンツ日本は9月6日、ガソリンエンジン+電気モーターを搭載した「メルセデスAMG 53シリーズ」を日本で発表した。今回のメルセデスAMG 53シリーズは、「メルセデスAMG E 53 4MATIC+」、「メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+」というラインナップとなる。E 53 4MATIC+は、セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレという展開。納車時期は、セダンとステーションワゴンが9月、クーペとカブリオレは11月を予定する。メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+の納車は10月を予定。
エクステリアは、モデルごとにフロントグリルのデザインを変えて差別化が図られている。Eクラスのセダンとステーションワゴンはダイヤモンドグリルを採用。Eクラスのクーペとカブリオレ、CLSはシルバークロームのツインブレードフロントグリルを採用する。フロントスポイラーは、シルバークロームのフロントスプリッターを装備し、左右エアインテーク部にシルバークロームの水平フィンを2本ずつ設置。外側にブラックのフリックを設定する。CLSは、サイドエアカーテンを装備してCd値を低減させている。
「AMG パフォーマンスステアリングホイール」を装備
インテリアは、「AMG パフォーマンスステアリングホイール」を装備。ステアリングから手を放さずに、ナビゲーション操作や車両の設定などが可能な「タッチコントロールボタン」、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」(自動再発進機能付)を操作するスイッチを設定し、利便性を向上させている。
大型ディスプレイと、センターコンソール上方のセンターディスプレイの2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを採用。1枚のガラスカバーで覆ったコクピットディスプレイで、デザイン上のアクセントとしている。インストルメントクラスターに表示することができるAMG メニューは、エンジンオイル温度、トランスミッションオイル温度、前後および横方向の加速度、エンジンの出力およびトルク、過給圧、タイヤ温度および空気圧、車両設定状況などが挙げられる。
Mercedes AMG CLS 53 4MATIC+
「メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+」のエクステリア
安全運転支援システムは、メルセデスAMG 53シリーズと共通で、「アクティブステアリングアシスト」、「アクティブレーンチェンジングアシスト」、「アクティブブレーキアシスト」などを装備。「アクティブパーキングアシスト」、「マルチビームLED」(ウルトラハイビーム付)も採用する。駆動方式は、メルセデスAMGが開発した新しい4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を採用。前後トルクをフロント50:リア50~フロント0:リア100の範囲で最適に配分することができる。
3.0リッター直列6気筒「M256型」エンジンに大型のターボを組み合わせた
メルセデスAMG 53シリーズのガソリンエンジンは、3.0リッター直列6気筒「M256型」エンジンに大型のターボを組み合わせたもの。最高出力320kW(435PS)、最大トルク520Nmというハイパワーを誇る。エンジンとトランスミッションの間には、オルタネーターとスターターの機能を備える電気モーター「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を設置。ISG単体で、最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する。
また、48V電気システムで回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンの回転数が低いときには蓄電した電力を利用する「電動スーパーチャージャー」によりターボラグを解消。あらゆる回転域で俊敏なエンジンレスポンスを実現している。
足まわりは、スポーティなスプリング/ダンパーを設定し、連続可変ダンパー「ADS+」(アダプティブダンピングシステム)を採用したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL+」を装備。「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツプラス」の3モードが選択でき、ボタンを押すことで車高を上げることも可能になる。
メーカー希望小売価格は、「AMG E 53 4MATIC+」が1202万円~1268万円(税込)、「AMG CLS 53 4MATIC+」が1274万円(税込)