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更新日:2020.04.23 / 掲載日:2018.08.06
マツダフレアの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた
グーネット編集チーム
マツダフレアは、2012年10月に登場した軽トールワゴンで、スズキワゴンRのOEM供給を受け、マツダが販売を行っている車種です。
また、フレアの前身となるオートザムAZワゴンは1994年に登場しました。オートザムAZワゴンも同様に、スズキワゴンRのOEM供給を受けた車種で、マツダの販売店「オートザム店」で販売されていました。
ここでは初代から2代目モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
初代 マツダ フレア MJ34S/MJ44S系(2012年~2017年)
グーネット編集チーム
初代フレアは、広い室内空間と優れた乗降性を可能にしたパッケージングと使いやすい機能と装備が兼ね備えているので、ユーザーの快適な生活を叶える軽自動車です。
室内長2165mm、前後乗員間距離1000mのモデルなので、大人4人が乗っても快適に過ごせる広い室内空間です。
さらに最小回転半径4.4m(※14インチタイヤ装着車の場合)の小回り性能を両立した、軽ハイトワゴンです。
フレアは、OEM供給元のスズキの技術がそのまま採用され、減速エネルギー回生技術であるエネチャージ、ブレーキを踏んで13km/h以下に減速するとエンジンが自動停止するアイドリングストップシステム、アイドリングストップ時の車内の室温上昇を防ぐ「エコクール」を採用し、優れた燃費性能を実現しています。
【エクステリア】
塊感を強調した縦型ヘッドランプと、シンプルなメッキタイプのフロントグリルは、さりげないオシャレを演出しています。同時にフレアのエクステリアデザインは、老若男女問わず親しみやすいエクステリアに仕上げています。
【インテリア】
エアコンやシフトレバーなどの操作系をインパネ中心にまとめ、スッキリした使いやすいデザインです。
インパネの配色は、明るく暖かみのあるグレーとベージュのツートンカラーを採用し、質感も高く、フルオートエアコンは、普通車から乗り換えても安っぽさを感じない上質なインテリアを演出しています。
リアシートは、左右独立のリクライニング&スライド機能を採用しています。
さらに、助手席前倒し機構、分割可倒式のリアシートワンタッチチルトダウン、フルフラットシートで、多彩なシートアレンジを可能にしています。
【パワートレイン・メカニズム】
フレアは直列3気筒DOHC VVTエンジンと副変速機構付CVTによって、力強い走りでありながらも低燃費を実現させました。低燃費技術では、減速エネルギー回生技術「エネチャージ」を採り入れています。この技術によって、減速時の運動エネルギーを変換するのに電装品を使えるようになり、エンジンの発電負担を軽減しています。
さらに2014年8月のマイナーチェンジ時に発売された「HS」グレードにおいて、新たにISG(Integrated Starter Generator:モーター機能付発電機)を搭載したシステム「S-エネチャージ」を搭載しました。ハイブリッド車のように、発進時のモーターアシストも可能にしました。
アイドリングストップ機能は、ブレーキを使用して13km/h以下になるとエンジンが自動でストップするシステムを採用し、エンジン停止時間を長くすることで、燃料の消費を抑制することができます。
フレアの燃費性能は2WD CVT車で、2012年の初代発売当初はJC08モード燃費を28.8km/L、2013年7月に、エンジンの摩擦低減などを行い、30.0km/Lに向上しました。
さらに2014年8月に発売されたSエネチャージ搭載モデルは、32.4km/L(JC08モード燃費)の低燃費を実現しました。
なお、2WD/FFとフルタイム4WDの駆動方式が全グレードに設定されています。トランスミッションは、無段自動変速のCVTが採用され、XGグレードの一部において5MTがあります。
【安全性能】
登坂発進時に、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える間、車両の後退を抑えるヒルホールドコントロールを標準装備しました。
さらに2013年7月の改良時には、XSグレードに、約5~30km/hの低速走行中の前方不注意による追突事故などの被害を軽減するレーダーブレーキサポートをメーカーオプション設定しました。
ほかにもハザードランプで後続車に急ブレーキをお知らせする「エマージェンシーストップシグナル」や、誤発進抑制機能もセットで装備されます。
なお、2014年8月のマイナーチェンジでは、CVT全車にレーダーブレーキサポートが設定されました。
マツダ フレア HS(2014年8月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1660mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2165×1295×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6000rpm
最大トルク:6.4kg・m(63N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:32.4km/リットル
車両重量:790kg
価格:1,372,680円
フレアHSグレードは、ISG(Integrated Starter Generator:モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを採用したS-エネチャージを搭載したグレードです。
減速時のエネルギーを利用してISG(Integrated Starter Generator:モーター機能付発電機)で発電し、アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーとS-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーに充電します。
アイドリングストップ時のエアコンやオーディオなど電装品への給電や、燃料を多く必要とする加速時にモーターアシストすることで、エンジンの負荷を軽減し、燃費の向上を実現しました。JC08モード燃費を32.4km/Lの低燃費を達成したグレードです。
HSグレードに限り、ヘッドランプ、フロントグリル、バンパーのデザインを専用デザインに変更され、高級感のあるフロントマスクも特徴的です。
駆動方式は2WD/FFと4WDを設定し、積雪地域でも安定した動力性能を発揮できる4WDも選択可能です。
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
・主なオプション
レーダーブレーキサポート、キセノン(HID)ヘッドランプなど。
・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、フィズブルーパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、アーバンブラウンパールメタリック、クリスタルホワイトパールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
2代目 マツダ フレア MJ55S系(2017年~)
グーネット編集チーム
2017年2月に登場した2代目マツダフレアは、軽ワゴンならではの広い室内空間や機能性を軸においたパッケージング、低燃費も叶えたモデルです。
定番スタイルの「HYBRID XG」と、スポーティさと上質さが漂うスタイリッシュな「HYBRID XS」の2種類がラインナップされています。グレードによってデザインも異なっていますが、デザイン性と機能性との両立を目指して大幅刷新しました。
2代目フレアは、減速時のエネルギーを利用して発電・充電し、その電力を活用してモーターによるクリープ走行や、加速時のエンジンアシストを作動するマイルドハイブリッドが搭載されています。
また、新プラットフォームの採用、サスペンションやボディの軽量化などにより、軽ワゴン最高の燃費(※2017年2月時点)33.4km/L(JC08モード・2WD車)を達成し、全てのグレードがエコカー減税の免税対象となっています。
【エクステリア】
2代目フレアは、グレードにより、外観デザインが異なるのが特徴です。
がっちりとした骨格、張り出したホイールアーチやプレスラインで安定感を表現しました。
四角をモチーフとした端正な表情のフロントマスクがHYBRID XGの特徴です。
その一方、HYBRID XSは、存在感ある横基調の上下2段デザインのフロントマスクで精悍さを演出し、エアロバンパーの採用などでスポーティなエクステリアが特徴です。
【インテリア】
センターメーター、小型でありながらもデザイン性も備わっているオートエアコン、エアコンルーバーを組み込んだ幅の広さを強調するインパネデコレーションパネルを採用しています。
各機能の存在感をバランス良く表現し、直線を基調とした開放感のある空間に仕上がったインテリアです。ほかにもセンターメーターを採用し、視認性も良好です。
グレードによりインテリアの配色も異なり、HYBRID XGは明るいベージュ系、HYBRID XSは、スポーティなブラック系のインテリアカラーです。
初代フレアに引き続きシートの使い勝手も良く、左右独立分割可倒式&スライドシートを採用と一緒に、バックドア側からもワンタッチで折りたためるワンタッチダブルフォールディング機構を採用しています。リアシートを倒すことで、ほぼフラットで積み降ろしのしやすい荷室空間が広がります。
【パワートレイン・メカニズム】
新型フレアは、Sエネチャージからさらにグレードアップしたマイルドハイブリッドが搭載され、低燃費が実現しています。
ISG(Integrated Starter Generator:モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーの大容量化により、アイドリングストップ前や発進後のノンブレーキ&ノンアクセルの状態で車速が13kn/h以下の場合、モーターの力のみでクリープ走行が可能なマイルドハイブリッドを採り入れています。
モーターの力でクリープ走行のほか、発進加速時のモーターアシスト、減速時のエネルギーで発電・充電、無駄な音がしない静かでスムーズなエンジン再始動、居住性に影響を与えない、軽量かつコンパクトなハイブリッドシステムとなっています。
なお、2WD/FFとフルタイム4WDの駆動方式が全グレードに設定されています。トランスミッションは、無段自動変速のCVTのみです。
【安全性能】
セーフティパッケージとして、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせて、前方のクルマや歩行者を検知し衝突回避をサポートまたは、被害を軽減するデュアルセンサーブレーキサポートが搭載されています。
また、自動でヘッドランプのハイとローを切り替えるハイビームアシスト機能も新たに新載しました。従来のレーダーブレーキサポートが30km/hまでの作動に対して、デュアルセンサーブレーキサポートは、100km/hまでのシステム作動となりました、
通常走行域や高速域でも安心の衝突被害軽減ブレーキアシスト機能になりました。
車速やデュアルセンサーブレーキサポートの作動状況などを運転席前方のダッシュボードに表示し、ドライバーの視線移動を減らして安全運転に導くヘッドアップディスプレイをマツダの軽自動車として初採用しています。
ほかにも誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能など、先進安全技術が備わっています。
マツダ フレア HYBRID XS(2017年3月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1650mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2450×1355×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.4km/リットル
車両重量:790kg
価格:1,350,000円
フレアHYBRID XSグレードは、LEDヘッドランプやオートライトシステム、14インチアルミホイール、アドバンストキーレスエントリー&プッシュボタンスタートシステムなど快適装備が標準装備されるグレードです。
エクステリアは、存在感のある横基調の上下2段デザインのフロントマスクで精悍さを演出。エアロ形状のバンパーと合わせて、スタイリッシュさとスポーティさを表現しています。エンジンは、全グレード共通のマイルドハイブリッドシステムを採用し、JC08モード燃費を33.4km/Lの低燃費を達成しています。
駆動方式は2WD/FFと4WDを設定し、積雪地域でも安定した動力性能を発揮できる4WDも選択可能です。
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
・主なオプション
デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、オートライトシステム、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能。
・カラーバリエーション
スペリアホワイト、アーバンブラウンパールメタリック、ブルーイッシュブラックパール3、ブレイブカーキパール、ムーンライトバイオレットパールメタリック、ピュアレッド、フィズブルーパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、ブリスクブルーメタリック、ピュアホワイトパール、スチールシルバーメタリック、サニーイエローメタリックなど。
(発売時期・グレードにより異なります)