カー用品・パーツ
更新日:2018.09.26 / 掲載日:2018.08.03
熱射病を防ぐ!夏の車内にこもった暑さ対策の正しい方法とは
車内の暑さをそのまま放置しておくと、シートや車内グッズの色褪せや車内部品の劣化などにも繋がります。また、車内が冷えるまでなかなか出発できないというタイムロスにも。
事前に車内の暑さを和らげることができる暑さ対策アイテムを取り入れて、少しでも快適にドライブが楽しめるようにしてみましょう。
夏の車内では何が起こっているの?
まずは、夏の暑さで劣化しやすくなる部分をご紹介します。
暑さでバッテリーが劣化しやすくなる
暑くなると車内のエアコンをつけたままにすることが多くなるため、バッテリーへの負担がとても大きくなります。それに加えて、高温によりバッテリー液の比重が高くなり、正常値を超えることで放電状態となる場合も。そのまま放置することで、バッテリーが上がりやすくなってしまいます。
シートやボンネットは紫外線による色褪せに注意
夏に増える紫外線は、車のボンネットやシートの色褪せを引き起こします。そのため、直射日光が強く当たる部分だけシートの色が変わってしまうことも。買ったばかりの車でも夏の直射日光対策をしなければ、劣化が早まってしまいます。
ゴムや樹脂部分も熱に弱い
車内の窓枠などに使用されているゴムや樹脂素材も、暑さで劣化しやすい部分の一つです。ゴムや樹脂素材は熱を加えることで伸び、冷やすことで縮む性質があります。そのため、高温の車内にエアコンをつけるという動作を繰り返すことで、ゴムが頻繁に伸び縮みし、割れたりヒビが入ったりしてしまいます。
車内の暑さ対策アイテムをチェック
車内の劣化や不調に繋がる夏の暑さ。しかし、事前に対策アイテムを使うことで車内の暑さを和らげることができます。
voicフロントガラスのサンシェードは必須
車内の暑さ対策として欠かせないのが、フロントガラスの対策です。直射日光を浴びる夏のダッシュボードは70℃以上に達することも。それだけフロントガラスから入る日光は、車内の暑さと深く関わっています。
フロントガラスから入る日光を遮る「サンシェード」を置くだけでも、車内の暑さ対策に大きく役立ちます。
窓ガラス用のUVカット剤もおすすめ
シートの色褪せや劣化を防ぎたい場合には「窓ガラス用のUV剤」を使用してみましょう。時間帯によって車内に差し込む日光の角度は変わります。そこで、窓ガラスにUVカットを取り入れることで、どの方向から日光が差し込んでも車内の日焼け、色褪せを防ぐことができます。
サマーシートや冷感クッションで快適に
夏の暑い車内では、少しでも快適に運転できる暑さ対策アイテムが必要不可欠です。特に、熱を吸収する革製のシートは50℃以上に達することもあります。座席に敷くことで涼しさを感じられる「サマーシート」などを上手に活用して、運転しやすい環境を作りましょう。
簡単に車内の暑さを和らげるには
最後に、簡単に車内の暑さを和らげる3つの方法をご紹介します。車に乗ったけれど暑くて仕方がない!というときには、ぜひ試してみてください。
窓を開けて空気を入れ替える
最も簡単な方法は、窓を開けて車内の暑い空気を追い出すことです。エアコンが効いてくるまでの間に助手席の窓や後部座席の窓も開けて少しでも早く暑い空気を追い出しておくと、涼しい空気が充満しやすくなります。
ボディに水をかける
車のフロントガラスや車のボディ全体に冷たい水をかけることも有効な方法です。打ち水の原理と同じで気化熱を利用し、一気に温度を下げることが可能。ホースなどがなく車全体に水をかけられない場合は、ペットボトルに入れた冷えた水をフロントガラスにかけるだけでも効果を実感できます。ぜひ、試してみてください。
濡れタオルで暑くなっている部分を拭く
運転をする際には常に触れていなければならないハンドルやレバーから暑さを感じることも多いはず。そんなときは、冷えた濡れタオルで暑くなっている部分を拭くだけでも熱を取り除くことが可能です。他にも、ダッシュボードやシートなど暑くなっている部分を拭くだけでも体感温度を下げる大きな助けになります。冷たいおしぼりやウェットティッシュを活用してみるのも快適なドライブに役立ちます。
車内の暑さには事前の対策が欠かせない!
今回は、車内の暑さを緩和するアイテムや方法をまとめてご紹介しました。夏は非常に高温となる車内では、対策を怠るとシートやゴム部分の劣化にも繋がります。事前に暑さ対策アイテムを使用しそれらを正しく使うことで、少しでも快適に夏のドライブを楽しむことができます。