車のエンタメ
更新日:2018.07.26 / 掲載日:2018.07.26
世界一高いブルジュ・ハリファの展望で、マスタングを組み上げたエンジニアたちの気合!
「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」というのは、フランス国王ルイ16世の王妃マリーアントワネットの有名な言葉とされていますが、「クルマを持ち込めないのなら、分解すればいいじゃない!」と考えた人たちがいるようです! フォードのスタッフたちは、スペースの都合でクルマを運び入れる手段がない場所にクルマを展示するため、なんとクルマを分解して持ち込み、その現場で組み立てるという驚きの行動に出たのでした。今日は、その組み立ての様子を記録した映像をご覧いただきましょう!
時は2014年。新型マスタングを、ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の展望台に展示することになりました。ブルジュ・ハリファは世界一の高さを誇り、112階にある展望台の高さはなんと地上399mm。とんでもなく高い場所です。しかし、1965年の初代デビュー時、当時世界一の高さだったニューヨークのエンパイアステートビルの展望台(86階)に実車を展示したマスタングにとっては、意味のある恰好の宣伝になります。
しかし、問題が発覚! ブルジュ・ハリファのエレベーターにはクルマを運ぶだけの能力がありませんでした。そこでスタッフが選んだ方法は、マスタングを一度「分解」してから運び入れるという驚きの方法でした! それではまず、冶具(じぐ)を並べるところから組み立てスタートです!
今回はあくまで展示用で、エンジンやトランスミッションなどは組み込まれていませんでしたが大したものです。まるで実物大のプラモデルが組み立てられるのを見ているようでしたね。