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更新日:2018.11.15 / 掲載日:2018.07.19
プジョー、8速ATを導入した「308GT BlueHDi」を発売
プジョーのコンパクトモデル「308GT BlueHDi」
プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョーブランドのコンパクトモデル「308GT BlueHDi」に8速ATモデルを導入して、7月18日より日本で発売した。308GT BlueHDiは、308シリーズのフラッグシップモデルとして2016年11月に導入。2リッタ4気筒クリーンディーゼルを採用し、低燃費でトルクフルな走りを実現する。
今回は、従来モデルが採用してきた6速ATに代わり、最新の8速AT「EAT8」を搭載した新モデルがラインナップに加わる。なお、同社では、従来の6速ATに代わり、今後、EAT8を新規モデルに順次投入していく予定とのこと。
最新の8速AT「EAT8」を搭載した新モデルをラインナップ
今回導入される8速ATは、アイシンAW製の新開発「EAT8」となる。これは、小型軽量化とシフトバイワイヤによる運転機能の進化が特徴。EAT8は、単純に6速にギアを2つ追加したものではなく、コンポーネントの多くが新設計。シフトの電子制御化により、ワイドでクロスしたギアレシオ、低燃費、シフトクオリティの向上を実現する。ギアの小型化、オイルポンプ外径の小径化、トランスミッションケースの小型化により、6速と同等の全長としながら容積を縮小。シフトバイワイヤも軽量化に寄与し、車重は6速シフトタイプと同等に抑えている。
8速ATは、アイシンAW製の新開発「EAT8」となる
EAT8の搭載と同時に、3つのドライブモードの設定も実施された。エコモード機能は、フリーホイール機能により、アクセルオフ時に条件が合えば自動的にクラッチを切り、エアコンの最適化と一緒に燃費改善に貢献するシステム。通常モードは、シフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートを最適化する。スポーツモードは、シフトアップポイントを高速化し、アクセルレスポンスやステアリングフィールを向上させるという。
308GT BlueHDiは、8速ATの導入のほか、市場ニーズの高いアクティブクルーズコントロール(ACC)も標準装備としている。スポーティなドライバビリティを保ちながら、静粛性、実燃費の向上、洗練された操作性、安全性を実現する。価格は、8速ATの導入とアクティブクルーズコントロールの搭載を実現しながら、プラス2万円アップに抑えている。
メーカー希望小売価格は、5ドアHBが359万円(税込)、4ドアSWが383万8000円(税込)