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更新日:2018.11.05 / 掲載日:2018.07.13
アウディ、「R8 Coupe V10」をベースにした「R8 LMS GT4」を発売
高性能モデル「R8 Coupe V10」をベースにしたレーシングカー「R8 LMS GT4」
アウディ ジャパンは7月12日、高性能モデル「R8 Coupe V10」をベースにしたレーシングカー「R8 LMS GT4」の価格を発表し、日本での販売を開始した。GT4は、GT3とTCRの中間に位置するカテゴリー。GT3と同様に、各社から市販モデルをベースとしたレーシングカーがリリースされており、近年ジェントルマンドライバーの受け皿として人気が高まっているという。
アウディは2009年より、Audi Sport customer racingプログラムを通じて、Audi R8 LMS GT3を供給しており、日本でも2012年以来、SUPER GTのGT300クラスにAudi R8 LMSで参戦を続けている。2016年より、Audi RS 3 Sedanをベースにしたレーシングカー・Audi RS 3 LMSの販売を開始。現在、スーパー耐久シリーズ ST-TCRクラスに、Audi RS 3 LMSで参戦するチームをサポートしている。
構成部品は、市販モデルと60%以上が共通となり、生産も同じドイツ ベーリンガーホフ工場となる
今回販売するAudi R8 LMS GT4は、Audi R8 Coupe V10をベースに開発されたレーシングカー。デリバリー開始から約3カ月が経過した2018年3月中旬までに50台を製造し、デビュー戦となった2018年ドバイ24時間レースでクラス優勝を飾るなど、その実力は高いものとなっている。構成部品は、市販モデルと60%以上が共通となり、生産も同じドイツ ベーリンガーホフ工場となる。これにより、Audi R8 LMS GT4は、価格や維持費をリーズナブルに設定することが可能になる。
エンジンは、5.2リッターV10 DOHCを搭載。最高出力は495PS、最大トルクは550Nmを発生する。トランスミッションは、7速 Sトロニックトランスミッションが組み合わされる。ミドシップエンジンを採用し、後輪駆動となる。ステアリング位置は、左ハンドルのみ。なお、輸送費、スペアホイール、その他オプションは別途費用が必要となる。
メーカー希望小売価格は、2989万円(税込)