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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2018.06.12
ポルシェ、新型スポーツEVの正式名称を「TAYCAN」に決定
新型スポーツEV「ミッションE」の正式名称が「TAYCAN」に決定
独ポルシェは、新型スポーツEV「ミッションE」の正式名称を「TAYCAN」に決定、2019年より生産開始予定と本国ドイツで発表した。ポルシェの魂を宿した初めてのフル電動スポーツカーが、いよいよ登場する。ポルシェ70周年公式記念イベント中に発表されたTAYCANは、ポルシェ初となるフル電動スポーツカー。名前の由来は、ポルシェ クレストのセンターに位置する”躍動する若馬”からきているという。
TAYCANの前身であるミッションEは、2015年のフランクフルト国際モーターショーで発表されたポルシェ初のEVモデル。4ドア、4セパレートシートを採用し、最高出力440kW(600PS)となるシステム出力を発生。0-100km/h加速は3.5秒未満を達成し、高性能スポーツモデルにふさわしい性能にしている。最大航続距離は500km以上(NEDC準拠)という。
PORSCHE TAYCAN
0-100km/h加速は3.5秒未満を達成し、高性能スポーツモデルにふさわしい性能にしている
現在、ポルシェ本社では、新しい塗装工場、専用アセンブリエリア、塗装済みボディとドライブユニットを最終組立エリアに輸送するためのコンベアブリッジを建設中だ。既存のエンジンプラントを拡張して、電動ドライブを製造し、ボディショップも開発予定となる。ポルシェAG社長オリバー・ブルーメ氏は、「ポルシェの新しい電動スポーツカーは、ドライバーを自由な境地に解き放つほどの航続距離を持ち合わせた、パフォーマンスオリエンテッドな正真正銘のスポーツカー」と語る。ポルシェの計画によると、2022年までにハイブリッド車や電気自動車への投資を倍増させ、60億ユーロを上回る規模にするという。なお、TAYCANは日本国内でも2020年に発売することが発表されている。