車のエンタメ
更新日:2018.11.28 / 掲載日:2018.04.02
難コースのニュルブルクリンクに学ぶ! サーキットで注意したい走り
ニュルブルクリンクといえば、ドイツの険しい山岳地帯を切り開いて作られた、全長20キロを超える過酷なサーキットです。レースだけでなく、各自動車メーカーが開発中のクルマをテストする場所としても知られる「聖地」でもあります。そしてまた、一般車両も気軽に走行できるコースとしても大変な人気を誇ります。
しかし、そんなニュルでは危険なシーンは日常茶飯事、事故も少なからず起きています。今回は、カメラがとらえた危険なシーンのピックアップ映像をご覧いただき、「サーキット走行で気をつけたい事」として参考にしていただきたいと思います。いずれの危険も、そこには何らかの原因があることに注意してご覧ください。
前方を走っていたBMWと後方からきてインを差したエリーゼが接触しそうに! BMWのドライバーが気付いたので避けられましたが、危ないところでした。
実は「Touristenfahrten(旅行者向け走行)」と呼ばれるビジターの走行では右からの追い越しは禁止です。つまりこの場合、右側から追い越しをかけたエリーゼはレッドカード。右から追い越ししなければ、接触しそうにはならずに済みました。
クラッシュしたゴルフ。乗員はお互いの無事を確認し、ハグをはじめました。気持ちはわかりますが、こんな危険な場所でハグなんてしている場合ではありません。早く安全な場所に避難しないと!
前方に停止車両がいるので黄色いフラッグ(前方に危険があるので速度を落とせ)の旗が出ています。 なのに、このBMWときたらドリフトをはじめました。信じられません!
ああっ、部品をコースに落としていきました! このS2000はどこかでクラッシュしてきたようですね。車体にダメージを受けて、部品が外れやすいような状態で走り続けてはいけません。外れた部品は事故の原因になりますよ!
あっ、コントロールを失ったクルマが人に向かって……! 青い服の彼は、前方に停止車両があることをコースわきで後続車に伝えていたのでした。それに気づいた車両が急ブレーキをかけたところ挙動が乱れてしまったというわけです。
青い服の彼はサッと逃げてギリギリで事故を免れました。後続車に減速を促す彼の行動は正しかったのですが、ガードレールの外でやるべきでしたね。
危ない! コース上に停止車両があるので、オフィシャルから大幅な減速を意味する「ダブルイエロー」の旗が振られています。ところがそれを無視してスピードを落とさない後続車が……。
モータースポーツに危険はつきものです。でも、ルールはしっかり守って危険な状況が起きないように配慮したいものです。
それにしても、一度は自分で走ってみたいものです、ニュルブルクリンク。