試乗記[2018.03.15 UP]

フォルクスワーゲン アップ! 試乗レポート

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フォルクスワーゲン アップ!

骨太な走りに、VWならではのクルマづくりを実感

 環境が人間を育てるように、道がクルマを育てるのだということを、2017年に5年ぶりの改良を受けた新型up!に乗って改めて実感した。up!は、全長わずか3.6mというサイズに4人乗りを実現したVWのラインアップでもっとも小さなコンパクトカーだ。

 今回の改良におけるポイントは、内外装のリフレッシュと専用アプリによるスマートフォンとの連携強化にある。デビュー当初のシンプルでクリーンな印象はそのままに、ボンネットやバンパーを変更したことでフロントマスクの印象は力強く変化。これによって全長は65mm拡大されたが、それでもまだまだ「5ナンバーサイズ」は堅持。それ以外にも、ヘッドライトのポジションライトにLEDが採用されたりドアミラーにウインカーが内蔵されたりと、細かいながらもツボを押さえた改良が加えられた。

フォルクスワーゲン アップ!

 インテリアでもっとも印象的だったのがインパネ表面に施された「IML(イン モールド ラベリング)」加工で、光沢と立体感のある仕上げによって室内全体の雰囲気がより洗練された。ダッシュパネルとカラーコーディネイトされたシートも素敵だ。そして、新たにオプション採用された純正インフォテイメントシステム「コンポジション フォン」にも注目したい。手持ちのスマホにナビゲーション(有料会員登録が必要)や走行データなどを表示できるもので、専用アプリやスマホスタンドなどで構成。緊急通報にも対応する本格的な内容となっている。

 走らせてみて改めて実感したのが、クルマそのものの骨太さ。ステアリングやシートから伝わるしっかりとした手ごたえ、硬い殻に包み込まれているような安心感は、やはり平均速度の高い欧州で磨かれたVWならではのものだろう。シティユースの超小型車であっても基本性能に手抜かりはない。また、ストップ&ゴーにおけるパワートレーンのふるまいが洗練されていたのも新型の嬉しい発見だった。

文●グーワールド 写真●澤田和久
問い合わせ フォルクスワーゲン カスタマーセンター TEL:0120-993-199

Detail Check

フォルクスワーゲン アップ!(コックピット)

コックピット

ダッシュパッドが4色、トリムカラーが2色と豊富でボディカラーとの組み合わせが楽しめるのも特徴。安全装備については、従来の自動ブレーキに加え、オートライトやレインセンサー、タイヤ空気圧警告灯も装備。

フォルクスワーゲン アップ!(インテリア)

インテリア

シート表皮がインパネとカラーコーディネートされるようになったのも新型の特徴。上級グレードの「high up!」にはアンビエントライトや前席シートヒーターが備わる。

フォルクスワーゲン アップ!(エンジン)

エンジン

パワートレーンについては、変更のアナウンスがなかったものの、試乗では変速ショックの軽減など洗練を感じられた。

フォルクスワーゲン アップ!(ラゲッジスペース)

ラゲッジスペース

ラゲッジスペースの容量は標準状態で251Lで最大で959Lまで拡大可能。リヤシートは4対6分割で倒れ、フラットになる。

フォルクスワーゲン high up!(5速AT・ASG)

全長×全幅×全高 3610×1650×1495mm
ホイールベース 2420mm
トレッド前/後 1415/1410mm
車両重量 950kg
エンジン 直3DOHC
総排気量 999cc
最高出力 75ps/6200rpm
最大トルク 9.7kg m/3000-4300rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ドラム
タイヤサイズ前後 185/55R15

全国メーカー希望小売価格(発売 2017年4月)

move up!・2ドア(5速AT・ASG) 158万7000円
move up!・4ドア(5速AT・ASG) 178万7000円
high up!・4ドア(5速AT・ASG) 193万8000円

Body Color

 ハニーイエローM
 □キャンディホワイト
 ティールブルー
 ブルーベリーM
 タングステンシルバーM
 トルネードレッド

※ほか1色。


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