中古車購入
更新日:2020.04.23 / 掲載日:2018.02.20

ダイハツミライースの概要と歴史をまとめてみた

ダイハツミライースの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム

ダイハツミライースは、軽自動車に求められる環境に配慮した、優れた経済性を実現する、誰もが気軽に愛用できる「第3のエコカー」をコンセプトに開発され、飽きの来ないシンプルで使いやすいパッケージデザインを採用する軽5ドアハッチバックモデルとして、2011年9月に誕生しました。

ダイハツ独自の低コストエコロジー技術である「e:Sテクノロジー(EnergySaving Technology)」を採用し、ガソリン車トップレベルの優れた省燃費性能を実現しつつ、低価格を両立するなど、新たなジャンルを切り開いたモデルとして発売早々から高い人気を誇りました。

ハイブリッドカーのように、専用のモーターやバッテリーを使わずに先進のアイドリングストップ機構の採用をはじめ、ボディの軽量化やトランスミッションの伝達効率やエンジンの圧縮比の向上など構成される各部品を技術的に見直すことで、コストを抑えた軽自動車ならではの経済性を重視したパッケージングが特徴です。

大人4人がゆったり乗れる快適な室内空間、シンプルながら先進的なボディデザイン、優れた経済性、低価格などの点が高い評価を獲得し、発売から2週間で月間販売目標台数の約3.6倍の約25,000台を受注するなど、順調な立ち上がりを見せ、その後もミラシリーズを牽引する好評なセールスを誇る人気モデルです。

先進の衝突回避支援システム「スマートアシスト」を約5万円で提供し、採用車両の約70%に装着されるなど、安全性の高さも特徴の一つです。

車名の「ミライース」の由来は、シリーズ名の「ミラ」と「eco&smart」の頭文字を組み合わせた造語であり、エコには「ecology:人と自然の調和や共存」「economy:経済性」の二つの意味が含まれています。
環境に配慮した、人々の生活に密着したスマートな車として相応しいネーミングと言えるでしょう。

2012年5月にはトヨタへ「ピクシス エポック」として、同年12月にはスバルへ「プレオ プラス」としてOEM供給を開始しています。

初代 ダイハツ ミライース L300系(2011年~2017年)

初代 ダイハツ ミライース L300系(2011年~2017年)

グーネット編集チーム

初代ミライースは、誰でも気軽に乗れる「第3のエコカー」を開発コンセプトに掲げ、ガソリン車トップレベルの省燃費性能、80万円を切る低価格設定を実現した地球に優しい軽5ドアハッチバックモデルとして2011年9月に誕生しました。

【エクステリア】
「スマート・エコスタイル」をコンセプトにデザインされ、空気抵抗を重視し流れるような滑らかな面構成を持つ、シンプルながら洗練されたボディデザインを採用し、無駄を廃した知的なスタイリングが特徴です。

立体駐車場に対応したコンパクトボディをはじめ、立体的なフロントバンパー、目力のある個性的なヘッドランプを持つフロントビュー、シャープなキャラクターラインが走るサイドビューに加え、使いやすい大型リヤハッチバックドアとLEDリヤコンビネーションランプの採用など、先進的なデザインの中にも機能的な要素を兼ね備えています。

【インテリア】
約90度近くまで開閉するドアを採用し、ロングホイールベースによる優れた居住性と相まって、乗降性に優れた大人4人が伸び伸びと移動できる快適な室内空間を実現しています。

肌触りの良い身体を優しく包み込む上品なベージュカラーのセパレートシートの採用をはじめ、ブラックとベージュの2トーンの開放感を演出するインストルメントパネルの造形、モダンで機能的なパネルデザインなど、質感の高い飽きの来ないインテリアを採用しています。

また、キーフリーシステムやプッシュボタンスタート、UVカットガラスなどの快適装備やシートリフター&チルトステアリングを備えた、取り回しに優れる見晴らしの良い運転席とともに、市街地走行からロングドライブまで快適なドライブを提供します。

【パワートレイン・メカニズム】
先進の停車前アイドリングストップ機構「eco IDLE(エコアイドル)」を採用する、高圧縮化や3気筒自然吸気エンジンを搭載し、減速時の回生エネルギーから発電する独自の「エコ発電制御」、伝達効率を高めギア比を最適化したCVTに加え、ポンピングロスを減らし、燃焼効率を向上させる「i-EGRシステム」、ボディの骨格や細部に至るまで徹底した軽量化の実現など、ダイハツ独自のエコロジー技術「e:S(イース)テクノロジー」がふんだんに活かされ、ハイブリッド機構などを搭載せず、従来比約40%の燃費向上の達成をしています。

レスポンスに優れ、軽量ボディを軽快に加速する動力性能を発揮します。
駆動方式は2WD/FFと走行安定性・走破性の高いフルタイム4WDがモデルにより設定されています。

【安全性能】
軽量化を図りつつ優れた衝突吸収性能を誇る衝突安全ボディ「TAF(Total Advanced Function)」の採用をはじめ、乗員を事故の傷害から保護する安全インテリア「SOFI(Safety-Oriented Friendly Interior)」、SRSサイドエアバッグなどの「パッシブセーフティ」装備、EBD(電子制御制動力配分システム)機能付ABSや滑りやすい路面の走行安定性を高めるVSC(車両安定制御システム)などの「アクティブセーフティ」装備など、先進の安全装備を備えています。

また、2013年8月のマイナーチェンジでは、「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」「VSC&TRC」からなる先進の衝突回避支援システム「スマートアシスト」、「エマージェンシーストップシグナル」を採用し、より一層の安全性能を高めています。

ダイハツ ミライース(MIRA_ES)D(2012年5月モデル)

ボディタイプ:軽自動車
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1500mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1920×1350×1240mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:KF型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6800rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/5200rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.0km/リットル
車両重量:730kg
価格:795,000円

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

参考:

ミライース D(2012年5月) のカタログ情報(10075985)|中古車の情報なら【グーネット】

・主なグレード:「D」「L」「X」「Lf」「Xf」「G」「Gf」。

・主なオプション
オート格納式ドアミラー(キーフリー連動、カラード)、オート格納式ヒーテッドドアミラー(キーフリー連動、カラード)、ハロゲンフォグランプセット(メッキ)、リバース連動リヤワイパー、リヤヒーターダクト、キーフリーシステム(イモビライザー機能付、リクエストスイッチ付)、プッシュボタンスタートなど。

・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ホワイト、コットンアイボリー、スカイブルー、シェルローズ、ブライトシルバーメタリック、プラムブラウンクリスタルマイカ、パールホワイトIII。
(発売時期・グレードにより異なります)

ダイハツ ミライース L300系の中古車一覧

2代目 ダイハツ ミライース L350系(2017年~)

2代目 ダイハツ ミライース L350系(2017年~)

グーネット編集チーム

2代目ミライースは、新たに軽量高剛性ボディ構造「Dモノコック」を採用し、高い安全性能を備えるとともに、初代モデルが開拓し牽引する「低燃費」「低価格」「安全・安心」の基本性能をブラッシュアップし、2017年5月に誕生しました。

【エクステリア】
シンプル&クリーンをイメージした先代モデルから大きく変貌を遂げ、アグレッシブなエッジを多用したボディデザインを採用し、力強く先進的な存在感のあるスタイリングが特徴です。

上下に2分割されたヘキサゴングリル、存在感のあるシャープなLEDヘッドランプを備える躍動感あるフロントマスク、張りのあるフェンダーアーチの造形やフロントバンパーから続くスタイリッシュで伸びやかなサイドビューを引き締めるキャラクターライン、安定感とワイド感を演出する立体的なリヤバンパーとリヤバックドア、先進的なLEDを採用したリヤコンビネーションランプなど、質感の高いモダンな意匠を採用しています。

先代モデルと同様に立体駐車場にも対応した1,550mm以下の全高により、出かけた先でも駐車場探しに困らない機能的で安心なボディサイズと言えるでしょう。

【インテリア】
ブラックとライトグレーの落ち着いたハイコントラストインテリアカラーを採用し、水平基調のすっきりした圧迫感のないインストルメントパネル、軽量骨格シート構造を採用した肌触りの良い高級感のある掛け心地の良いシートに加え、最適なドライビングポジションが設定できるチルトステアリング&シートリフターや視認性に優れるTFTマルチインフォメーションディスプレイの装備など、前方の視認性の高さと相まって、使いやすさ、運転のしやすさに重点を置いた機能的なコックピットデザインが特徴です。

また、インパネに設けられた掘込み式ドリンクホルダーや充実した収納スペースをはじめ、小柄な方でも操作しやすい電気スイッチ式バックドアオープナーやシートヒーター、オートエアコンやキーフリー連動のオート格納式カラードドアミラーなど充実した利便性・実用的の高い快適装備が施され、随所に吸遮音材を使用した静かで伸びやかな開放感あふれる室内空間と相まって、大人4人が快適に寛ろげるゆとりのあるパッケージングです。

【パワートレイン・メカニズム】
従来の高圧縮3気筒自然吸気エンジンをベースに、進化したダイハツ独自のエコ技術「e:S(イース)テクノロジー」が随所に活かされ、エンジンやCVTの制御を最適化と併せて、低コストながら優れた省燃費性能と実用域の扱いやすさが向上しています。

この「e:S(イース)テクノロジー」は大別して3つの要素から構成されています。

1.パワーユニット:エンジンやCVTの効率を高め燃費性能を向上
・クールドi-EGR
排気ガスを冷却し、再び燃焼室へ戻すことで、窒素酸化物の低減や燃費向上に寄与。
また、エンジン内部のフリクションロスを低減し、ノッキングを抑える。
・デュアルインジェクタ
1気筒あたり2本のインジェクタを備え、燃焼を安定化させ熱効率を向上させる。
・気筒別年燃焼制御
気筒ごとの点火タイミングを最適化する。
・低粘度CVTフルード
CVT内部のフリクションを低減し、伝達効率を向上させ燃焼性能を向上させる。

2.車両:空気抵抗の減少やボディの軽量化などにより燃費性能を向上
・空力特性の追求
空気の流れを研究し、ボディデザインの改良や整流パーツの装着。
・Dモノコック
新開発の軽量で剛性の高い骨格を採用し、低燃費性能に加え、しなやかで快適な乗り心地と優れた操縦安定性を実現。従来車と比較して約80kgの軽量化を達成。
・樹脂パーツ
燃料タンクやフロントフェンダーなどを従来のスチール製から軽量な樹脂製へ置き換え。
・転がり抵抗の低減
駆動部のフリクションを低減しメカニカルロスを改善。

3.エネルギーマネジメント:エンジンの効率化を向上させ、燃費性能を向上
・LEDランプ
ヘッドランプ・クリアランスランプ・ストップランプ・テールランプにLEDランプを採用し消費電力を抑える。
・エコ発電制御
減速時の回生エネルギーを利用し、発電した電気を効率良く充電。走行時のオルタネーターの負荷を低減。
・エコアイドル
停止前、時速約11km/h以下でアイドリングストップを行う。また、走行状況・運転状況に応じて、燃料カットを行うなど燃料消費を制御するシステム。

Dモノコックの採用や足回りの特性の見直し、軽自動車初となる超飽和バルブと専用ベースバルブの組み合わせの採用などにより、ハンドリングの向上、フラットで揺れの少ない快適な乗り心地を両立しています。

全グレードに2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
また、搭載されるトランスミッションはCVTのみです。

【安全性能】
進化した3世代目となる最新の衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が搭載され、世界最小サイズの高精細ステレオカメラを採用し、歩行者へのブレーキへの対応やオートハイビーム機構のサポートなど、より高い安全性能を備えています。

「スマートアシストIII」を搭載する車両は、約80%を上回るユーザーが選択するなど、ミライースに欠かせない重要な安全装備として支持されています。

ダイハツ ミライース(MIRA_ES)B(2017年5月モデル)

ボディタイプ:軽自動車
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1500mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1935×1345×1240mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/70R13 75S(後)155/70R13 75S
エンジンタイプ:KF型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:49ps(36kW)/6800rpm
最大トルク:5.8kg・m(57N・m)/5200rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:35.2km/リットル
車両重量:650kg
価格:842,400円

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

参考:

ミライース B(2017年5月) のカタログ情報(10109698)|中古車の情報なら【グーネット】

・主なグレード
「B」「B SAIII」「L」「L SAIII」「X SAIII」「G SAIII」。

・主なオプション
電動格納式カラードドアミラー、電動格納式ヒーテッドカラードドアミラー、UVカットガラス(リヤドア/バックドアウインドゥ)、LEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム、マニュアルレベリング機能、LEDクリアランスランプ付)、LEDフォグランプ、リヤヘッドレスト、ブルーイルミネーションメーター(メッキベゼル付)&TFTマルチインフォメーションディスプレイ(燃費スコア/アイドリングストップ時間/ガソリン節約量/発電状態表示/平均燃費/航続可能距離/外気温/メンテナンス情報など)、助手席シートアンダートレイ、フロントワイパー(車速感応式間欠タイプ)、インテグレートCD(CD-R/RWに対応、AM/FMラジオ、AUX端子)など。

・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ホワイト、レモンスカッシュクリスタルメタリック、スカイブルーメタリック、マゼンタベリーマイカメタリック、ブライトシルバーメタリック、スプラッシュブルーメタリック、プラムブラウンクリスタルマイカ、パールホワイトIII。
(発売時期・グレードにより異なります)

ダイハツ ミライース L350系の中古車一覧

ダイハツミライースは、誰もが気軽に愛用できる「第3のエコカー」をコンセプトに開発され、軽自動車に求められる経済性はもとより、「低燃費」「低価格」「安全」「安心」を追求した新たな軽5ドアハッチバックモデルとして高い人気を誇ります。

ダイハツ独自のエコ技術である「e:S(イース)テクノロジー」や評価の高い先進の衝突回避支援システム「スマートアシストIII」の採用など、市場を牽引するモデルとして進化が期待されます。

ダイハツ ミライースの中古車一覧

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ