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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.01.29

日野自動車の歴史・概要と優位性とは

日野自動車の歴史・概要と優位性とは

グーネット編集チーム

日野自動車は、その母体の設立は1910年ともいわれる老舗中の老舗自動車メーカーで、設立当初は軍用ディーゼルトラックの製造を手掛けていました。

現在はトヨタ自動車の子会社となっており、「HINO」ブランドのもとトヨタグループのトラック・バス部門の生産を一手に担っています。
また、トヨタの大型車種、

ランドクルーザー プラド
FJクルーザー
ダイナ
トヨエース

などについては、すべて日野自動車が受託生産をしている車種です。

日野自動車は、

かんばん方式・・・「スーパーマーケット方式」ともいわれる、商品タグにヒントを得てトヨタが編み出した生産方式。
商品に関する情報が記載されている商品管理用のカードを「かんばん」と呼び、管理の工程の効率化が図られている。

などといった、トヨタ独自の生産方式を全面的に取り入れています。

生産から販売に至るまで、徹底的にトヨタ流の経営することにより企業体質の強化を図った結果、高いブランド力を維持し、グローバルな販売へとつなげています。

日野自動車の歴史

1942年:前進の日野製造所が独立して日野重工業株式会社となり、軍用車を生産開始
1946年:戦後の民間への転需により「日野産業株式会社」に改称、大型ディーゼルトラックやバス、およびディーゼルエンジンを生産開始
1948年:販売部門を日野ヂーゼル販売株式会社として設立、製造部門を日野ヂーゼル工業株式会社と改称
1953年:仏・ルノー公団と技術提携「日野ルノー販売株式会社」を設立、国内でルノー車の生産をスタート
    日本初となる、センターアンダフロアエンジン・バスを発売開始
1959年:日野ヂーゼル販売株式会社は日野ルノー販売株式会社を合併し日野自動車販売と改称
    日野ヂーゼル工業株式会社は、日野自動車工業株式会社と改称
1962年:初の海外販売会社をタイに設立
1966年:トヨタ自動車と業務提携
1971年:商品管理の進歩に功績のあった民間の団体、および個人に授与されているデミング賞実施賞を受賞
1980年:中型トラックブランド「風のレンジャー」シリーズを発売開始
1981年:大型トラックブランド「スーパードルフィン」シリーズを発売開始
1999年:トヨタ自動車との共同開発による新小型トラック「デュトロ」を発売開始
    日野自動車工業株式会社・日野自動車販売株式会社は合併し、日野自動車株式会社に改称
2001年:第三者割当増資により、トヨタ自動車株式会社の子会社化
2003年:生産ラインの合理化を目的にいすゞ自動車バス部門と経営統合、ジェイ・バス株式会社を設立
2004年:平成15年(新短期)排出ガス規制に適合した、中型トラック「日野レンジャーハイブリッド」を発表
2007年:累計輸出台数100万台を達成、同年国内販売台数を海外輸出台数が初めて上回る
2009年:トラック・バスの累計生産台数が300万台を突破
2013年:日野ハイブリッドトラック・バスの累計販売台数が1万台を突破

日野自動車の世界拠点

日野自動車は、自社でアジアを中心に24の生産・販売拠点を有していますが、親会社であるトヨタ自動車の販売ネットワークも活用し、世界中でその売り上げを伸ばしています。

なお、国内には本拠で発祥の地である東京都日野市の「日野工場」のほか、

羽村工場・・・東京都羽村市、小型トラック及びトヨタSUVを生産。
新田工場・・・群馬県太田市、エンジン部品等を生産。
古河工場・・・茨城県古河市、2016年車両組み立て工場が稼働し始めた新工場。

の3工場を持っていますが、2020年までに日野工場の機能を古河工場へ移し、日野工場を閉鎖することを発表しています。

日野自動車の販売台数内訳と動向

日野自動車の、2016年度世界販売台数は、グループ連結で約17万4,400台です。
その内訳を見てみると、

日本国内・・・66,815台
アジア・・・63,688台
北・南アメリカ・・・28,786台
中近東・・・5,532台
オセアニア・・・4,740台
アフリカ・・・4,011台
ヨーロッパ・・・837台

となっていることからみても、そのニーズは日本を含むアジア圏に集中しています。

ただ、中国を中心にアジア圏内での販売台数は減少気味なのに対して、国内需要はここ数年増加を見せています。
最新の2017年上半期販売台数速報でも、国内販売は7.5%増の3万台と好調をキープしていることから、今後もこの傾向は続いていくものと考えます。

日野自動車の主な車種

・デュトロ

現行は2011年に12年ぶりにモデルチェンジされました。トヨタでは「トヨタ ダイナ」「トヨタ トヨエース」という名前で販売されています。

・レンジャー

日野自動車トラックのフラッグシップ的な車種で、車両重量4トンクラスから11.5トンクラスまで豊富なラインナップがあります。毎年パリ・ダカールラリーへの参戦と、順位に注目が集まっています。

・プロフィア

ダンプカーや消防車、タンクローリーなどに用いられる大型車種です。

・レインボー

国内初のスケルトン構造を取り入れた構造を取り入れた中型バスとして、街中を走る路線バスや観光バスとして、非常に広く採用された車種です。


日野の中古車一覧
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HINO/index.html

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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