クルマのお役立ち情報[2018.01.25 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!気になる中古車試乗判定 メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド

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メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド 2014年モデル メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果やいかに!?

文●竹岡圭、九島辰也、グーワールド
写真●グーワールド

今月の中古車は メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド

DETAIL CHECK 1

メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド コックピット
ステアリングアシストまで備えた高度な運転支援システムを採用

 長距離、中距離、短距離を捉えるレーダーとステレオカメラによるシステムで、先行車との距離を維持しながらステアリング操作をアシストする「ディストロニック・プラス」を採用するなど、高い先進性を備える。インフォテイメントシステムについても、標準でハイレベルなものを備える。

DETAIL CHECK 2

メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド 内装
さわり心地のよい素材を使った上質なインテリア空間

 内装に使われている素材の質感もよく、センターコンソール、ドア、足元には間接照明も組み込まれており、夜のドライブもラグジュアリーに演出。取材車両のシートはレザーとファブリックのコンビネーションで、年式や走行距離を感じさせるような傷みは感じられなかった。

DETAIL CHECK 3

メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド ラゲッジスペース
セダンであっても十分な収納容量と使い勝手を実現

 トランク容量は445Lで、すべてのグレードで後席は4対2対4の分割可倒式で、優れたアレンジを実現。トランク側のレバーで後席背もたれを倒せるのも便利。中央部分はトンネルとなっており、スキー板などの長尺物も車内に収納可能。トランク壁はゴルフバッグを収納するためえぐられている。

DETAIL CHECK 4

メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド エンジン
使用用途や好みに合わせて選べる多彩なエンジン

 エンジンのラインアップは多彩で、1.6L直4ターボ(C180)、2L直4ターボ(C220、C250)、2.2L直4ディーゼルターボ(C220d)、2L直4ターボ+モーター(C350e)を用意。トランスミッションは前期が7速ATで、2017年2月以降のモデルでは9速ATを組み合わせる。

メルセデスらしさを凝縮した小さな高級車

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

九島 目指していたアジリティがひとつの完成系にいたった

竹岡 メルセデスの世界に入るならまずは基本のCクラスから

輸入車の代表であり実力を体現するモデル
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、メルセデス・ベンツのCクラスが登場です。お借りした車両は2014年モデルで、グレードは「C180アバンギャルド」、走行距離は4万7000kmとなっています。

九島●今回は輸入車のベストセラーが登場だね。2014年モデルということは、日本導入初期の車両だ。

編集部●おっしゃるとおりです。4代目にあたる現行W205型Cクラスが日本で発売されたのは2014年7月です。コンセプトは、「アジリティ&インテリジェンス」で、アルミをふんだんに使った軽量ボディによる優れた操縦安定性と、最先端の先進安全装備が自慢でした。

竹岡●そう、最近のメルセデスの走りはかなりスポーティな味付けになっているよね。それこそ、昔からのファンはびっくりするんじゃないかってくらい。

九島●そうだね。前の世代あたりからアジリティ、つまり敏捷性を強く意識するようになってきた。当時は不慣れな印象もあったけど、現行世代ではいよいよ完成度が上がって、BMWとはまた違うメルセデスならではの世界観を感じるようになった。

竹岡●それにしても、いまのメルセデスのセダンって、Sクラスなのか、Eなのか、それともCなのか、遠目にはいまいち分かりにくい(笑)。

九島●Sクラスに似ているのは、ある意味でメルセデスの伝統だからね。デザインにしても先進装備にしても、まずはSクラスに導入して、それからEクラスやCクラスに波及させていく。最近では安全技術の「レーダーセーフティ」がそう。

編集部●車両各所のレーダーセンサーで、車両の360度全方位の安全を確保するという技術ですね。

竹岡●日本車を含めて、いわゆる自動ブレーキに代表される先進安全装備はだいぶ普及してきているけど、それらはコスト的に有利なステレオカメラ式が多いのね。メルセデスのシステムは、ステレオカメラに加えてミリ波レーダーを使っているのがポイントで、天候に左右されにくいし、システムが作動する速度域が広いのもさすがだと思う。

九島●Cクラスに限らない話なんだけど、こういった先進装備はグレードだけでなく年式によって内容が異なっていたりするから、中古車を探す際には気をつけたほうがいい。

編集部●さて、ここでCクラスの概要について説明しますと、エンジンは1.6L直4ターボ(156馬力)、2L直4ターボ(184馬力)、2.2L 4気筒直噴ディーゼル(170馬力)、そして2L 4気筒直噴ターボにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(211馬力)という4種類のエンジンが存在します。トランスミッションは、2016年5月までのガソリンが7速、ディーゼルおよび2016年6月以降のガソリンモデルが9速となります。

竹岡●ここにAMGも加わるんだから、ベーシックからハイエンドまで本当に幅広いクルマだよね。

九島●Cクラスというクルマの懐の深さであり、メルセデスがいかに規模の大きな会社かわかるでしょ。

編集部●確かに。それではそろそろ、試乗の方をよろしくお願いします。

メルセデス・ベンツ C 180 アバンギャルド

編集部●さて、試乗から戻ってきたお二人に感想を伺いましょう。いかがでしたか?

九島●あいかわらずCクラスはいいクルマだね。今回試乗したのはラインアップのなかではベーシックモデルだけど、エンジンの力強さもフットワークもこれで十分。今日試乗したクルマの走行距離は4万7000kmだっけ、コンディション的にもまったく問題ないね。

竹岡●当時試乗したときはランフラットタイヤの硬さが気になったけど、今日試乗したクルマは全体が馴染んだのか乗り心地も悪くなかった。ただ、私が乗っても左足の置き場が狭いのが気になったな。身長の高いひとだと困るかもしれないから、一度試乗して確かめてみて。

編集部●ベーシックなC180でもCクラスらしさが味わえるというコメントは嬉しいですね。このほかにもバリエーション豊富ですが、グレード選びに関してアドバイスはありますか?

九島●さっきも言ったけど、パワーはC180でも十分だから、むしろ装備やボディカラーみたいなところにこだわるのがいいんじゃないかな。

竹岡●中古車市場はどうなの?

編集部●新車が約420万円から700万円なのに対して、中古車は200万円後半から500万円後半。ボリュームゾーンは300万円前半です。ユニークなのが、グレードによる価格差があまりないことですね。

九島●そうでしょ。俺知ってるのよ。

竹岡●物件の数も多いだろうし、初めての輸入車としてもオススメ。安全装備からデザインまで、Sクラス譲りっていうよさもあるし。

編集部●ありがとうございました。

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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