車のエンタメ
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2018.01.12

メルセデス・ベンツが純正パーツを薦める理由とは!?

 クルマの安全性にとって、もっとも大切なパーツといえば、多くのひとが「ブレーキ」と答えるのではないでしょうか。しかし、単にブレーキといっても、仕様さえ合えば何を装着してもいいわけではありません。

 今回ご紹介する、メルセデス・ベンツが公開したブレーキテストの動画を見ていただければ、不良パーツのコワさがわかります。製造元や素材などをしっかりと確認して、信頼できるパーツを購入しなければいけない、と思わされます。

 今回の動画では、「純正パーツ」と「社外パーツ」でブレーキの性能を比較しています。

 まずはマシンで摩耗テストです。ディスクローターをセットして、パッドを装着します。

 ブレーキをかけた状態でディスクを回転させ続けると、摩擦でディスクが発熱していくのですが……。

 純正パーツ(上)は、発熱して赤くなってはいるものの安定した感じですが、社外パーツ(下)は火花が散るほどの摩擦が起きています。

 実験後、取り外したパッドも、純正パーツ(右)よりも社外パーツ(左)のほうが圧倒的にすり減っていますね。

 続いて、実際のクルマに取りつけての制動実験です。

 テストコースで制動距離を測定。純正パーツではパイロンの手前で止まることができましたが、社外パーツでは止まりきれずにオーバーランしてしまいました。

 真上からの映像を見比べてみると、減速の仕方のちがいがよくわかります。同じ速度で走ってきて、同じ位置でブレーキをかけはじめても、スピードの落ち方はぜんぜん違うのですね。

 ブレーキがきちんと効かないということは、障害物があればぶつかってしまうということなわけで……。

 もちろん、すべての社外パーツが純正パーツよりも性能が劣るというわけではありません。スポーツ走行用など、パフォーマンスを高めたものも販売されています。「純正品は高いから、安い社外品でいい」というのではなく、安全性を考えてパーツを選び、きちんと整備することが重要なのかもしれませんね。

参照元:Mercedes-Benz(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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