スズキ、小型クロスオーバーワゴンの新型｢クロスビー｣を発売

インテリアは、冒険心を刺激するデザインとして、力強いイメージの2本のパイプフレームをインパネ全体のモチーフに採用。｢HYBRID MZ｣は、シルバーのインパネサイドキャップを装着して遊び心を持たせている。前席のヒップポイントを高くすることで、見晴らしのよいアイポイントと、屈まなくても乗り降りできる乗降性のよさを両立。ブラックのファブリックシートは、車体色に合わせて｢イエロー｣｢アイボリー｣｢オレンジ｣の3色のカラーアクセントを採用。安全装備は、｢後退時ブレーキサポート｣など合計9機能を備えた｢スズキ セーフティ サポート｣を搭載。｢HYBRID MZ｣では標準装備、｢HYBRID MX｣ではオプション設定となる。

これまで真上からの俯瞰映像のみが表示できた｢全方位モニター用カメラパッケージ｣に、｢3Dビュー｣を追加。左右から近づいてくる人や物を検知するとブザーと画面表示で警告する｢左右確認サポート機能｣を搭載する。経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する｢セーフティ・サポートカーS｣(通称：サポカーS)の｢ワイド｣にも相当する。

ボディサイズは、全長3760mm、全幅1670mm、全高1705mm。ホイールベースは2435mm。175/60 R16の大径タイヤを装着して、最低地上高は180mmを確保する。ボディカラーは、“ライオンのたてがみが輝く様子”をイメージした｢ラッシュイエローメタリック｣や、“キャラバン隊が旅する砂漠”をイメージした｢キャラバンアイボリーパールメタリック｣の新色と、ブラックやホワイトのルーフを組み合わせた2トーンカラーを用意。ルーフとドアスプラッシュガードのカラーパネルを組み合わせた3トーンコーディネートや、落ち着いた雰囲気のモノトーンなどをラインナップする。

ガソリンエンジンのスペックは、最高出力73kW(99PS)、最大トルク150Nmを発生。電気モーターは、最高出力2.3kW(3.1PS)、最大トルク50Nmとなる。トランスミッションは6速ATを採用する。プラットフォームは、軽量化と高剛性を両立した新プラットフォーム｢HEARTECT(ハーテクト)｣を採用。2WDモデルで960kg、4WDモデルで1000kgと車両重量を抑えている。これにより、JC08モード燃費は、2WD車で22.0km/l、4WD車20.6km/lを実現する。

エクステリアは、シャープなイメージのベルトライン上部と厚みがあり丸みを持たせたサイドボディの対比により、頑丈でタフな印象を表現。Aピラーを立てることでキャラクター性と広い室内空間をそれぞれ実現する。柔らかみのある形状のヘッドライトは、親しみやすさを与えるという。メッキフロントグリルやシルバーのフロント/リアバンパーガーニッシュなどを採用して質感を高めている。

｢HYBRID MZ｣は、シートの座面が撥水加工となり、前席のシートバックとヘッドレストのふちに、カラーアクセントと同色のシートパイピングが施される。ラゲッジルームは、9.5インチサイズのゴルフバッグを3つ、35リッターのキャリーバッグを5つ搭載可能。取り外して水洗いのできる大容量ラゲッジアンダーボックスが全車に標準装備され、中央が深い作りになっている2WD車ではベビーカーを立てて置くことができる。

メーカー希望小売価格は、176万5,800円～214万5,960円(税込)