【新車購入】読者から寄せられた値引き自慢（2017年12月）

その1
TOYOTA　カムリ
G
FROM神奈川県
車両本体価格　349万9200円
値引額39.3万円／値引き率9.0％

そんな条件なら買い替えは流す！
ショック療法で40万円引きに成功！

　新型カムリに興味津々。発売直後、現車のヴェルファイアを購入したトヨタＡ店に出向いて見積もりを依頼。ところが、値引き額も下取り額も予想以上に低く、お話にならず買い替えはお流れに。
　しばらくしてから、現車の価値を知ろうと、ネット一括査定に申し込んだところ、複数の買い取り専門店が査定に訪れ、下取り額より50~60万円も高く買い取ってもらえそうな感触が得られました。
　その直後、トヨタＢ店にてダメ元で商談してみると、30万円超の値引き条件が飛び出したため、俄然、買い替えが現実的に。
　買い取り専門店と交渉した結果、２６７万円で売却が決定。
　再び、なじみのトヨタＡ店に出向く。これまでの経緯を伝えて、ズバリと40万円引きを要求。最終的に車両本体とメーカーオプション60万４８０円／付属品29万１０６０円から39万３０８４円引きで決着しました。
　現車がもう少し高く売れればという気持ちもありましたが、一括査定から約１週間の短期決戦でここまで安くできたので、まあまあかなと思っています。

値引き採点　5
付き合いのある店に競合なしで商談するとレポートの冒頭にあるような強気な対応をしてくることがあります。こういうときはX氏のように「いったん中止」にして、戦術を変えるのが得策です。

その2
HONDA　フィット
RSホンダセンシング
FROM栃木県
車両本体価格　208万3320円
値引額24.8万円／値引き率10.8％

「月末までにあと３台！」
―ときたらダメもとで迫れ！

　ハイブリッド（27年式グレース）のギクシャク感が気に入らない。２月に車検切れということもあってフィットシリーズのフィットＲＳに乗り換えを検討する。
　下取り車を購入したホンダＡ店で査定してもらうと１３０万円だったが、買い取り専門店では１４０万円が付く。
　再びホンダＡ店へ。下取り額は買い取り専門店と同じ１４０万円に。値引き19万円で、支払い総額は２２８万円。
　数日後、フィットＲＳの試乗ができるとのことで、経営資本の異なるホンダＢ店へ。
　試乗後に商談すると「月末までにあと３台、契約が必要なんです。だから頑張ります！」とのこと。ダメもとで２２０万円を要求すると、上司の決裁を得てＯＫに。最終的な条件は車両本体から21万６２１６円引き、付属品21万４５４２円から３万１７７６円引き、下取り１４３万円。

値引き採点　5
セールスマンがノルマ（販売目標）を明らかにして「だから頑張ります！」と言ってきたときはチャンスです。Ｘ氏のように「ちょっと無理かな？」という数字をぶつけてみるといいでしょう。

その3
HONDA　シビックハッチバック
標準仕様
FROM栃木県
車両本体価格　276万8040円
値引額23.0万円／値引き率7.7％

人気爆発で、半年待ち！
超強気のシビックを撃破！

　第１候補はレヴォーグだったが、予算面で断念。冷やかし程度で新型シビックを見にいったところ、営業マン氏は売る気満々で、思ったよりも好感触。ほぼ“指名買い”に近い状況だったが、アクセラなどとの競合を伝えて引き上げる。なお、納期は半年以上で、納車予定は５月。下取り車の車検切れが４月のため、代車の依頼もしておく。
　２回目の商談に出向くと「Ｘさん、ご希望の白のキャンセルが出ました。これなら年明けにも納車できます」とのこと。これでこちらも本気モードへ。経営資本の異なるホンダ店との競合をあおる。さらに印鑑を持参していることも伝えて強気で攻める。
　その結果、店長さんの決裁を取りつけて、車両本体と付属品20万９１９６円から22万９７７９円が飛び出したので契約した。

値引き採点　5
新型シビックは発売以来、予想を大きく上回る人気をみせており、強気な売り方を展開中。実際、10万円引き程度で購入を決めているケースが目立ちます。ここまで取れたら大成功です。

その4
MAZDA　アクセラスポーツ
15S
FROM岡山県
車両本体価格　204万1200円
値引額27.2万円／値引き率12.5％

「部長、保育園の同級生です！」
思わず連呼しちゃいました！

　仕事の都合でマツダのお膝元・広島県に住んでいます。アクセラに狙いをつけて経営の違う２店と商談したところ、納得のいく値引きが出ました。
　後日「広島には勝てないだろうな」と思いながらも、地元・岡山のマツダにも出向きました。応対してくれた新人セールスさん、アンケートに記した私の住所を見て、
セ「もしかして息子さんは〇〇さんじゃないですか？　保育園のとき一番の友達でした！小学校から離れ離れになってしまいましたが……」
　息子を覚えていてくれたことに感動。「広島と同じ条件になるなら、こちらで買います」と言ったら、車両本体から20万５８３４円引き、付属品14万８９４円から６万６０００円引きとなったので契約しました。セールスさんは本社の部長さんに経緯を熱く伝えて決裁を取ったそうです。

値引き採点　5
アクセラは思ったより強気な売り方をしてきます。これだけの値引きが取れたら大成功です。お膝元の広島でマツダ同士の争いに持ち込んでから、地元と商談したのが大いに効果的でした。

その5
VOLKSWAGEN　ゴルフオールトラック
TSI4モーション（4WD）
FROM愛知県
車両本体価格　399万8600円
値引額39.1万円／値引き率9.4％

ハリアーを武器にVWを攻略！
下取り車も超高値で売却！

　４年前に購入したステップワゴンを定期点検に出したら「今が乗り替え時。下取りは１５０万円以上付く」と言われました。買い取り専門店では「１８０万円以上」とのことで、買い替えモードに。
　候補はハリアーとゴルフオールトラック。どちらもマイチェンしたばかりの新型です。ハリアーは豪華な内装が気に入りましたが、値引きが厳しい。一方、ＶＷゴルフはいきなり大幅な値引きを提示。買い替えに消極的だった妻も担当セールスさんの熱意と誠意に動かされる。
　交渉の結果、最終的に車両本体と付属品13万６２７８円から39万７３８円引きとなったので、決定となりました。ちなみに、ステップワゴンは複数の買い取り専門店で比較して、最高値の１９２万円（ＶＷの下取り額１７０万円）で売却しました。

値引き採点　4
ハリアーを同クラスのSUVにぶつけると強く反応します。ＶＷも例外ではなく、最初から大幅な値引きを出して対抗してきました。値引き率が10％を超えていたら、採点は5となったでしょう。

その6
TOYOTA　C-HR
Ｇ　LEDエディション
FROM大阪府
車両本体価格　292万9200円
値引額35.7万円／値引き率11.0％

台風の中、来ていただいたので頑張れるだけ頑張りました！

　狙いはＣ‐ＨＲとヴェゼル、ＣX‐３。各店に「条件が合わなければ、下取り車の車検を通す」と伝えておきました。
　ホンダとマツダは特長ばかりを強調して条件面ははっきりと提示してこない。あまり売る気が感じられません。
　トヨタＡ店も値引き11万円、下取り３万円と低調。「買ってくれるなら、もう少し値引きします」とのこと。
　トヨタＢ店のセールスさんも一見やる気がなさそうな感じでしたが、商談が始まると売る気満々。説明も丁寧で、好感が持てます。
　１週間後、台風の中トヨタＢ店へ。最終交渉を仕掛けると、営業所長の決裁が下りたので、即、契約。注文書には車両本体とメーカーオプション４万８６００円／付属品26万６０７２円から35万７３０６円引きとなっていました。納車費用はカットしています。

値引き採点　5
ヴェゼルとCX-3で揺さ振りをかけて、トヨタ同士の争いで一気に攻めるという作戦が大きな効果をあげています。ガードの固いC-HRから値引き率11％ならウルトラＣクラスです。

その7
NISSAN　エクストレイル
20X
FROM福岡県
車両本体価格　254万8800円
値引額46.0万円／値引き率13.9％

「５年後、この注文書を見て
また苦笑いするんでしょうね」

　５年前にセレナとモコを同時に購入。今回、減車とダウンサイジングすることに。なお、２台とも買い取り店に売却するため下取りはなし。
　再び日産のセールスさんと商談。５年前の注文書（セレナ＝約52万円引き／モコ（約14万円）を持参して見せると「こんなに安くしましたっけ？」と苦笑い。ルーミーとの競合を伝えると「うちには対抗できるクルマがありません。エクストレイルを提案させてください」とのこと。夫婦ともにエクストレイルを気に入るも、問題は値段。本来は競合しないルーミーとの価格差を強調しながら交渉を進める。すると、数日後「今日決めてくれるなら……」の条件付きで、車両本体から41万16円引き、付属品９万４０３２円から５万円引き、そしてメーカーからのキャッシュバック10万円で契約しました。

値引き採点　5
エクストレイルにルーミーをぶつけるという、変則的な戦術が見事に功を奏しています。キャッシュバックまで含めると値引き合計は56万円で、値引き率は約17％！　超ウルトラＣです。

その8
SUBARU　スバルXV
1.6i-Lアイサイト（4WD）
FROM千葉県
車両本体価格　231万1200円
値引額35.0万円／値引き率12.8％

購入資金プレゼントに当選！
勝負はここから始まるのだ！

　アルファードからシエンタやフリードにダウンサイジングを検討していたところ、スバルから「購入資金プレゼント10万円」（アイサイト搭載車に限る）に当選したとのメールが届いた。急遽、スバルXＶが有力候補として浮上。しかし、値引きは５万４０００円と厳しい。アルファードの下取り額は２２２万円。　しばらく経ってから、スバルと再交渉。今回はナビなど付属品を付けて値引きを迫るとかなり上乗せしてきた。下取りも２３０万円にアップ。
　一方、トヨタも頑張ってきた。下取りは２３７万円に。
　スバルと最終交渉。車両本体から12万９６００円引き、付属品43万６３９円から22万３５９円引き、これに購入資金プレゼント10万円が加わって値引き合計は約45万円。下取り車は買い取り専門店に２４０万円で売却。

値引き採点　5
購入資金プレゼントに当選すると、値引き交渉があまくなりがちですが、このX氏はトヨタとの競合にもち込んで、ウルトラＣクラスの条件を引き出しています。下取り車の処分も評価します。


提供元：月刊自家用車