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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
ありそうでなかった 新鮮スバルの7人乗りエクシーガクロスオーバー7 ONでしなやか
エクシーガクロスオーバー7に生まれ変わった
全幅はクラッディングモールがついて1800mmとなるが、大きさを感じない
【本記事は2015年6月にベストカーに掲載された記事となります。】スバル唯一の7人乗りツアラーだったエクシーガがエクシーガクロスオーバー7に生まれ変わった。正直エクステリアのスキンチェンジで、中身のほうはたいしたことがなかろうと思っていたが、乗ってみて正直驚いた。乗り心地が大きく変わっていたのだ。
ノウハウが生きる
トルクフルでスムーズなFB25水平対向2.5エンジンはフラットダートで気持ちのいい走りをみせる
スバルはフォレスター、アウトバックとSUVテイストを持つワゴンタイプを開発してきた。そのノウハウが今回生きているのであろう。最低地上高は170mmとたっぷりとクリアランスがあるわけではない。しかし、CX-3の4WDが160mm、ヴェゼルの4WDが170mmだから、最近のSUVはそんなものなのだ。そして最低地上高170mmはタイヤによる変更ではない。タイヤ自体は215/50R17と変わらないのだ。フロント=ストラット、リア=ダブルウィシュボーンのサスペンション自体を新設計し、ダンパーとスプリングで10mm変更され、しっかりと最低地上高170mmを確保しているのだ。
乗り心地がいい
オレンジに近い明るいタンのインテリア。トランスミッションは6速マニュアルモード付きCVT
走り出すと、これまでのエクシーガに比べるとずいぶん、柔らかく、もっといえば乗り心地がいい。アイポイントは高くないが、サスペンションのストロークがあって、7人乗っても余裕がある。試しに林道も走ってみたが、フラットダートの乗り心地はバツグンにいい。
存在感は小さくない
意外に実用的なサードシート。移動距離が100km圏内なら文句が出ないレベル
ワインディングに試乗を移し、50~60km/hで走るとロールの収まりがいいことに気づく。スバルは従来のエクシーガに比べ、ロールの収束時間を約15%短縮させたというが、その言葉を実感した。エクステリアデザインについては不満もあるが、7人乗れるクロスオーバーモデルが少ないだけに、存在感は小さくないと思う。