これぞクロスオーバーSUV　究極のスバル アウトバック進化形！

【本記事は2014年11月にベストカーに掲載された記事となります。】B4よりもさらに魅力的なのがアウトバック。フロント＆リアのバンパーガード、大型リアスポイラーなど歴代モデルのなかで最も風格を感じるスタイリングだ。ラインアップは標準グレードが313万2000円。上級グレードのリミテッドが340万2000円。リミテッドには前後の樹脂製バンパーがメッキ加飾となり、本革シートや電動リアゲート、B4と同様、スタブレックスレイドサスペンションが装備される。

ボディサイズは全幅が1840mmとB4と同じだが、全長が大型前後バンパーやバンパーガードが装着されたぶん4815mmとなり、全高は最低地上高200mmを確保するため1605mmとなっている。気になるのはレヴォーグとの価格やサイズの違い。レヴォーグはアウトバックより全長が125mm短く、全幅が60mm狭く、全高が120mm低い全長4690×全幅1780×全高1490mm（2L）。レヴォーグの価格帯は1.6Lターボが266万7600～305万6400円。2Lターボが334万8000～356万4000円とアウトバックの価格はレヴォーグの1.6Lと2Lの中間だ。

パワートレーンはB4と同様、175ps／24.0kgmのFB25型2.5Lフラット6エンジン＋オートステップ変速付きリニアトロニックCVTを組み合わせている。

デフロック付きの本格派四駆並みの走破性AWDシステムはB4と同じアクティブトルクスプリットAWDだが、悪路走破性を高めるため、アウトバックには新たにヒルディセントコントロール機能付きのX-MODEを採用。このX-MODEは一部のタイヤが空転するような悪路でも、エンジンやトランスミッション、VDCを最適に制御することで、デフロック状態の本格的な4WDモデル並みの走破性を実現しているというから驚きだ。

最低地上高は200mm、斜面に乗り上げる時のアプローチアングルは19.8度（18インチタイヤ装着車）、斜面から平坦地に降りる時のデパーチャーアングルは23.7度を確保しているからラフロードでの走りも安心だ。

ラゲッジルームは容量、使い勝手も大幅に向上。ラゲッジ容量は先代に比べ39L拡大した559L。床面からのトノカバーまでの高さを拡大し、床面をフラットにしたことで、荷物の積みおろしがスムーズにできるようになったという。さらにサブトランクや耐荷重50kgという4個のカーゴフックに加え、今回から新採用となった、荷物などで手がふさがっている場合でも楽に開閉できるパワーリアゲート（リミテッドに標準）など装備も充実している。全幅1840mmという日本では大きすぎるサイズが気になるが、それを覆い隠すほどの魅力をアウトバックは持っていた。

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