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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29

レクサスHSは、さらなる「大人」への変化

しっかりとテコ入れを実施

これがマイチェン前:2009年7月のデビュー時はヒットモデルだったがだんだん影が薄くなってきたHS250h

これがマイチェン前:2009年7月のデビュー時はヒットモデルだったがだんだん影が薄くなってきたHS250h

【本記事は2013年2月にベストカーに掲載された記事となります。】レクサスブランド各車はそれぞれモデル変更時期に合わせてフェイスリフトを敢行し、「スピンドルグリル」を装着しているが、この年初一発目のマイチェンでハイブリッド専用セダンであるHS250hも大幅なフロントグリル変更を実施した。’09年7月の登場時にはレクサス初のハイブリッド専用車であり(トヨタ全体で見てもプリウスから2車種め)、また日本のレクサス車としては初めてのFF車であり、さらにはレクサス唯一の日本国内専用車でもある。手頃な価格感と全長4700mm×全幅1785mmという「ちょうどいいサイズ」がウケて発売後1カ月間で8600台を受注。月販目標である500台の17倍を記録した(この大ヒットには当時「エコカー補助金」の駆け込み需要が発生していたことも追い風となっている)。しかしそんなHS250hも同年10月に同車と兄弟車となるトヨタブランド版SAI、そして’11年1月には同じくレクサスブランドのハイブリッド専用車であるCT200hが登場することでその存在感は薄まってしまい、次第に月販目標である500台/月という数値に近づき、ここ最近はそれも割り込むようになっていた。今回のマイチェンではそんなHS250hにしっかりとテコ入れを実施し、レクサスブランドの裾野を広げる役割として活躍すべく実施するもの。

最大の変更点はやはり「顔」

リアフォルムは伝統的なセダンスタイルで特に変更はなし

リアフォルムは伝統的なセダンスタイルで特に変更はなし

◆最大の変更点はやはり「顔」さてそれでは発売後丸3年を迎えたHSのマイチェン内容を確認すると、やはり最大の特徴はフロントグリルの意匠変更といえる。CT、RX、GS、そして先頃マイチェンしたLSにも採用されている「スピンドルグリル」がこのHSにも装着された。これまでのHSはどちらかというと上質感を狙ったおとなしいエクステリアだったが、シルバーで加飾されたスピンドルグリルを採用することで一転してシャープな顔つきとなり、これまでの顧客層より若々しい層をターゲットにするようだ。そんな顔つきのイメージチェンジに合わせるかのように車高も10mm下がっており、低重心で踏ん張り感のあるフォルムとなっているのもポイントといえよう。またL字型のLEDフォグランプも採用し、これまたLSや(本誌P21~で紹介する)新型ISのデザインイメージもしっかり踏襲。なるほど今回のマイチェンの最大の目的は「レクサスらしさ」を身に纏うことなのだと実感する。

走行性能&燃費も改良

車体前後にパフォーマンスダンパーを採用

車体前後にパフォーマンスダンパーを採用

◆走行性能&燃費も改良今回の変更はエクステリアにとどまらない。ドライブモードに「SPORTMODE」を設定し、車体の前後にパフォーマンスダンパーを装着、さらにスポット溶接打点を追加することでボディ剛性を強化。これらの変更により街中での走行ではより引き締まった走りを実現している。さらにハイブリッドシステムを改良することで、JC08モード燃費はこれまでの19.8km/Lから20.6km/Lに向上している。

上質感にさらなる磨きをかけた

新設定された内装色のエクリュ。上質な乗り心地と落ち着いた雰囲気が◎

新設定された内装色のエクリュ。上質な乗り心地と落ち着いた雰囲気が◎

内装色にエクリュ、ブラック&ガーネット(バージョンL、バージョンIに設定)などを新採用し、オーナメントパネルには環境負荷を抑制する天然素材のバンブーや匠の手技により生み出された縞杢を設定。上質感にさらなる磨きをかけている。価格は装備の見直しなどもあり15万円アップ。月販台数も500台と変わらず。なお兄弟車であるトヨタブランドのSAIは現状のまま。本誌予想では2月中旬以降に(燃費向上とパフォーマンスダンパー装備の)マイチェンを実施するはず。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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