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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30

スポーツカーが売れれば日本は元気!! 面白いゾ!! 日本のホットハッチ スイフトスポーツ 売れてる~ッッ秘密に迫る

チューニングベース車としても好評!

スポーツカーが売れれば日本は元気!! 面白いゾ!! 日本のホットハッチ スポーツスイフト 売れてる~ッッ秘密に迫る チューニングベース車としても好評! 最近やたらと見るスイフトスポーツ。日本を代表するホットハッチの魅力に迫る!

スポーツカーが売れれば日本は元気!! 面白いゾ!! 日本のホットハッチ スポーツスイフト 売れてる~ッッ秘密に迫る チューニングベース車としても好評! 最近やたらと見るスイフトスポーツ。日本を代表するホットハッチの魅力に迫る!

【本記事は2012年9月にベストカーに掲載された記事となります。】チューニングベース車としても好評!最近やたらと見るスイフトスポーツ。日本を代表するホットハッチの魅力に迫る!スイフトスポーツが売れている。次ページでも紹介しているように、昨年12月13日に発売(CVTは1月26日)されて以来、ジワジワと販売台数を伸ばし、ついに1000台を超えた。オデッセイやbBより売れていることになる。コンパクトで軽快で扱いやすいスポーティモデルとして、以前から定評はあったが、こんなに売れている要因はどこにあるのかチェックする。

作り手の顔が見える真面目なクルマ作り

2代:2代目は’05年9月デビュー。1.6Lエンジンを採用し、5MTと4ATをラインアップした。AT比率は約3割

2代:2代目は’05年9月デビュー。1.6Lエンジンを採用し、5MTと4ATをラインアップした。AT比率は約3割

作り手の顔が見える真面目なクルマ作りスイフトスポーツの魅力を語る時、スーパーの生産者が表示されている野菜を思い浮かべる。農家の名前が出ているのは、その人が責任を持って栽培し生産したことを示すもので、安心が買えるというのがユーザーにとってのメリットだ。そのぶん価格は少し高い。スイフトはそれにとてもよく似ている。4輪技術本部商品第2カーライン長、竹内尚之さんがこのクルマを取りまとめた生産者≒開発責任者だ。そのスイフトスポーツだが、スズキが求めたのか、竹内さんが望んだのか。たぶん両方がいい具合にバランスした結果なのだろう。結果として『開発者の顔のわかるクルマ』になっている。かつて日本が最も得意としていたコンパクトカークラスは、今や凋落の一途を辿っている。その理由にハイブリッドカーの台頭を挙げる人もあるが、一番の理由はコンパクトカーに対するメーカーの立ち位置だろう。このクラスはどうしても価格が一つの性能になってくるので、コストを削るクルマ作りになっていってしまうのだ。装飾類は充分に豪華だし充実もしているが、中身はいかにコストダウンを図るかが開発のポイントだ。スイフトはというと、スズキという軽自動車主力のメーカーである点がほかと違うところだ。軽自動車メーカーにとって、コンパクトカーは高級車である。軽自動車については、コンパクトカー以上にコスト管理や規制による縛りが大きい。その軽自動車開発によって得た技術やノウハウを投入して出来上がったのがスイフトなのだ。もう一つ、現行スイフトおよびスイフトスポーツの売れゆきを後押ししているのは、先代スイフトの成功だ。乗り味のよさがユーザーから口コミで浸透し、コンパクトで質のいいクルマというイメージが出来上がっていた。2代目スイフトスポーツは、その期待を裏切らないクルマであったということだ。

元気な走りはむろん気持ちよさが伝わる

直列4気筒DOHC1958cc 136ps&13.6kgm 型式は前モデルと同じエンジンながら、可変吸気システムの追加などにより11psのパワーアップと燃費向上を果たした

直列4気筒DOHC1958cc 136ps&13.6kgm 型式は前モデルと同じエンジンながら、可変吸気システムの追加などにより11psのパワーアップと燃費向上を果たした

元気な走りはむろん気持ちよさが伝わるエンジンブロックやピストン、クランクシャフトなどにエンジンにはかなり強度的な余裕があるようで、そのすべての性能を使ってパワーを絞りだしているというわけではない。一つには、CO2排出量など環境性能への適合もあるのだろう。100kW≒136psは驚ほどのハイチューンというわけではないが、そのぶん低回転域からトルクがしっかり出ており、実用面での扱いやすさを備えている。それでいて、エンジンを回すと5000回転に向けてトルクが充実してくる。それを超えるとパワーが伸び上がっていく感触が前面に出てきて、NAエンジンらしいナチュラルで、気持ちいいエンジンフィーリングを作り出している。組み合わされるミッションは6速MTと、7速MTモード付きのCVT。MTはギア比がそれほどクロスしていない……つまりギアとギアの間隔が適度に開いているので、本格的なスポーツ走行だと少々物足りないかもしれないが、街中や山道で楽しく走るぶんにはシフト操作が忙しくなく、各ギアでエンジンの伸びが感じられる。その意味でわかりやすくオールラウンドの味付け、セッティングになっている。CVTは副変速機構(ギア)を付けることで変則比幅を広く取ることができ、フル加速では力強い加速を、また巡行では低い回転を使って燃費をよくする効果もある。先代スイフトスポーツのATからは大きく進化したCVTで、このCVTを追加したことでAT免許層も取り込んでいるのも、スイフトスポーツの売れゆきを底上げする要因になっていると思う。またマニュアルモードのシフトアップ、ダウンの歯切れがよく、モサついたCVTのフィーリングを上手く払拭している。MT、ATどちらでも走りの面白さが味わえるところが魅力のひとつになっていると思う。そして何よりも大きな要因になっているのが、このクラスでは飛び抜けて剛性のあるボディとしっかり作り込まれたサスペンションだ。サスペンションに関しては、ひとつ面白い話がある。スイフトとスイフトスポーツのリアサスペンションは違うのだ。スイフトが発表されたとき、リアサスペンションが軽量化され、やや華奢な印象になった。一般的には、追加車種のためにサスペンションを新作することはまずないので、スイフトスポーツの性能にはあまり期待できないのでは……と思っていた。ところがふたを開けてみればスイフトスポーツのリアサスペンションは新設計。聞けば限界域でちょっと足りないところがあったので新設計にしました。とのこと。「いや~、ずいぶんお金かかっちゃいました。」と言ったのは竹内さんだった。そんなノリでこだわってクルマを作っているのだから、乗って悪いはずがない。スイフトスポーツに乗ると、ただ元気に走るだけではなく、ハンドルを切った時の気持ち良さ、アクセルを踏んだ時の楽しさワクワク感がちゃんと感じ取れる。丹精込めてくつったクルマはその部分に差が出るのだ。ユーザーはちゃんとそれを知っている。

歴代スイフトスポーツ研究

初代:初代は1.5Lエンジンに5MTのみの設定だった。ハードセッティングのフットワークで軽快な走りが印象的

初代:初代は1.5Lエンジンに5MTのみの設定だった。ハードセッティングのフットワークで軽快な走りが印象的

歴代スイフトスポーツ研究初代スイフトスポーツは、スイフト誕生した3年後、2003年6月に登場した。スズキは’02年からジュニアWRCのスーパー1600クラスに参戦しており、そのベースマシンをイメージした刺激的なホットハッチがスイフトスポーツだ。オーバーフェンダーで武装し、レカロシートも装備する。サスペンションはハードに締め上げ、ブレーキも4輪ディスクにグレードアップされていた。軽快なフットワークとハンドリングを存分に楽しむことができた。1.5Lの直列4気筒DOHCエンジンもチューニングされ、気持ちよく回った。115ps/14.6kgmの実力だが、クロスレシオの5速MTとのマッチオングにより加速も冴えていた。スイフトは’04年秋にモデルチェンジ。2代目のスイフトスポーツがカタログに加わるのは’05年だ。ベース車は3ドアHBから5ドアHBになり、日常の使い勝手もよくなっている。エンジンはジュニアWRCと同じ1.6Lに拡大され、専用チューニングを施した。2速から5速をクロスさせた5速MTに加え、4速ATも用意されている。レスポンスは鋭いし、パワーフィールも軽快そのものだ。フットワークも冴えている。モンローのショックアブソーバーを採用、ヨーロッパ車のように操舵フィールが正確で、コントロールしやすかった。月販1000台突破!昨年12月にMT、今年1月にCVTがデビュー。両タイプがそろった2月以降の半年間でスイフトスポーツの累計販売は6024台、月販平均1004台となった。この手のモデルで月販1000台超は異例の好調ぶりといえるだろう。さらに、スポーツが加わったことによりスイフト全体の販売底上げも顕著な傾向となっており、いまやスズキの屋台骨を支える一台になった。

国産スポーツカー対決 スイフトスポーツか86か……あなたはどちらを選びますか?

スイフトスポーツ派 鈴木直也

スイフトスポーツ派 鈴木直也

国産スポーツカー対決 スイフトスポーツか86か……あなたはどちらを選びますか?スイフトスポーツ派 鈴木直也 VS 86派 国沢光宏鈴木→問答無用でスイフトスポーツ。公道でもサーキットでも、純粋に飛ばして楽しいのはスイフトスポーツ。クルマをコントロールする楽しみというのは、限界の境界線を上手に綱渡りして走ることだと思う。86はリアドライブだから、後ろを蹴って振り回す楽しみ方はあるけれど、限界域でコントロールするにはパワーもトルクも不足している。エンジンもシャシもトランスミッションも精錬度が低い。スイフトスポーツのほうが精錬度が高く、走って楽しい。国沢→相当迷った末、86を選びます。スイフトスポーツってクルマは魅力的なのだけれど、スズキが何のフォローもしていない。素材としてのクルマを作っただけで、盛り上げてくれないのだった。例えばラリーに出たくても出場するクラスで困ってしまう。当然のごとくアフターパーツだって少ないです。すべての点で86と対照的だと思う。標準モデルもエンジンフィールなどが地味。新車を買った時から競技まで、すべて楽しめる86は魅力的です。

スイフトスポーツはチューニングが楽しい!!

MonsterSportsモンスタースポーツ株式会社タジマモーターコーポレーションhttp://www.monster-sport.com/

MonsterSportsモンスタースポーツ株式会社タジマモーターコーポレーションhttp://www.monster-sport.com/

スイフトスポーツはチューニングが楽しい!!MonsterSportsモンスタースポーツ株式会社タジマモーターコーポレーションhttp://www.monster-sport.com/お馴染みモンスターにかかると、完成度の高いスイフトスポーツの能力がさらにアップされ最大限まで引き出せてしまうから不思議。サーキットからストリート走行まで、走りの楽しさを感じさせつつ、今まで蓄積されたモンスターのラリーやダートト経験をふんだんに織り込まれ、機動力の良さが加味されたクルマに仕上がっている。

TRUST

TRUSTトラスト株式会社トラストhttp://www.trust-power.com/

TRUSTトラスト株式会社トラストhttp://www.trust-power.com/

TRUSTトラスト株式会社トラストhttp://www.trust-power.com/トータルチューニングで定評のあるトラストが手がけるスイフトスポーツは、サーキットやストリート系での強さを生かして、よりエンジンのフィーリングをスポーティで、レーシィに、というコンセプト。ほかのメーカーとは一味違う味付けで、エンジンパーツを中心にしたラインアップが用意されている。とは言っても、エンジンコンピュータまで扱う大がかりなチューニングではなく、あくまでもライトチューンのフィーリングを楽しむ仕上がりとなっている。

HKS

HKSエッチケーエス株式会社エッチ・ケー・エスhttp://www.hks-power.cop/LEGAMAX Premium11万5500円:SUS304ステンレスと業界初の「Advantexグラスウール」を消音材に採用し、上質の存在感とスポーツ性能を併せ持つ

HKSエッチケーエス株式会社エッチ・ケー・エスhttp://www.hks-power.cop/LEGAMAX Premium11万5500円:SUS304ステンレスと業界初の「Advantexグラスウール」を消音材に採用し、上質の存在感とスポーツ性能を併せ持つ

HKSエッチケーエス株式会社エッチ・ケー・エスhttp://www.hks-power.co.jp/排気音こそノーマルと変わらないが、テール部のチタン材とステンレスの併用で存在感あるテールを実現し、上品なイメージを醸し出す。

CUSCO

CUSCOクスコ株式会社キャロッセhttp://www.cusco.co.jp/

CUSCOクスコ株式会社キャロッセhttp://www.cusco.co.jp/

CUSCOクスコ株式会社キャロッセhttp://www.cusco.co.jp/名門キャロッセの血が流れるブランド。ラリーやジムカーナのノウハウを生かし、ボティ剛性とサスペンションを向上させたうえで、エンジンパワーをダイレクトに路面へ伝達させるチューニング手法だ。ボディのしなり感よりも、路面とのダイレクト感を求めるドライバーにとっては、かなりフィーリングがマッチするクルマに仕上がるはずである。

TEIN

TEINテイン株式会社テインhttp://www.tein.co.jp/

TEINテイン株式会社テインhttp://www.tein.co.jp/

TEINテイン株式会社テインhttp://www.tein.co.jp/ノーマルのバランスのいいボディ剛性や乗り心地性能に配慮しながら、プラスアルファの足回りを追求している。特に走行時のコントロール性能を引き上げ、ドライバーが思い通りに走れるセッティングが持ち味で、スイフトスポーツの魅力をよりいっそう引き立てる。スイフトスポーツ ワンモア情報ボディカラーは上の写真の6色が用意されている。不動の人気色トップは、イメージカラーでもあるチャンピオンイエロー。スイスポといえば黄色だが、白もブルーもけっこう見るかな。車両重量1050kg(MT)で最高出力136ps。パワーウエイトレシオは7.72だ。86の6.25、ロードスターの6.88にあと一歩だが、これは充分な数値。ヴィッツ1.5RSは9.45だし、ゴルフTSIだって8.38だ。スイフトスポーツは、1グレード1プライス。価格はミッションの違いだけで、メーカーオプションもわずか1品しか用意されていない。それがディスチャージドヘッドランプ。価格は6万3000円。ヘッドライトが変わるだけで、フロントデザインの印象も変わるから面白い。これは購入時に悩みますぜ。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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